大家好!ひと足先に「食欲の秋」を楽しんでいる麻雀スズメのNANAだよ。安くて手軽で美味しいランチは、季節や場所を問わず、皆の関心事だよね。最近、スーパーマーケットが若者のランチの新しい選択肢になっているみたい。今回はスーパーマーケットの新たな試みについて紹介するよ。
オンラインでの消費活動が定着し、若者離れが続く伝統的なスーパーマーケットはかつてない挑戦に直面していて、統計によると、2024年上半期、中国全国のスーパー閉店数は130店以上にのぼるそう。若い消費者を呼び戻すため、大手スーパーは新しい成長点の模索に乗り出し、店内に自営の「食堂」を取り入れ始めているよ。
今年の初め、永輝スーパーが福州の一部の店舗で永輝食堂を始めたことを皮切りに、大手チェーンスーパーの物美も遅れを取らず、今年6月に北京海淀区に初の「物美大食堂」をオープン。物美大食堂は2種のバイキングを提供していて、一つは、麺やお焼き、マントウ、チャーハンなどが好きに選べる炭水化物バイキング13元(執筆時のレートで約260円)。もう一つは20種類以上の温菜、冷菜のほか、主食や果物、デザートなどが選べる惣菜バイキング19・9元(約400円)。昼食と夕食の時間帯に分けて提供され、鶏もも肉焼きやミートボールなどの一部の料理は数量限定、売り切れ御免で補充無し。
この大食堂はランチタイムになると150席の食事エリアがほぼ満席状態で、今や付近のオフィスビルで働く若者に人気のランチ食堂となっているみたい。
また、アリババ系のHEMAスーパーでは、2017年に率先して店内にイートインを導入し、新鮮な魚介類をその場でさばいて調理、飲食できる新しい形態を取り入れたけど、最近は量り売りのお惣菜も販売していて、お値段はお肉も野菜もすべて100グラム6・56元(約130円)。
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スーパー食堂の魅力は何といっても、そのサプライチェーン優位性や食材の有効利用を生かした価格の安さとお得感。コストパフォーマンスを重視し、理性的な消費を求め出した若者のニーズを満たしていると言えるね。若者のライフスタイルに定着させるには、現行のオンライン出前注文+配達の便宜を超えるサービスやオフライン体験が大事になってきそう。じゃあ、次回もお楽しみに!
北海道出身、北京在住。清華大学MBA修了