全国の青年委員会、オンライン交流会 日中友好と平和を考える

2023年10月1日号 /

都道府県を超えて青年委員会メンバーが集合

全国青年交流会が8月13日(日)、全国青年委員会と東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の青年委員会共催で、オンラインにて開催されました。全国青年委員会の伊藤洋平委員長は挨拶の中で、各地の活動とそのノウハウを共有することで、お互いの活動が活性化することに期待を寄せ、各地の青年委員会がスムーズに活動できるよう、サポートしていきたいと述べました。

交流会には群馬、千葉、埼玉、東京、神奈川、奈良、熊本の7都府県の代表が参加し、各地から活動紹介がありました。神奈川県ではお花見パーティや日中書道交流会を、奈良県ではゲーム交流や中国人留学生と地元の観光地を訪れる会を開催。各地さまざまな形で、日中青少年の交流や文化体験、中国関係のビジネス講演会など開催し、今後の展望についても意見交換し情報を共有し合いました。

2022年に設立された、奈良県日中友好協会青年部の活動紹介

続いて日中平和友好条約締結45周年となる本年、次代を担う青年がこれからの日中友好・平和について考えようと、グループ単位でディスカッションを開催。今の日中関係はどんな状態か、日中の友好・平和とは何か、どんな状態を目指すべきかについて討議。日中友好協会の青年世代である私たちだからこそできることや、具体的にどのような活動を企画して両国の友好・平和を促進したいか、それぞれの経験や学びを通して話し合いました。その中で「平和は最低限守らなければならない状態であり、その上にある友好を築くために、相互理解が必要」「一対一の友好が拡大する事で、両国の平和、その姿が模範となり世界の平和にもつながるのではないか」「日中不再戦という元来的な日中友好の意味を守るため、長く携わっている先輩方から継承すべき事を学びながら、青年らしく時代を捉えた企画を進めるなど、バランスをとって活動できたらいいのではないか」など、様々な意見が出ました。

グループ交流の様子

ディスカッションの後は、小グループで自由交流会を行いました。各県で感じている課題や、県を越えた青年委員会の横のつながりを活かして今後取り組みたいことなど、ざっくばらんに話し合い、和やかに終了しました。

(東京都日中友好協会青年委員会 副委員長 山下美紀子)

 

*全国青年委員会については、こちらをご参照ください。