会報『日本と中国』

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友好訪問詳細

友好訪問「日本の先進的な技術をこの目で見るのが楽しみ」

2012年 10月25日号
安徽江淮(こうわい)自動車グループ トラック部門品質管理担当 卞偉(べん い)さん
安徽江淮(こうわい)自動車グループ トラック部門品質管理担当
卞偉(べん い)さん

1972年安徽省生まれ。合肥職工大学を卒業し92年から車両整備の仕事を始め、現在に至る。仕事で自動車を扱う一方で、自ら運転することも好む。マイカーはホンダの「フィット」。家族は妻と娘の3人。趣味は歌を歌うこと

車両整備研修のため安徽省から初来日

 「日本人の仕事に対する姿勢なども学んで、中国の仲間たちに全て伝えたい」。車両整備技術を習得するために安徽省から10月9日に来日し、研修生6人の団長として、開講式では代表して抱負を語った。全員が初来日だという。

 (財)佐川国際経済協力会が1987年から実施している研修制度で、約1カ月の滞在で高度な日本の技術を身に付けることが目的。今回は、日産の工場で研修する。

 「中国では、設備もそうだが個人の技術がまだまだ足りない。車検制度にも問題点は多く、表面的な修理しかしていないようにも感じる。『走ればいい』という考え方も少なくない」

 急速に「車社会化」が進む中国で、自身がこれから担う役割をわきまえている。「日本の先進的な技術をこの目で見るのが楽しみ」と好奇心をのぞかせた。

 一方で、日本の車両整備士との交流も「楽しみの一つ」と期待する。

 偶然にも72年生まれ。国交が回復した日中両国とともに今年40歳に。

 「こうした民間交流を続けることはとても大切。短い時間だが大いに交流したい」。日中が今年を「国民交流友好年」と位置付けていることも、もちろん知っていた。

 制服一式を手にすると緊張が解けて表情がやわらいだ。帰国まで、その「目」でしっかり日本を見てほしい。(北澤竜英)