「CJK Future Fair(日中韓未来フェア)」に出展しました

(公社)日中友好協会は2月10日(金)、日中韓三国協力事務局(TCS)主催「日中韓ユースデー」の会場で行われた「CJK Future Fair(日中韓未来フェア)」において、中国留学や交流事業を紹介するブースを出展しました。

日中韓ユースデー

日中韓三国協力事務局(TCS)は2月10日(金)、日中韓青少年交流ネットワーク(TYEN)の立ち上げを記念した式典「日中韓ユースデー」を開催しました。

日本国外務省や中国、韓国の在日公館、国際交流を推進する団体、日中韓の友好協会や大学、CAMPUS Asiaの卒業生など、各方面から参加し、東京都内の会場には約100名が出席しました。

また、ライブ配信を通して約300名が視聴参加しました。

 

TCSの欧渤芊事務局長は開会のあいさつの中で、「強い若者がいるところに、強いアジアがあります。私たちは過去を変えることはできませんが、未来を共に切り開くことはできます。未来志向の三国関係に必要なのは相互信頼と友情であり、相互信頼と友情の醸成には継続的なコミュニケーションが必要です。私は、TYENがこの地域の恒久の平和、地域の繁栄、共通の文化的価値のためにあらゆる努力を結集するハブとなることを心から願っています」と述べました。

開会のあいさつをする欧TCS事務局長

 

続いて、日中韓青少年交流ネットワーク(TYEN)について、TCSの坂田奈津子事務次長が紹介しました。

日中韓青少年交流ネットワーク(TYEN)の紹介をする坂田奈津子TCS事務次長

TYENは、TCSが半年間の準備期間を経て、日中韓の様々なコミュニティからの提案を取り込み、新たに設立した、世代やキャリア横断的なコミュニティ・ネットワークです。

日本、中国、韓国の若者は、国境を越えてメンターを見つけ、個人の成長とキャリア形成の双方を追求することができます。

TCSの既存または新たに企画された青少年プログラムは、TYENの下で実施されます。

これにより、TYENは若者が各種のユースプログラムに関する情報の入手と参加申し込みが一度にできるワンストップ・ハブの役割を担っています。

今後、TYENは日中韓閣僚級会合につらなる青少年交流プログラムや、TCSが他の機関と共同で運営する青少年交流プログラムをさらに紹介していく予定です。

TCSは専門家やプロフェッショナルと協力し、プロジェクト運営、研究、就職活動、キャリアアップに関するメンタリングをTYENメンバーに対し、一年間通して行っていきます。

加えて、TYENは3カ国の若者による自主的なプロジェクトに資金を提供します。

最初の2つのプロジェクトは、2023年4月1日から7月31日まで実施され、それぞれ5,000ドルの資金援助がTCSから提供される予定です。

TYENとプロジェクトコンテストは、現在登録と応募を受け付けています。

 

ハイレベル対話

式典の中で、武井俊輔外務副大臣、孔鉉佑駐日本国中国特命全権大使、尹徳敏駐日本国韓国特命全権大使が、日中韓のユース代表とハイレベル対話を行いました。

ハイレベル対話において、武井外務副大臣、中国の孔大使、韓国の尹大使は、三カ国の国民の相互理解、認識、友好を促進するほか、未来志向の日中韓関係の発展のため、市民社会、特にユースコミュニティの交流を非常に重視していること、また、若者に対し、互いの文化や言語を学び、他国で学び働くことを奨励する旨を述べました。

さらに、日中韓政府はTCSやTYENを通じて、より多くの交流の機会を創出する努力を行うとも述べました。

武井俊輔外務副大臣

孔鉉佑駐日本国中国特命全権大使

尹徳敏駐日本国韓国特命全権大使

 

韓国の成均館大学の張暮輝助教授(中国籍)、海外留学・就職専門家の春日井萌氏(日本国籍)、韓国海洋戦略研究所の李政承研究助手(韓国籍)のユース代表3名は、相互認識の改善、国境を越えた就業機会の創出、気候変動やカーボンニュートラルなどのグローバルな開発課題に対する若者の役割について、意見と提言を述べました。

ハイレベル対話の様子。左から、欧TCS事務局長、尹韓国大使、孔中国大使、武井外務副大臣、春日井萌KOREC代表、成均館大学の張暮輝助教授、韓国海洋戦略研究所の李政承研究助手

 

式典には、初代TCS事務次長の松川るい参議院議員もお祝いに駆け付けました。

祝辞を述べる松川るい参議院議員(初代TCS事務次長)

集合写真

 

第二回日中韓ユーススピーチコンテスト

日中韓青少年交流ネットワーク(TYEN)の立ち上げ記念式典に続き、「第二回日中韓ユーススピーチコンテスト」が開催されました。

本コンテストには「CJKスペシャリスト」と「CJKチャレンジャー」の2つの部門があり、前者では日本語、中国語、韓国語のうち1つの外国語を使ったスピーチを、後者では3言語を織り交ぜたスピーチを行います。

200人近い応募者から選ばれた12人のファイナリストは、スポーツ、衣装、料理など様々なトピックに触れながら、三カ国の文化に対する各々の意見を述べ、相互理解、信頼、友情の強化について異口同音に語りました。

三カ国の外交官、ジャーナリスト、言語学者が審査員として参加しました。

CJKスペシャリスト部門の優勝者 高晨さん

CJKチャレンジャー部門の優勝者 孔民旦さん

 

CJK Future Fair(日中韓未来フェア)

オフライン会場では、「CJK Future Fair(日中韓未来フェア)」が開催されました。

(公社)日中友好協会は、中国留学や交流事業を紹介するブースを出展しました。

【ご紹介内容】

 

ブースでは、各種事業のチラシ配布、スピーチコンテスト「内容集」や『日本と中国』展示、イベント動画再生を通して、当協会の活動をPRしました。

国際交流活動に興味がある大学生や、中国留学を希望される方が次々にブースを訪れてくださいました。

当協会のSNSをフォローしてくださった方には、「友好手帳」のプレゼントも行いました。

他に、海外留学協議会、日本青少年育成協会、国際交流基金及びTCSもブースを設けられました。

 

*日中韓三国協力事務局(TCS)は、日本、中国、韓国の政府によって、恒久の平和、地域の繁栄、共通の文化的価値の促進を目的に設立された国際機関です。