中国駐大阪総領事館主催の中日友好書道展の開幕式が、七月十七日、京都市国際交流会館で盛大に開催されました。この書道展は、杭迫柏樹、森清範の両氏を始めとする日中の有名書道家四十一人が、それぞれの書体で「敬隣永安」の四文字を書き上げ、日中友好への新たな一章を記すことを目指すものでした。
冒頭、一五〇人の参加者を前に薛剣総領事が基調講演を行い、日中両国は二千年以上に及ぶ交流の歴史と、漢字に代表される文化的繋がりを持つ近隣国として、互いに敬意と善意を抱くことで、平和的共存と長期的に安定した関係を維持しようと呼びかけました。
続いて挨拶に立った、杭迫柏樹、傅巍(京都国際芸術文化交流センター会長)、張敏(杭迫柏樹書芸館館長)、則竹秀南(妙心寺住職)の各氏からも、東アジアの伝統文化の担い手としての日中両国の親密性について熱い思いが語られました。
開幕式の後は、四十一作品の展示された会場に移り、「敬隣永安」の文字の並ぶ前で、日中両国の文化交流の大切さについて、和やかな中にも真剣な議論が交わされました
(京都府日中友好協会 趙端)