当協会は1974年から毎年中国に留学生を派遣しており、この度、50周年という節目を迎えたことを記念して、8月11日（日）に東京・文京区の日中友好会館にて「中国政府奨学金留学派遣事業50周年記念講演会・同窓懇親会」を開催いたしました。
芥川賞作家・綿矢りさ氏による記念講演会
記念講演会では、最新刊『パッキパキ北京』（集英社）で中国での生活を鮮やかに描いた芥川賞作家の綿矢りさ氏をお招きし、ご講演いただきました。綿矢氏は、中国で過ごした日々や中国文化への思いをユーモアを交えながら語ってくださいました。質疑応答の時間には、参加者からの質問に一つ一つ丁寧に答えてくださり、会場は温かい雰囲気に包まれました。
「中国留学友の会」同窓会
公費留学生のOB・OGで組織する「中国留学友の会」の同窓会は、毎年恒例で8月11日の山の日に開催されます。同窓会には、幅広い年代の中国留学経験者が集まり、留学時代の思い出話に花を咲かせていました。途中、中国語だけで会話するよう司会者に求められた同窓生たちは、苦笑いしつつも、留学で培った見事な中国語を仲間たちに披露していました。
900人を超えるOB・OGが社会で活躍
当協会が派遣した公費留学生は、これまでに900人を超え、ビジネス、学術、文化など、様々な分野で活躍しています。多くの留学制度が存在する中、当協会のように、半世紀にわたる歴史と、幅広いネットワークを持つ同窓会組織を持つことは非常に稀です。今後とも当協会は、半世紀以上にわたる歴史とOB・OGによる広範なネットワークを活かし、留学生の派遣事業に積極的に取り組んでまいります。中国留学に興味のある方は、こちらもご参考ください。
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