(公社)日中友好協会は2022年6月16日~7月15日、日中国交正常化50周年を記念して「歴史的に意義があるもの」「近年の日中間の交流の様子がわかるもの」「思い出の旅行」等の写真を会員・読者から募集しました。
ご応募くださいました皆様、誠にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
厳正な審査により選ばれた作品を発表いたします。
最優秀賞
宮城県 白井省三さん
・作品について一言
私が北京駐在中(2006‐2012)の2011年12月25日に野田総理が訪中して人民大会堂で中国政府の歓待を受けました。 その際に、天安門前の通りには日本と中国の国旗が掲揚され感激しました。今年9月29日の国交正常化50周年でもこのような光景を期待したいです。
・審査員講評
撮影者の気持ちそのもののような、雲ひとつない晴れわたった空を背景に、両国の国旗が引き立つ見事な構図。当時の感激も応募時の願いも含めて、広く共感を得られる作品である。
優秀賞
福島県 國分憲一さん
・作品について一言
草原の祈り
・審査員講評
風になびく祈祷旗。五色が空に映え、ずっと見ていても飽きない美しさがあり、一瞬で魅了された。
シンプルなタイトルからも、そこに生きる人々への想像力がかき立てられる。
NPO法人 三重県日中友好協会
・作品について一言
周恩来総理との集合写真(1971年)
日中国交正常化の前年、日中友好協会三重県本部第一次訪中団が北京を訪問。周恩来総理と会見。
・審査員講評
日中国交正常化前に一般人が訪中するには、煩雑な手続きを要した。苦労して三重県からやってきた訪中団を、周恩来総理が歓迎してくれた様子がわかる貴重な写真。
日中国交正常化は、政治的指導者だけが成し遂げたのではない。民間の力が大きく作用したのである。我々は、こうした歴史の延長上に生かされている。
佳作
岩手県 工藤昌雄さん
「1992年10月 宮古市日中友好開院式」
宮古日中協会は、山東省の煙台市へ人工透析器を寄贈したご縁で長年の交流があり、現在、宮古市と煙台市は姉妹都市になっています。岩手県では、一番日中交流が盛んだと思います。
三重県 草深 茂さん
《古い町並み古い旅館》
青海省湟源県の古い町並みで古い旅館を発見!看板には「インターネット、シャワー完備」奥には「手打うどん」と表示!
大阪府 玉置博計さん
「美女軍団の魯迅公園精武会訪問」以前にお世話になった精武会の老師・友人達を上海に訪問しました。その際には、三角旗を戴きました。
石川県 高橋 明さん
共同の愛好
写真は石川県金沢市『彩霞アンサンブル』二胡教室合同発表会の皆さん、生徒はほとんど日本人です。
東京都 佐藤楊子さん
中国初大西北の旅
特別賞
東京都 谷口広樹さん
「フゥと佐助の東方犬聞録 祝国交五十周年」
両国の井戸を掘った人々の汗と涙と流れた血を私は決して忘れない。後世に繋ぐ為、このアニメを制作します。
【審査員全体講評】
本企画第2弾・写真部門には、日中国交正常化前から今日までのとびきりの一瞬をおさめた計39点が寄せられた。いずれも甲乙つけがたく、また日中友好へのそれぞれの思いが感じられ、選考に苦慮した。
素敵な作品をありがとうございました。なお、思いがけずアニメ作品も寄せられ、検討した結果あわせて紹介させていただきます。
(公社)日中友好協会 日中国交正常化50周年記念企画 審査委員長 大薮二朗