2023年への年への抱負を述べる前に、昨年ご縁を頂いた各地の友好協会とのご縁を振り返りたいと思います。
国交正常化50周年という節目の中、「自分のできる事で、民間交流の役に立ちたい」と、各地の日中友好協会様に「出張公演」の提案をさせてもらいました。
最初に実現したのは東京都北区日中友好協会主催、変面ショーと中国伝統芸能の講演会でした。鑑賞者から後日熱心な感想が届き、嬉しかった事を覚えています。
本格的な夏を控えた7月下旬、群馬県日中友好協会主催の記念事業で変面ショーを。終始暖かい歓迎と、活動を支える会員の方々の熱心な姿に、私自身も触発されました。
中秋節近くの9月には三重県日中友好協会主催の日中友好コンサートへ。会場を埋める約400名の観客の活気と他出演者の多彩な演目に、私もエネルギーをもらいました。
秋も深まる10月、出身地:安徽省と友好提携を結んでいる高知県を初訪問。高知県日中友好協会主催の記念公演で変面ショーと安徽省の地方劇「黄梅劇」のミニセミナーを行いました。帰りには高知城に連れて行ってもらい、短い時間で高知の人・遺跡の魅力にも触れることができました。
11月には在住する千葉県日中友好協会主催のイベントに複数回呼んで頂き、中国語を勉強する学生達や地域の方々に、間近で鑑賞してもらう機会を設けて頂きました。
これらの交流を通じて強く感じたことは、コロナ禍でここ数年停滞していた「対面交流の重要性」です。ここ数年、オンラインでの交流も試みてきましたが、実際に人と人とが会ってお互いへの理解を深め、同じ空間を共有する事の貴重さ・インパクトを今回改めて感じました。お世話になった皆様、本当に有難うございました。
2023年は日本全国、更に多くの日中友好協会の皆様の文化交流のお手伝いができるよう、兎のように飛び回りたいと思います!
文◎王文強(おう・ぶんきょう 変面役者)