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友好訪問詳細

友好訪問「“民間”が支えた日中国交正常化だったことが実感として分かった」

2013年 2月15日号
公明党衆議院議員 (公社)日中友好協会顧問 富田茂之(とみた しげゆき)さん
公明党衆議院議員 (公社)日中友好協会顧問
富田茂之(とみた しげゆき)さん

1953年千葉県生まれ。一橋大学法学部を卒業後、弁護士となる。93年に衆議院議員に初当選し、以来当選6回。法務副大臣、財務副大臣、衆議院青少年問題特別委員長などを歴任した。2011年1月に加藤紘一会長らと訪中し、同年協会顧問に。学生時代に興じたサッカーを通じ、07年に大連市で日中議員交流試合を経験。公明党幹事長代理、衆議院経済産業委員長。写真は、1月30日に協会代表団が訪れた中国国家旅遊局で

協会代表団のメンバーとして訪中

 日中関係を気にかける国会議員であり弁護士。1月協会代表団の一員として訪中した。「会談の雰囲気が和やかで、政治家同士の場合とは全く違う」。初めて参加した日中民間外交の現場は新鮮だったようだ。

 97年に初訪中。その後は親交のある国会議員や政党の団などで訪中を重ね、中国各地の現場を視察。政府関係者と時事問題について意見も交わした。「日中関係で人脈はとても大切」。尖閣問題で「外交人脈の薄さ」が叫ばれた時は、強いもどかしさを覚えたという。

 93年に衆議院に初当選すると、教育問題や少子化対策に力を注いだ。99年には、陝西省の山奥にある農村の子どもたちに学校を作る事業に貢献。協賛企業を仲介し、中心となって計画を進めた。昨年からは、日本の新華僑・新華人の子どもたちが中国語を学べる「中国人学校」の建設計画を、華僑・華人団体などの協力を得て進めている。

 収穫は「大きかった」という今回の訪中。滞在中に協会役員の交流談を聞いたことで「本当に民間に支えられての国交正常化だったことが実感として分かった」という。一方、「正常化前後に苦労された人たちの話をしっかり検証し、若者に伝えなければ知っている人が誰もいなくなってしまうのでは」と心配する。さらに深まった民間交流への理解。政界から日中を支える。(北澤竜英)