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ニュース2017年4月1日のニュース

協会派遣の大学生訪中団100人 北京市、山東省で中国理解深める
囲碁分団は「友好対局」も 祝辞を述べる丹羽会長。パシフィックホテル沖縄で 日中の学生による囲碁交流の模様。北京の中国棋院で

 (公社)日中友好協会派遣の「2017日中友好大学生訪中団第1陣」が3月23日から29日まで、北京市、山東省の済南市、曲阜市などを訪れた。一行は各地での交流活動を通じて中国理解を深めて帰国。団員約100人の中には、今回初めて囲碁分団が編成され、北京では中国棋院を訪問、プロ棋士を含む中国側の学生らと「友好対局」も楽しみ、交流を深めた。

 訪中団は駐日中国大使館の支援を受けて実施され、中日友好協会が受け入れた。囲碁分団の学生30人は、日本棋院や関西棋院などの協力を得て学生囲碁組織などから選抜。プロ棋士の常石隆志三段らが随行した。

 24日午後は、本団は北京の国際関係学院を訪問。一方、囲碁分団は中国棋院を訪問し、「友好対局」に臨んだ。

 中国棋院では、中国棋院囲碁部部長で中国囲碁協会秘書長の王誼五段、同培訓推広部部長で中国囲碁協会副秘書長の張文東九段らに迎えられた。永田哲二・協会常務理事(訪中団秘書長)が分団を代表してあいさつし、感謝の意を述べた。

 その後、日中双方の学生は真剣勝負の中でも「友好第一」をモットーに対局を楽しんだ。対局は2回行われ、1局目は16対14、2局目は18対12といずれも中国側が勝利した。

 訪中団団長で自身も囲碁歴が長い酒井哲夫・協会副会長は、国際関係学院での本団の交流の合間をぬって駆けつけ囲碁交流を観戦し、自らも対局を楽しんだ。酒井団長は「中国は強かったが、日本の学生は気落ちせずに経験として受け入れ、また努力してほしい。すばらしい友好対局の場をつくってくれた中日友好協会と中国囲碁協会に感謝したい」と語った。同日夜は、中日友好協会主催の歓迎宴会が開かれた。

 訪中団は翌25日、列車で山東省へ移動。孔子の故郷、曲阜市を訪れ孔府などを見学したほか、済南市で山東大学や現地の囲碁協会を訪れ、交流活動を行った。上海を経て29日に帰国した。(交流の詳細は次号で伝えます)

北京冬季五輪に向け長野県のスワロースキー中国スキーチームと契約
用具の無償提供など支援 調印後に握手するスワロースキーの丸山社長(右)と国家体育総局の任洪国氏

 スキー板製造のスワロースキー(長野県飯山市)が2022年の北京冬季五輪に向け、開催国中国のフリースタイルスキーチームとスポンサー契約を結んだ。同社の丸山哲社長が2月に中国スキー協会副主席で国家体育総局の任洪国氏と契約の覚書に調印した。

 同社は長野県日中友好協会の法人会員。同協会が毎年開催している「日中友好スキー交流会」に30年近く、用具とウエアを無償提供している。その一方、中国・大連市に工場を構えて20年余にもなる。

 契約書では、向こう5年間、選手12人に4セットずつ用具を無償提供。国内や海外での大会に出場する際、同社の製品を使用し、関連するイベントやインタビューでも用具を掲げる。優秀な成績を収めた選手には報奨金を贈る。

 中国は日本や欧州に比べてスキー産業は普及していないが、五輪招致を契機に市場の急成長が見込まれる。丸山社長は「中国製の板を提供することで選手の士気を高め、活躍してもらえるよう協力したい」と話している。

3・8国際婦人デー 「友好の輪広げよう」 中国大使館に350余人
新年会であいさつする丹羽宇一郎会長 あいさつする坂東氏

 3月3日、東京・港区の中国大使館で「3・8国際婦人デー記念パーティー」が開催され、劉少賓・臨時大使、汪婉大使婦人、各界の女性活動家ら約350人が出席した。

 汪婉大使夫人からあいさつがあり、「女性なら出来ない、という固定観念を持たず、むしろ女性だからこそ出来る、という皆さんは非常に情熱家である。中日国交正常化45周年の節目の年に共に力を合わせて、より良い両国関係を作るために一層努力していきたい」と述べられた。

 続いて昭和女子大学理事長の坂東真理子氏が「品格とは何か」について述べて、「自分の周りから友好の輪を広げ積み重ねることにより、平和、友好が深められ、全ての人々の福祉が増進されるのではないかと期待している」と話した。

 その後、子どもたちによる中国武術などが披露され、レセプションは終始賑やかなうちに閉幕した。

友好の歴史を探る旅 日中の大学生が事務局来訪
岡﨑理事長が協会発足の経緯など説明 左から橋本副会長、程大使、孫総領事 岡﨑理事長(前列中央)を囲む日中の大学生ら

 北京第二外国語大学と東京大学の学生6人ずつ、計12人が3月13日午後、協会事務局を訪れた。

 一行は、日中両国の歴史や文化に関する認識、友好に対する自覚と意識を高めることを目的とした中日友好協会と日本の(一財)日本協力センターによる共同企画「日中青年〜友好の歴史を探る旅」の一環で来訪。当日は、岡﨑温理事長が協会の歴史や民間交流の流れなどについて説明した。

 岡﨑理事長は、日中戦争の反省の上に協会が発足したことや、現在、全国に30‌0以上の地区協会が存在し、連携しながら活動していることなどについて詳しく説明。学生からは「日本国内の〝民間の目〟は日中民間交流に対し積極的なのか?」「各地の日中友好協会はどんな活動をしているのか?」などの質問が相次いだ。

 一行は3月9日に北京で集まり13日に日本へ。17日までの間、友好団体訪問や文化体験などを通じ、日中間の民間交流について理解を深めた。一行には、中日友好協会政治交流部の付博さんが随行した。

日中女性フォーラム 今秋開催予定に向け 第1回実行委員会開く
左広場で遊ぶお母さんと子ども 第1回委員会に参加した委員たち

 国交正常化45周年記念行事「日中女性フォーラム」の第1回実行委員会が3月3日午後、協会会議室で開催された。

 実行委員に就任した18人のうち9人が出席し、協会からは宮嶋事務局長、山岸事業部長らが出席した。今年秋に開催予定の女性交流記念事業「日中女性フォーラム」開催に向けて活発な意見が出された。

 委員会では、実行委員長に石黒かほる・協会全国女性員会委員長(秋田)、副委員長に奥真理子(東京)・田山知賀子(茨城)の両氏が就任。事務局長は田島孝子氏(神奈川)が務めることに決定した。

全人代 李克強首相が施政方針発表 大気汚染対策強化など盛込む
新春の集いの模様。会津若松ワシントンホテル 政府活動報告を行う李克強首相

 3月5日から15日にかけて全国人民代表大会(全人代)が北京・人民大会堂で開かれ、今年の施政方針をまとめた政府活動報告や2017年度の予算案、民法総則などを採択して閉幕した。

 李克強首相は5日の開幕式で政府活動報告を発表し、「経済は鈍化から安定へ、安定から好転へ向かっている」が「経済・社会分野における困難と問題は少なくない」と振り返り、▽GDP成長率を6.5%前後(昨年は6.7%)とする▽消費者物価の上昇率は3%前後(昨年は2%)▽GDP当たりのエネルギー消費量を3.4%以上削減し、汚染物質の排出量を減少させるなどの政策を打ち出した。

 また▽「3つの解消、1つの低減、1つの補強(過剰生産能力、不動産の過剰在庫、過剰債務を解消し、企業のコストを低減、国民生活改善の脆弱な部分を補強)」の推進▽内需の活性化▽クリーン暖房による大気汚染対策など生態環境保護▽農民の所得増など、に重点的に取り組み、秋に開く第19回党大会を「安定した環境のもとで迎えよう」と訴えた。

 一方、2017年度の国防費は前年度実績比7%増の1兆440億元(約17兆2000億円)を計上、高い伸びを維持した。

 全人大は日本の国会に相当し、毎年3月に開催。全国各地や軍から選出された約3000人の代表が一堂に会して予算や主要法案を審議する。全人代と平行して中国の国政助言機関である人民政治協商会議(政協)も開かれ、全人代と併せ「両会」と呼ばれる。

民法総則を採択

 今回採択された「民法総則」は、民事関係の基本原則を定めたもので、中国が2020年までに再編する方針の「民法典」の一部となる。11章からなり、遺産相続権、未成年者と高齢者の保護、個人情報保護や、善意につけ込む詐欺事件を無くし人助けを奨励するための「正義を行う行為の保護(好人法)」も盛り込まれた。

【政府活動報告の骨子】
・GDP成長率の目標は6.5%前後
・消費者物価の上昇率は3%前後
・GDP当たりのエネルギー消費量を3.4%以上削減
・都市部失業率は4.5%以内に
・農民の持続的所得増を図る
・「一帯一路」を着実に推進
・生態保護環境対策を強化

松竹大歌舞伎 北京公演 連日満員の人気に
杉山会長と対談する盛月芳さん。ホテルグランヴェール岐山で 「花道」も設置された北京公演

 日本の代表的な演劇、「松竹大歌舞伎」が3月18日から20日までの3日間、北京で上演された。中国での本格的な歌舞伎公演は10年ぶりで、会場の北京天橋芸術中心が連日満席となる人気を集めた。

 日中国交正常化45周年を記念して国際交流基金が主催。中村雁治郎、中村芝玩、片岡孝太郎ら約100人の大公演団が訪中し、「義経千本桜 鳥居前」「恋飛脚大和往来 封印切」「藤娘」の3演目を披露した。中国の観客は、イヤホンで歌舞伎独特の約束事や時代背景などの解説に耳を傾けながら、趣向を凝らした演出や舞台装置、艶やかな女形のしぐさに見入っていた。

第40回日中スキー交流会! 過去最大の200人が参加―長野県日中青年委・女性委
「北国の春」に合わせて踊る女性会員

 長野県日中友好協会青年委員会(石﨑琢哉委員長)と同女性委員会(宮沢信代委員長)の主催による「第40回日中スキー交流会」が2月25、26日の両日、木島平村のパノラマランド木島平スキー場で開催された(写真)。

好天に恵まれ、中国人留学生・中国大使館員・帰国者ら約200人が参加し熱気あふれるスキー交流となった。

 開会式では石﨑青年委員長、上村力・飯山日中会長、西堀正司・県日中理事長があいさつ。「今回は過去最大の200人が参加」との報告があった。

 その後は、12班に分かれてスキーやスノーボードの教室が行われた。スキー初心者は何度も転びながらもマンツーマンの指導でだんだんとボーゲンのコツを覚え滑れるようになった。スノーボード初挑戦の留学生も「さすが若者」というほど、徐々にさまになった。

 夜の交流会では、石﨑委員長が、スワロースキー㈱や地元木島平村、飯山日中の協力のもと盛大に開催できたことに感謝した。日臺正博・木島平村長と廖暁頴・中国大使館一等書記官が祝辞を述べ、王昌勝・長野県華僑総会会長の音頭で乾杯し歓談に。女性委員会の優雅なフラダンスや青年委員会の踊り、中国帰国者の歌や日本舞踊などが披露され、賑やかな交流となった。

 2日目のスキー交流後は、女性委員会が心を込めて作ったキノコ汁をおいしく食べた。閉会式で宮沢女性委員長は「スキー交流会の思い出を大切に日中両国が平和で友好的な関係を続けていけるよう頑張りましょう」とあいさつ。参加者からは「スキーを滑れるようになり本当に嬉しかった。来年もまた参加したい」「友好協会に入会したい」などのうれしい感想が聞かれた。

例年好評の留学生との交流会 今年は和菓子作りで盛り上がる―京都府日中友好協会女性部会
カキを囲んで交流する参加者 和菓子作りを楽しむ留学生たち

 京都府日中友好協会女性部会では、毎年日本文化の紹介を兼ねた留学生との交流会を実施している。昨年同時期の餃子作りの会に続き、今年は西京極の「八ツ橋庵かけはし」で『京の和菓子作りとおうす体験の会』を3月4日に開催した。

 留学生19人に加え、駐大阪総領事館からは総領事夫人とお嬢様を含む9人が参加。協会からは顧問の二之湯智参議院議員をはじめ13人の参加を得て賑やかな会となった。

 白いねりきり餡に食紅を混ぜればピンクの花に、薄茶を練りこめば新緑の葉にと、春らしく優雅なねりきり饅頭ができあがるまでの2時間はあっという間。それぞれ自慢の「作品」をお互いに披露しながらいただいたおうすとお饅頭の味は格別であった。

 日本人のわれわれでも滅多に経験できないひと時を来賓の皆様も大いに楽しんでくださった様子に、主催の女性部会メンバーからも思わず笑顔が漏れる。さて来年は何にしようか。今から一年先の交流会をあれこれ考える新たな楽しみが始まった。
(会長 福本美紀子)

上海大学で15日間の「中国語研修」 実践力つけて帰国!―千葉県日中友好協会企画
賞状を授与する鄧偉総領事(右1) 修了証書を手に記念撮影に収まる参加者ら

 2月14日から28日まで、千葉県日中友好協会企画の中国語研修が上海大学延長路キャンパスにて実施された。

 14泊15日間の今回は、千葉県から4人、茨城県2人、徳島県3人の計9人の参加。上海市内だけでなく紹興・南京・無錫の方まで足を延ばし、実践力をつけて帰国した。

趙大為・駐名古屋副総領事らを招いて交流懇談会開く―NPO愛知県日中友好協会
ヤンコー踊りを踊る帰国者の方々 趙副総領事(右5)を囲んで参加者で

 NPO法人愛知県日中友好協会(後藤淳会長)は2月16日、駐名古屋中国総領事館との交流懇談会を西尾市の吉良観光ホテルで開催した。総領事館から趙大為・副総領事、李昱堃・領事アタッシェが参加、同協会からは県協会副会長の都築光哉・安城日中会長、伊藤則男・西尾日中会長、鈴木智彦・岡﨑日中会長、尾嶋敬久・知立刈谷日中会長、平松芳博・名古屋日中副会長等地区協会の役員ら20人が参加した。

 吉良観光ホテルは、同協会の山本裕充・理事が代表取締役を務める。三河湾を一望できる会場で昼食をとりながら、和やかな雰囲気で懇談した。総領事館の方を招き、地区協会の役員同士が懇談する機会は少なく、「日中国交正常化45周年の今年、各地区協会が連携し合って、日中関係を盛り上げていこう」と誓い合った。

 趙副総領事らは交流懇談会に先立ち、安城市名誉市民の杉浦正行・安城市日中顧問や都築会長らの案内で、今年開園20周年を迎える安城産業文化公園デンパークを視察した。
(安城市日中会長 都築光哉)