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友好訪問詳細

友好訪問「一人でもできるが、仲間と一緒なら何倍も楽しめるのが太極拳の魅力」

2013年 2月25日号
NPO福岡県武術太極拳連盟理事長 福岡太極拳協会理事長 篠崎しのぶ(しのざき しのぶ)さん
NPO福岡県武術太極拳連盟理事長 福岡太極拳協会理事長
篠崎しのぶ(しのざき しのぶ)さん

1945年中国・北京市生まれ。90年北京アジア競技大会開会式で日中の愛好者1400人(日本代表団は740人)による「合同太極拳集団演武」に参加。同大会から「武術太極拳」は正式実施競技に。98年太極拳技能検定3段取得。動作の名称・用語は中国語のため中国語も学ぶ。NPO福岡県武術太極拳連盟理事長、福岡太極拳協会理事長、燕飛導引養生功総本部長

太極拳技能検定で史上初「4段取得者」46人のうちの最年長

 全国の太極拳技能検定初段〜3段・5級〜1級取得者は合計9万1636人。そのうちの46人がこのほど史上初の「4段位」として認定された。新4段46人のなかで最年長のベテラン。4段位はこれまで太極拳段・級最上位だった3段取得者を対象として昨年11月に新設されたばかり。

 「太極拳との出会いは腰椎の故障でほとんど寝たきりだった40歳頃」。練習を重ねるうちに健康を取り戻し、全国大会に出られるほどの実力がついてきた。自身で教室も開き太極拳普及の第1世代の指導者として地元福岡でフル活動してきた。

 「コツコツ努力してきたことが4段取得につながった」と25年以上におよぶ太極拳とのつきあいを振り返る。

 この20年、毎年のように北京体育大学で練習をする。数年前、母を伴って訪中、大学構内を案内した時「あなたはこの辺りで生まれたのよ」という母の言葉で自分のルーツを初めて知った。「自然に生まれ故郷に戻ってきていたのですね」と大学の“老師”に言われ「不思議な縁」を感じた。

 「太極拳の魅力は『心技体』の一体感。一度始めたらやめられない。地域でさらに普及させるためには学校教育の現場で子供にアピールすることが必要。健康志向の中高年は自ら門を叩きますから。一人でもできるが仲間と共に何倍も楽しめるのが太極拳」(石原尚)