会長挨拶
私は、2024年6月14日に開催された当協会の第16回定時総会におきまして会長に選任されました。前任の丹羽宇一郎会長を引き継ぎ当協会第七代目の会長となります。同時に選任された揚原安麿新理事長とともに、これから二年間、協会の役員、会員の皆さまとともに草の根の日中友好交流を進めてまいります。
昨年は、日中平和友好条約締結45周年という記念すべき節目の年でありました。4年来のコロナ禍を乗り越え、全国各地で、活発な交流活動が展開されました。わが協会は、大型大学生訪中団２団、第17回日中友好流会議を5年振りに北京で開催し、成功裡に終えるなど、積極的な交流を展開してまいりました。
ご承知の通り、いまの日中関係は複雑で困難な状況に直面しています。昨年1年振りにサンフランシスコで日中首脳会談が開催されました。習近平主席と岸田文雄総理は両国の戦略的互恵関係を全面的に推進することを再確認しました。このような困難な時こそ私たちは民間の草の根の交流を通じて、日中両国民の相互理解を深め、子々孫々の友好を発展させていかなければなりません。
今年は、新中国建国７５周年の節目の年です。中国式近代化政策を進め著しい発展を遂げた中国と日本は決して争わず、協力しあうことが両国の平和と発展に寄与します。当協会第三代会長であり私の祖父の宇都宮徳馬は、かつて「日中友好は日本最大の安全保障」と唱えました。その言葉は現在の日中関係にとても重要であると私は考えます。
日中友好協会は、1950年に発足して以来、全国の組織を挙げて、知恵と工夫をこらして友好運動を展開してきました。全国の協会は、それぞれの地方の特色を活かし友好運動を展開し、中国との友好都市は350組以上あります。今後も中国の友好協会そして、国内の各友好団体と協力し、友好交流の推進とアジア・世界の平和と発展に貢献してまいります。
皆様のご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
2024年6月吉日
公益社団法人日本中国友好協会 会長
認定ＮＰＯ法人東京都日中友好協会 会長
宇都宮 徳一郎
協会概要
| 名称 | 公益社団法人日本中国友好協会（(公社)日中友好協会） 英文名：Japan－China Friendship Association |
|---|---|
| 設立 | 1950年 10月1日 2000年 5月29日～社団法人日本中国友好協会 2012年 4月1日～公益社団法人日本中国友好協会 |
| 所在地 | 〒111-0043 東京都台東区駒形1-5-6 金井ビル5階 |
| 電話番号 | 03-5811-1521 |
| FAX番号 | 03-5811-1532 |
目的及び事業
| 目的 | 日中共同声明と日中平和友好条約の掲げる精神を遵守し、日本国と中華人民共和国両国民の相互理解と相互信頼を深め、友好関係を増進し、もって日本とアジアおよび世界の平和と発展に寄与することを目的とする。 |
|---|---|
| 事業 | (1) 日本からの訪中団の派遣と斡旋及び中国からの訪日団の受け入れと斡旋 (2) 日本からの留学生の派遣と斡旋 (3) 在日中国人留学生の支援事業 (4) 日本における中国語の普及及び中国における日本語の普及のための支援 (5) 日中両国の友好都市間の交流の推進 (6) 在日華僑及び華人との交流活動及び支援と協力 (7) 中国における環境の保全、保護及び環境に関する協力 (8) 文化、芸術、教育、科学技術及びスポーツ等の公演、展示会及び公演等の開催 (9) 中国の情報並びに日中友好交流に関する会報等の発行 (10) 出版事業 (11) 中国知識検定の実施 (12) その他、この法人の目的を達成するために必要な事業 |