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友好訪問詳細

友好訪問「日中友好協会は、全国に力強い地方・地区協会を持つ。それが強み」

2012年 8月25日号
公益社団法人日中友好協会副会長 橋本逸男(はしもと いつお)さん
公益社団法人日中友好協会副会長
橋本逸男(はしもと いつお)さん

1948 年福島県船引町(現、田村市)出身。東京大学法学部から71 年外務省入省。中国公使、上海総領事、ラオス大使、ブルネイ大使を歴任。外務本省、内閣官房、(財)自治体国際化協会等で勤務。東北大学公共政策大学院教授、副院長を経て現在講師。中国語は堪能。2012 年6 月(公社)日中友好協会副会長就任

6月に(公社)日中友好協会副会長に就任。今、民間の友好交流に情熱を傾ける

 日中関係に寄せる信条は「本(もと)を務つとむ」。「大もとをしっかり押さえることが大事。根本が定まれば、それ以外の事がらは自ずから決まってくる」と。
 副会長に就任して、改めて、日中友好協会という民間団体の力強さ、存在意義に認識を深めた。

「強みは地方があること。将来を担う若者の交流、それも効果が長続きする実(じつ)のある交流を、大いにやりたいものですね。強力な、地方の組織に期待しています」

 北京の大使館に4度勤務、2度の香港、上海(総領事)を合わせると計7回、約12年勤務した。「記録保持者かも」と微笑む。それだけに多くの中国の知己を得た。「こちらが、落ち着いて、きちんと振舞えば、合理的な反応が期待できます。日中関係が転換期にある今こそ、落ち着いて『大もと』をとらえ、大らかに振舞えば、関係は必ず好転すると思います。不必要に興奮したり、邪推したりせずに、頭は冷静に、しかしハートは温かく、対応しましょう」〝しなやかな感性と粘り強さ〞が身上の外交官として30数年、日中関係の大きな節目を経験し、平和友好条約などの事案の担当もした。

「語り部のつもりで日中間の様々なことを若者に教えてあげたい」と、東北大学での教授職を退いた今も週の3分の1は仙台に赴き、院生らに指導をする。(石原尚)