会報『日本と中国』

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プラットフォーム 中村 元氣 ―福岡県日中友好協会事務局長 福岡市日中友好協会会長 『2年ぶりの『福岡教育工会木欄希望小学校』訪問』

2017年10月1日号

8月10日から14日の日程で、「第17次中国『平和友好の旅』」副団長として、福岡県教職員組合協議会・福岡県退職教職員協議会の11人と一緒に武漢・南京に行ってきた。
 目的は、①福岡県教組が教育支援金350万円で2008年に建設した「中国名:福岡教育工会木欄希望小学校」(湖北省武漢市木欄郷)の、その後の学校や子どもたちの様子を確認し、交流を深めること。②今年は「盧溝橋事件・南京大虐殺80年」。過去、中国を侵略した日本軍による数々の残虐な蛮行を検証して学んだことを持ち帰り(今回は南京のみ)、「教え子を再び戦場に送るな」のスローガンの下、2度と過ちを繰り返さないための理論と実践を確立すること、その「友好」と「平和」にあった。
 ただ、紙幅の都合上、今回は①の「木欄希望小学校」訪問についてのみ報告したい。
 旅の2日目(8月11日)、筆者自身2年ぶり、4回目の訪問になった「福岡教育工会木欄希望小学校」は、2年前に言われていた幼稚園建設やグランドの整備などが行われており、教育環境がまた一段と良くなっている様子を見て大変嬉しく思った。そして、恒例の関係者あいさつの後、交流会では、2年前は小学2年生だった児童(4年生になっていた)の「北国の春」のピアノ演奏が今回もあり、みんなが自然と口ずさんでいた。お返しに訪問団は「ふるさと」を歌い交流を深めた。
 関係者に聞くと、近年、世界第2位の経済大国に発展した中国でも、少し内陸部に入ると希望小学校が必要な地域が今でもあるとのこと。そして希望小学校ができると、学校がその地域のセンターとしての役割を果たすべく、人民政府や総工会(労働組合)、教育工会(教職員組合)などが援助を進めてくれて、大きく発展しているそうだ。
 福岡県教組が蒔いた種が大きな波紋を呼び、そうした組織を動かし、大きな花が咲き、実がなろうとしているのだ。やがて、この学校の卒業生が成長し、日中友好の活動をする人材が誕生するのではないかと期待している。