「70后」の青春が蘇る!
10月8日に、有明の東京ガーデンシアターでの姜育恒の初来日コンサートを観にいきました。
会場は8千人収容、一番高い席は55,000円とオペラ並のお値段ですが、満員。会場周辺から中国語が飛び交い、観客の9割は中国人ではなかったでしょうか? さらに台湾や北京、上海からのツアー客も来ていて、とうてい日本とは思えない状況。
彼は歌手生活40年で初めての日本公演ですが、デビュー前に3ヶ月東京で働いたことがあり、そのせいか日本に対する思い入れが相当深いように見受けられました。
観客の大半は「70后」(1970年~1979年生まれ)。日本のコンサートでは考えられないくらい、10曲以上も合唱。きっと彼ら彼女たちにとっては青春の時の思い出なのでしょう。僕も2000年代初めの北京駐在時代に彼の歌に接し、その情感あふれるメロディと時として切なくなるような歌詞に魅了され、長渕剛の「乾杯」のカヴァー曲である「跟往事干杯」を含め何曲も歌ったことを思い出しました。
彼は最初からずっと日本語を話さなかったけれども、谷村新司の「昴」と長渕剛の「とんぼ」は日本語で熱唱。それも、昨年亡くなった谷村新司のちょうど命日の日に歌うとは!!
彼は来年また日本に来るそうなので、また行きたいものです。
(東京都日中友好協会 森岡浩美)