田岡新宮市長が中国大使館を訪問し丁玥中国大使夫人と会談

2024年9月1日号 /

徐福が探し求めていたと言われる不老不死の霊薬「天台烏薬」の木が、中国大使館の庭に植えられていることを本紙7月号でお話させていただきましたが、植えられたお一人の田岡実千年新宮市長とその一行が中国大使館の招きで8月1日大使館を訪問し、丁玥中国大使夫人と会談されました。大使館からは陳諍文化部公使参事官と張漪波政治部公使参事官が同席され、私もいきさつ上同席させていただきました。

左より3人目 丁玥大使夫人、隣り 田岡新宮市長

会談は終始和やかな雰囲気で進行し、話題は「熊野徐福万燈祭」に。熊野地域は徐福渡来伝承地の一つとして有名で、新宮市内には「徐福の墓」や「徐福の宮」があり、市は徐福公園を整備するなど徐福の文化・観光に力を入れています。そうした一環で、8月12日・13日には「世界遺産登録20周年記念熊野徐福万燈祭」を開催するとのこと、田岡市長より皆様も是非お越しくださいと案内されました。

13年ぶりに「天台烏薬」の木にも再会

次の話題は「天台烏薬」。「天台烏薬」の葉っぱからは、お茶やお酒、入浴剤・石鹸、化粧品などが作られ商品化されています。丁玥大使夫人からは「化粧品は日本のメーカーですか」の質問もあり、会談は大変盛り上がりました。

最後に丁玥大使夫人の案内で庭の「天台烏薬」の木を見学。田岡市長にとっては13年ぶりの再会でしたが、小さな苗木が今では3メートルを超えている姿に感慨深げでした。

楽しいひと時でしたが、徐福に関わる私としては、徐福を通して交流が深まっていることが何よりでした。

(理事・全国女性委員会委員長 田島孝子)