孔鉉佑駐日中国大使が第11回定時総会に出席されました

6月19日午後、孔鉉佑駐日中国大使が当協会の第11回定時総会に出席されました。

孔大使はスピーチで、

「本当に懐かしい。今日は、日本の先輩方にお会いできて本当にうれしい。最初に日本に来てから30年あまり。大阪総領事館勤務。当時はバブルでした。後の東京勤務時代にはバブルが崩壊。国全体が自信を失っていたのが印象に残っています。そして日本を離れてのベトナム勤務を経て、8年ぶりに戻って来ました。この先何年になるかわかりませんが、在任中は責任と使命を肝に命じて、がんばって参ります。」

「スピーチ、長くなっていいですか? いろいろなところで聞かれるのが、今後の中日関係についてです。より健全な関係になるには、安倍首相も提唱された、競争から協調の精神が大事です。また、世界第2、第3の経済大国の中日両国は、現行の自由貿易体制の受益者として、これを堅持していかなければなならいと思います。アジア地域がまとまるか否かも中日の関係次第と言えるかもしれません。今までわれわれは日本と様々なレベルで関係を築いてきましたが、最も大事なのは民間交流です。今の日本との関係を見るに、50年代から始まった民間交流が、国家間の関係を支える上でいかに大切であるか、つくづく認識させられました。それは一方の中米関係を見ればよくわかると思います。私は、皆様の友好活動に感謝し、これからも側面支援しつつ、新しい中日関係構築のためにいっぱい汗をかいて参ります。」

と、今後の日中関係についてや自らの抱負を話されました。