今どきのペット

大家好、麻雀スズメのＮＡＮＡだよ。今、若者の間であるものを「飼う」のがひそかなブームに。散歩をしたり、エサをやったり、糞を処理したり……ペットを飼うのに疲れた若者が選んだ新しいペット……なんとそれは「石」！ 今回は若者が夢中になるペット石について紹介するよ。

データによると、８月、淘宝（タオバオ）での「ペット石」の販売数は前月に比べて246％増、石を売るお店は去年に比べて10倍に増えたそう。ＲＥＤ（小紅書）で「ペット石」と検索すると、養子縁組、レクチャー、初心者、置物などを含む15のキーワードが表示されたよ。

石を飼う人が増えるにつれて、石の売買をめぐる市場や、石を育てる情報を提供する若者のコミュニティも増えているよ。

でも若者はどうして石を飼うことにしたんだろう？ その理由をいくつかまとめてみたよ。

一つは、石を自分好みに「育て」たり着飾る楽しみ。石を手に入れた後、一番重要なステップはその石に目や眉毛、鼻をくっつけて顔を作り、名前やキャラクターを設定してあげること。また、出かけるときはよそ行きの服を着せたりリボンをつけたり、夏は麦わら帽子をかぶせたりと状況やシーン別に色々変化させることもできる。

二つ目は、石が寄り添ってくれる癒しと安心感。小動物のように死ぬことも主人から離れることもなく、生活に安定感を与えている存在であること。

三つ目は、世話に手間がかからないこと。石は餌を与える必要がないためとても楽。でも、「飼育マニュアル」や「訓練マニュアル」でどのように石を育てるのかきちんと学んだり、清潔で風通しがよい生活環境を整える必要があるんだって。

そして四つ目、コストが安いこと。ネット上では一個10元～30元くらいで販売されているけど、もし海辺で拾えばコスト０。自分だけの石に出会うのも縁なので石の良しあしは価格と関係ないみたい。

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若者が石を飼う理由はやはり、低コストかつ精神的・情緒的な価値を提供してくれるから、のようだね。自分好みに見た目や性格をカスタマイズできるのも人形やぬいぐるみと異なる部分なのかもしれない。庭や浜辺に転がっている石が、ビジネスチャンスにもペットにも成りうるのが面白いね。じゃあ、次回をお楽しみに。