日本、中国、韓国、北朝鮮の子どもたちの絵画を一堂に展示する第9回「近隣4ヶ国児童絵画交換展 in 三浦半島」が、2024年12月20日から22日まで横須賀市文化会館市民ギャラリーで開催された。
展示された作品は横須賀市や逗子市、三浦市などの学校や絵画教室から集まった日本の子どもたちの作品148点、中国の子どもたち21点、韓国の子どもたち20点、北朝鮮の子どもたち46点(うち横浜朝鮮初級学校16点)の合計235点。この交換展は横須賀日中友好協会の原田章弘会長が代表を務める実行委員会が主催し、各市の教育委員会が後援。
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20日の開会式では、原田代表があいさつ、来賓の中国大使館政治部の郭曉涵参事官、在日本朝鮮人総聯合会神奈川県本部常任委員会の髙行秀委員長、神奈川県日中友好協会の三浦修専務理事が祝辞を述べ、テープカットが行われた。
その後、原田代表が郭参事官らを案内。原田代表からは、「東アジアでは緊張した状況が続いている。子どもたちを通じて平和や友好の芽を育てたい」と語り、郭参事官は「子どもたちが絵を通してお互いに学び合い友情を育むこの交換展を、民間のボランティアで行っていることに注目している」と応じた。
(神奈川県日中友好協会専務理事 三浦修)