(公社)日中友好協会主催の「第37回全日本中国語スピーチコンテスト全国大会」が1月12日、東京・文京区の日中友好会館で開催されました。地方大会を勝ち抜いた22人が出場し、高校生・一般・大学生の3部門に分かれ〝中国語の力〟を競い合いました。最も優秀な人に贈られる日中友好協会会長賞には愛知県の公務員・山真以さんが選ばれました。
大会は、外務省、文部科学省、中国教育省、NHKなどが後援。当日は聶佳・駐日中国大使館参事官ら来賓をはじめ、出場者の家族や友人など約200人が観覧し、朗読部門入賞者による発表会も行われました。
5分間のスピーチと質疑で審査され、高校生部門では、中国ドラマをきっかけに中国語を学び始め、「小さな幸せの積み重ねにより日常生活にあるストレスを緩和していく」と流暢な中国語で語った神奈川県の白鳥悠悠美さん(県立小田原高等学校1年)が、大学生部門では、自身の中国留学経験から感じた日中友好への道について力強く語った兵庫県代表の鐘築拓也さん(神戸市外国語大学3年)がそれぞれ第1位に輝きました。
また、一般部門は、愛知県の公務員の山真以さんが第1位となりました。現在育休中で中国語学習を続けている山さんは、日中両国の若い世代が観光を通じ交流を積極的に図ることの重要性を訴えました。各部門第1位の3人には副賞として中国研修旅行が中日友好協会から贈られ、協賛の全日空から航空券が提供されました。
スピーチコンテストは、1983年に「弁論大会」として始まり、以来協会の中国語普及事業の一環として継続して開催されています。中国語学習者に対し学習成果を披露する機会を提供しています。