程帰航③

この3ヶ月間は、主に修士論文を完成させることに集中していました。クリスマスとお正月は論文の執筆に没頭し、忙しかったですが、毎日を充実して過ごせたと言えます。日中友好協会アリアケジャパン奨学金のおかげで、学業を優先することができました。

 

学業面

これまでの研究は、米中の貿易摩擦を研究対象にしていましたが、先生のご指導のもと、日本のナショナル・アイデンティティに焦点を当てて研究を進めました。つまり、米中貿易摩擦を背景に、米中二大国間で経済的摩擦に直面している日本が、この紛争をどのように捉え、自らのアイデンティティをどのように構築しようという研究目的を立てました。日米中関係の先行文献を調べて、日米中関係の歴史について理解が深まりました。特に日本の「経済大国」というアイデンティティに興味を持ちました。ニュース報道の分析も順調に進み、先日論文も無事に完成しました。

 

生活面

卒論に集中するために、11月からは学校と自宅の往復を繰り返す生活を送りました。去年自粛期で楽しみにしていたキャンパスライフを送ることができたとも言えます。そのおかげで、毎日一番楽しみにしていたのは、食堂に行って昼食を何にすることでした。 困難なこともたくさんありましたが、修士論文を書く過程で多くのことを学ぶことができました。毎日、自分にタスクを設定し、それをこなす作業は大変でしたが、一つ一つクリアしていく喜びも味わうことができました。卒論を書くのは一人の戦いですが、同じように論文を執筆している友人がいますので、孤独ではありませんでした。論文を書くのに疲れたとき、友人と励まし合ったり、楽しい話をしたりすることで、疲れも一気に吹っ飛びました。人生最後の学生時代、この時期のことは決して忘れられません。

自習室からの風景

 

久しぶりに積もった雪を見て、楽しかった