会報『日本と中国』

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友好訪問詳細

友好訪問「日中市民による“ラージボール卓球交歓大会”開催が夢」

2013年 2月5日号
東京都卓球連盟名誉会長 早稲田大学名誉教授 森武(もり たけし)さん
東京都卓球連盟名誉会長 早稲田大学名誉教授
森武(もり たけし)さん

1932年山形県生まれ。早稲田大学在学中に卓球部主将を務め、56年度全日本軟式卓球選手権大会シングルス優勝。研究者として早稲田大学で教鞭をとる一方、世界卓球選手権日本代表総監督、日本卓球協会副会長、東京都卓球連盟会長などを歴任した。卓球競技に関する著書多数

日中の市民卓球交流を後押しする

 一言でいうなら「国際的卓球人」。選手・監督・生涯スポーツ論研究者として卓球の発展と普及に尽力。1971年の名古屋での世界卓球選手権では、故後藤鉀二(こうじ)日本卓球協会会長(当時)らと中国チーム出場のために奔走し、「ピンポン外交」につながる道を作った。

 62年に第1回日中友好交歓卓球大会代表監督として初訪中。「大歓迎を受けて中国が好きになった。日中のために、卓球にできることはないか考えた」という。以来、交歓大会の開催や選手・指導者の交流に取り組み、昨年夏の日中友好交流都市中学生卓球交歓大会にまで至る流れが生まれた。

 今力を入れているのは、生涯スポーツとしての市民卓球の普及だ。初心者や高齢者にも親しみやすいように、新しく「ラージボール卓球」を開発した。これを中国にも広め、「ゆくゆくは日中市民によるラージボール卓球交歓大会を開催したい」と夢を語る。

 「過去の世界卓球選手権では、日本とルーマニアの選手のペアが優勝したこともある。卓球はそういう競技。スポーツは集まってきて、みんな仲良くやればいい」。

 協会は今年、日中の市民卓球交歓大会開催推進を活動計画に盛り込んだ。NPO東京都日中でも、大会実現に向けた準備が進む。一緒に大きな流れを作っていきたい。(立花裕子)