第3回日中大学生スピーチ交流会を開催しました

(公社)日中友好協会は2023年10月8日、東京・虎ノ門の中国文化センターで「日中平和友好条約締結45周年記念 第3回日中大学生スピーチ交流会」を開催しました。

交流会では日本人、中国人が二人一組の学習パートナーとなってオンラインで交流・学習し、中国語(日本人大学生)と日本語(中国人大学生)のスピーチ文を作成。全国76人の応募者から選ばれた日中の大学生16人が発表しました。

本年は外務省と中国大使館教育処の後援、中国文化センターの協力、花西子Florasis(フローラシス)の協賛を受けて実施。筑波大学・上智大学講師の小田玲実さん(千葉県日中友好協会青年委員会代表)、日中友好協会アリアケジャパン奨学金OBの張力さんが審査員を務め、過去の参加者5名がボランティアとして協力しました。

(左から)審査員の小田玲実さん、張力さん

 

開催に先立ち、当協会の橋本逸男副会長が主催団体を代表してあいさつし、日中平和友好条約の意義を説明しました。

橋本逸男副会長

来賓の外務省アジア太洋州局中国・モンゴル第1課の亀井啓次地域調整官は自身の中国語学習体験を交え「若者の交流が両国に重要な役割を果たす」と激励し、中国大使館教育処の張琼琼一等書記官はこれまでの両国の交流の成果を踏まえ「青少年交流を一貫して促進したい」、中国文化センターの羅玉泉センター長は自身の留学体験から「価値ある取り組みを積極的に応援したい」と述べました。

外務省アジア太洋州局中国・モンゴル第1課 亀井啓次地域調整官

中国大使館教育処 張琼琼一等書記官

中国文化センター 羅玉泉センター長

 

交流会のメインテーマは「日中の共通課題を一緒に考えよう」で、大学生は3カ月にわたる相互学習の成果を発表しました。ジェンダーや多様性などの問題を体系的に考察し、その解決策を示した内容が多く、それによって実現する両国の未来を真剣に考えた様子がどのスピーチからも感じられました。

スピーチや質疑応答の様子

 

閉会式では当協会の伊藤洋平理事(事務局長、全国青年委員会委員長)が「本交流会への参加を契機に、それぞれが活動を継続し、日中友好に活かしてほしい」と参加学生を労りました。

伊藤洋平理事(事務局長、全国青年委員会委員長)

 

表彰式で橋本副会長(左)から賞状を受け取った日中の学生

【受賞者】

◇日中友好協会賞
林 彦妤(筑波大学大学院)「日中交流:偏見を乗り越え、相互理解へ」
久保田沙映(神戸市外国語大学)「中日大学生的就业现状:差异与未来合作的展望」

◇外務大臣賞
王 珂禕(武蔵野大学)「日中の学歴社会の形成と就職問題」
平林菜々香(京都産業大学)「实现性别平等的未来」

◇中国大使館教育処賞
仇 英嬌(日本大学)「〜相続制度から見る〜中国と日本間の法律の違い」
里見麻佑子(東京理科大学)「关于在日本和中国的太阳能板普及」

 

主催:公益社団法人日本中国友好協会
後援:外務省 中国大使館教育処
協力:中国文化センター
協賛:花西子Florasis

*日中大学生スピーチ交流会の概要はこちらをご覧ください

交流会後、参加した学生、ボランティアらが記念撮影