「魯迅仙台留学120周年」記念行事を開催

2024年12月1日号 /

宮城県日中友好協会を中心とする「市民の会」及び新潟総領事館、東北大学による「魯迅仙台留学120周年」記念の諸行事が宮城県仙台市内で盛大に行われました。

10月28日午後から仙台市博物館横の「魯迅の碑」で魯迅の孫である周令飛ご夫妻、周令一、周寧さん等約150人が参加し、記念撮影、献花式を行いました。市民の会を代表し、県協会・佐々木謙会長、仙台魯迅先生顕彰会・郡和子仙台市長、中国大使館・杜柯偉・教育部公使参事官(呉江浩大使の代理)等があいさつし、周令飛・魯迅文化基金会会長から、毎年行われてきた献花式に感謝しつつ「魯迅、藤野先生の民俗を超えた貴重な関係を大切に、日中両国の相互理解と友情を深めていきましょう」とあいさつがありました。更に王昌竜氏による、魯迅の故郷の曲の中国竹笛での演奏もありました。

献花式であいさつする魯迅の令孫・周令飛氏

また国際センターに会場を移した「120周年の集い」では、周寧さんのあいさつ、「藤野先生と魯迅」(あわら市日中友好協会・大代紀夫会長)、「魯迅の仙台留学」(市民の会・車田敦代表幹事)の講演が行われました。この後、新潟総領事館(崔為磊総領事)主催による新潟・福島、山形・宮城4県の「友好団体交流会」がもたれ、各県の活動の一端が紹介されました。

29日は東北大学主催の「記念ワークショップ」「レセプション」が行われ、東北大学・冨永悌二総長のあいさつや周令飛会長との記念品交換も行われ、あわせて東北大学邦楽部による演奏もあり、終始にぎやかな歓談の場となりました。

(宮城県日中友好協会)