協会の歩み

1950年10月1日、東京・一ツ橋の教育会館で開催された結成大会の模様

日中友好協会は、中華人民共和国が成立した1949年10月1日からちょうど1年後の1950年10月1日に、日中戦争の反省の下に日本と中国の平和と友好を願う人々によって東京・一ツ橋で結成されました。

 

 

 

 

 

 

日中国交正常化の実現にむけた活動

結成直後から在華邦人の帰国の実現、日本に強制連行された中国殉難者の遺骨送還、北京・上海等での日本商品展覧会の開催、東京・大阪等での中国商品展覧会の開催、また、歌舞伎市川猿之助一座の中国公演、中国京劇団の名優梅蘭芳一行の日本公演などに取り組みました。さらに、1965年には「青年大交流」など多彩な民間交流を通じて日本と中国の国交正常化実現をめざしました。

 

 

 

 

1972年の国交正常化以後は多方面にわたり日中交流が促進され、中華人民共和国建国35周年の1984年には、日本の青年3千人が中国に招かれ、日中両国の青年による大交流が行われました。

南京城壁保存修復協力事業

 

1995年から98年まで、当協会は平山郁夫第4代会長の提唱により、南京城壁保存修復協力事業を行い、日本から大勢の青年が現地でのボランティア作業に参加しました。

 

日中国交正常化25周年記念にあたる1997年より、日中双方の青少年がペアを組む「日中友好都市ジュニア卓球大会」を北京市で開催し、その後5年ごとに開催をしています。

 

 

 

 

2000年には、中国の第一級文化財を集めた「中国国宝展」を東京国立博物館で開催し、大きな反響を呼びました。また、2004年6月には日本大相撲一行が訪中し、北京と上海で大相撲公演を行い、大成功を収めました。

 

日中友好交流都市中学生卓球交換大会(2017年8月に北京で開催)

 

2000年5月に外務大臣より社団法人の許可を得て、新たなスタートを踏み出しました。さらに2012年3月には、内閣府より公益社団法人に認定され、現在に至っています。