大家好、麻雀スズメのNANAだよ。秋も深まる10月、この季節の旅は何と言っても美味しい旬の食べ物が楽しみの一つだよね。
最近、若い旅行者に人気の美食スポットとして、「ハエ小料理屋」がブームになっているよ。このハエは「映え」ではなく「蠅」! 今日はその「ハエ小料理屋」が(以下、略して「ハエ屋」)の人気の秘密を紹介するね。
「ハエ屋」とは、町の片隅や道沿いにある、「小汚い」けど安くて美味しいご飯を出してくれる小料理屋さんの総称で、地域色が強いメニューが特徴。各地の文化や特色ある麺類や、地元の食材を使い、地元民から長年支持を得ているご飯やおかずを提供する町の飯屋的存在!
例えば、江西の「ハエ屋」は独特の風味がある江西式炒めもの、宿遷市泗洪県では、つぶしニンニク豚足、成都海椒市東街では、冒菜、火鍋、マーラータン。韶関のある「ハエ屋」は、定番の看板料理である酸筍タニシ等が人気。
若者や地方からの観光客が「ハエ屋」を選ぶ理由は、何と言ってもコスパが高い地方の美食経験ができるから。お店は一般的に夫婦経営で、装飾が簡素、価格も庶民的。長く地元に根付いているため、口コミがよく、本場のご当地グルメが手軽に楽しめることが魅力。
また、美味しい隠れ「ハエ店」を発掘するのも旅の楽しみの一つ。「ハエ店」はチェーン店には無い、その希少性と独自性が魅力。にぎやかな野菜市場や歩行者天国の裏、路地の中に隠れた「ハエ店」を探すことは、若い観光客の探索意欲を引き出し、好奇心を刺激する新鮮な体験となっているよ。
さらに、「深夜食堂」のように人情味に満ちていることも若者を引き付けるよう。オーナーと客の距離が近く、粗末な内装がかえって家の暖かみを醸し出していることが、旅行者をホッとさせるのかもね。
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若者の「ハエ屋」実体験はSNS拡散によって広がり、お店は地方の人気店となり、さらに多くの地方観光客を引き付け、地方美食の全国的認知度が上がっていく……。近年話題になった天水マーラータン、淄博BBQなども「ハエ屋」の流れからブームになった例だよね。飲食チェーン店が増えても「ハエ屋」はずっと残ってほしいな。じゃあ、次回もお楽しみに!
北海道出身、北京在住。清華大学MBA修了