2023年11月6日夕刻、北京での歓迎晩餐会や翌7日の交流会議を終えて、関西ブロックは8日の中国外交部の表敬訪問を皮切りに、中国共産党歴史展覧館の視察後、中日イノベーション共同モデル区を訪れ、日本企業と協力して新事業に取り組んでいる説明を受ける。
9日には、万里の長城の居庸関に登った後、頤和園を訪れ清朝末期の西太后の往時を偲ぶ。夜には長安大劇場にて京劇を鑑賞。
10日には雲南省昆明に移動し、雲南省対外友好協会幹部との懇親会で友好を結んだ後、少数民族の演劇「雲南映像」を鑑賞。
11日、雲南省民俗村にて少数民族の文化に触れ、ユネスコの世界記録遺産の東巴文字について学ぶ。
その後、石林ジオパークに足をのばし古生代の石灰岩の造型地形の天然の博物館に親しむ。弥勒市のホテルでは紅河州の副州長と友好を深める。
12日には、開遠市の国家現代農業産業園を訪ね、菊の新種改良に取り組む知花小鎮の水耕栽培ハウスを見学した後、雲南ベトナム鉄道の碧色寨駅を視察し、一路山深い元陽県へ。
13日、世界文化景観遺産の哈尼(ハニ)棚田を眺望し、阿者科村に入り、村人たちとの友好を深めた。
午後には建水県に移動し、紫陶器の工房に立ち寄った後、富豪の住宅建築である朱家庭園と孔子を祀る建水文廟を訪れる。
夜は、紅河州や建水県政府幹部との送迎宴で友好訪問団最後の中華料理に舌鼓を打ち、日本での再会を約しあい、翌朝の昆明・上海の空路で、帰国の途に着き、団員21名無事に日中友好のミッションを果たす。
なお、田中彰寿団長からは雲南省政府をはじめ各地の自治体政府関係者に「お互い素人ながらの写真作品を持ち寄り、記念のカレンダー制作や写真展の開催を」との提案に対し、各地の対外友好協会幹部から賛同の意の表明があり、今後具体化することを約しました。
(和歌山県日中友好協会 会長 中 拓哉)