会報『日本と中国』

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ニュース2017年3月1日のニュース

沖縄県日中友好協会が設立
那覇市での設立祝賀会に200人 祝辞を述べる丹羽会長。パシフィックホテル沖縄で 祝辞を述べる丹羽会長。パシフィックホテル沖縄で

 沖縄県に新たに日中友好協会が設立された。2月3日に那覇市内のホテルで設立祝賀会が開かれ、県内各界の約200人が出席。祝賀会に先立っては程永華・駐日中国大使が記念講演し、沖縄と中国の経済や文化の交流発展に期待感を示した。協会からは丹羽宇一郎会長と小野寺喜一郎常務理事が出席し、丹羽会長が祝辞を述べた。

 設立された(一社)沖縄県日中友好協会は、沖縄と中国の経済や文化などの交流を促進するのが目的。琉球王国時代から中国とのつながりが深い沖縄だが、近年はマルチビザの解禁などにより大幅に中国人観光客が増えており、市民からも民間交流を中心的に行う機関の発足を求める声は少なくなかった。

 こうした中、(公社)日中友好協会の組織委員会は、昨年から県内の行政機関やマスコミ、政財界、青年団体に対し新たな日中友好協会の設立を呼びかけてきた。その後は、山川典二・沖縄県議会議員(県協会特別参与)らが中心となって準備を進め、設立にこぎつけた。

中国進出企業のビジネス支援も

 設立祝賀会には、浦崎唯昭・副知事、駐日中国大使の程永華大使、汪婉参事官(大使夫人)、何振良・駐福岡中国総領事と県内の各界関係者を含む約200人が出席した。若い社会人も多く、活気あふれる雰囲気となった。

 理事長に就任した富山嘉晴氏(会社代表)はあいさつで、「県内企業が中国との経済的なつながりを深め、ビジネスに発展するよう、協会として支援もしていきたい」などと抱負を述べた。丹羽会長の祝辞を経て乾杯した後は、琉球舞踊や二胡の演奏などが祝賀ムードを盛り上げた。今年、沖縄県と友好都市提携20周年となる福建省から王天明・外事弁公室主任も出席した。

 同協会は今後、会員を随時募集。県協会として近く(公社)日中友好協会に加入し、中国経済の専門家を招いた講演会や中国企業とのビジネス交流会、訪中団派遣などの活動を展開していく。

西日本地区 日中友好交流大会
900余人が参加し大阪で開催

 国交正常化45周年の機運を高めようと「第1回西日本地区日中友好交流大会」が2月21日、大阪市内のホテルで盛大に開催された(写真)。西日本地区の日中友好協会と駐大阪総領事館など中国側の主催。協会の丹羽宇一郎会長や谷井昭雄名誉副会長(大阪府日中会長)、岡﨑温理事長のほか、中国人民対外友好協会の李小林会長ら中国から16団65人が来日し、日中双方の90‌0人余りが参加した。

 李会長はあいさつで「両国各界の友好人士が中日友好の理念を人々の胸中に根付かせる行動を積極的に起こすことは重要だ」と述べた。交流大会では、二階俊博・自民党幹事長と程永華駐日中国大使が基調講演を行ったほか、テーマ別の4つの分科会が催され、民間交流などについて議論を深めた。 

大使館主催 友好団体新年会に750人
“節目の年”関係強化を誓う 新年会であいさつする丹羽宇一郎会長 新年会であいさつする丹羽宇一郎会長

 在日中国大使館が主催する「日中友好団体新年会」が2月22日、東京・港区のホテルで開催され、程永華大使ら中国大使館の職員、日中友好7団体の関係者ら約750人が集い、日中国交正常化45周年の今年一年、関係強化に向けて共に努力していくことを誓いあった。日中友好協会からは、丹羽宇一郎会長はじめ首都圏の協会役員ら多数が出席した。

 主催者を代表してあいさつした程大使は、「友好の土台は民間にあり、中日関係がどんな時にも民間交流の重要性は変わらない」と強調、協会などが企画している記念行事に期待を示した。現在の日中関係については「改善過程にあるが複雑で敏感な要因による妨害もある」と指摘、「冷戦思考を捨て、時代の流れと両国の利益にあう互いの正確な位置づけが大切」と語った。

 続いて丹羽会長が、「習近平国家主席は中国と日本はお互いに引越しできない関係と何度も言っている。ことしは国交正常化45周年の節目の年であり、われわれの努力次第で両国関係を盛り上げることができる。心と体をぞんぶんに使って関係改善へ頑張りましょう」と呼びかけた。日中友好7団体の代表があいさつし、二階俊博・自民党幹事長の音頭で乾杯、出席者は和やかな雰囲気の中で交流を深めた。

新潟春節祭 程大使ら開幕祝う
中国本場のグルメに行列 左から橋本副会長、程大使、孫総領事 左から橋本副会長、程大使、孫総領事

 中国の春節(旧正月)を祝う「新潟春節祭」が2月11日、12日の2日間、新潟市中央区の本町通りの商店街で開かれ、7万人余りの市民や県内外の観光客が、小籠包や湯圓といった中国の味覚や伝統の技を楽しんだ。

 オープニングイベントには程永華・駐日本中国大使館大使、2月1日に新たに着任した孫大剛・駐新潟中国総領事館総領事、米山隆一・新潟県知事、篠田昭・新潟市長のほか、協会の橋本逸男副会長、五十嵐修平・新潟県日中会長ら来賓が出席してテープカットを行い、上海市や黒竜江省から来県した文化代表団75人がマジックや雑技、一瞬で面を変える「変面」など伝統の技を披露して開幕を祝った。

 駐新潟中国総領事館や県などでつくる実行委員会が企画し今年で3回目。古町通りで開いた昨年も約7万人が訪れた。ことしは会場を移し、上海の老舗店による小籠包、中国の国民的スイーツ豆花、東北地方の鍋包肉(すぶた)など本場のグルメが味わえるブースには行列ができ、剪紙(切り絵)、香嚢(匂い袋)などの体験コーナーも子供連れの家族らで賑わった。

国務院 国家人口発展計画を発表
2030年総人口は14億5000万人に 左広場で遊ぶお母さんと子ども 広場で遊ぶお母さんと子ども

 中国国務院(内閣に相当)がこのほど、今後の人口政策と目標を定めた「国家人口発展計画2016〜30年(以下「計画」)」を発表した。「計画」は、第二子容認政策(二人っ子政策)のもとで、中国の総人口は、2015年末の13億7500万人から20年に14億2000万人、2030年までに14億5000万人に増加するとの見通しを示した。

 「計画」は、2021年〜30年が重大な転換点となると指摘し、総人口は2030年前後にピークを迎え、労働人口も減少すると予測。高齢化がさらに進み、60歳以上の高齢者の総人口に占める割合は25%(日本は2012年に32%)まで上昇すると見込む。一方で計画出産を維持し、二人っ子政策を継続することで人口構造のバランスを改善、人口と社会、資源の調和を目指す。

 また中国国家衛生・計画出産委員会が同時期に発表した「第13次5カ年計画(2016〜20年)全国計画出産事業発展計画」では、2020年の年平均人口自然増加率を6%前後に維持し、大きな社会問題となっている出生性比(女=100とした男の割合値)を112以下(14年は115.88)に抑制することや、都市農村住民の医療制度を2020年までに完成させ、平均寿命を2015年の76.34歳から77.3歳(日本は2015年83.7歳)に伸ばす目標を盛り込んでいる。

 少子高齢化が進む中国では2015年10月に「一人っ子政策」の廃止を決定した。一部都市では産科のベッド不足が顕在化しており、国家衛生・計画出産委員会はこのほど、ベッドを89万床増やし、小児科・産婦人科の医師を養成、産科医と助産師を14万人増やすと発表した。

会津大の程副学長が講演 県内各地から100人が出席―福島県日中友好協会
新春の集いの模様。会津若松ワシントンホテル 新春の集いの模様。会津若松ワシントンホテル

 福島県日中友好協会と会津若松市日中友好協会が主催した「201‌7年新春の集い」が1月29日、会津若松市の会津若松ワシントンホテルで開催された。

 第一部の記念講演には、公立大学法人会津大学の程子学副学長・副理事長が「友好の声が聞こえませんか? “中国の話題に絡む新春談笑”」と題して記念講演を行った。

 第2部は新春祝賀会が開催され、これには福島県知事代理の尾形淳一・県生活環境部長をはじめ、室井照平・会津若松市長、季文斌・駐新潟中国副総領事ら多くの来賓が出席した。地元福島出身の橋本逸男(公社)日中友好協会副会長も出席した。

 山田明生・県日中友好協会会長は「民間レベルでの日中友好の活動を活発に推進していきたい。程先生の講演であったように生活の中に笑いを取り入れ、日中間にも春風が薫る年になるように祈念しています」とあいさつした。また、出席した(公社)日中友好協会の岡﨑温理事長は「今年は日中国交正常化45周年、来年は日中平和友好条約締結40周年という意義深く、日中間の友好を拡大する絶好のチャンス。この機会を生かして政界、経済界、そして日中友好を願う私たちが、民間レベルで各地で活発に友好活動を展開しましょう。その先頭に立って日中友好協会は様々な運動を展開してまいります」などとあいさつした。

 この日の新春の集いには、県内各地から約100人が出席し、盛会裏に終了した。
(事務局長 渡辺紘一)

徐福伝説研究家の講演 上海出身の旅館女将のトーク―岐阜県日中友好協会
杉山会長と対談する盛月芳さん。ホテルグランヴェール岐山で 杉山会長と対談する盛月芳さん。ホテルグランヴェール岐山で

 岐阜県日中友好協会(杉山幹夫会長)による恒例の「新春のつどい」が2月4日、岐阜市内のホテルで開かれ、徐福伝説研究家の愛知県立大学講師逵志保さんの講演、上海出身の下呂温泉老舗旅館山形屋の盛月芳女将と杉山幹夫当協会会長のトークに会員ら参加者は耳を傾けた。

 逵さんは「不死薬はどこに?〜徐福伝説を追いかけて」と題し、秦の始皇帝の命を受け妙薬探しに出たまま行方が分からなくなった徐福は日本、中国、韓国の地で伝説として今を生きていると指摘。尖閣諸島問題が原因で日中韓の合同会議が座礁したが、政治に翻弄されまいとする日中韓の学者やジャーナリストらの熱意と知恵によって復活。逵さんも復活に関わった一人という話に出席者から拍手がわいた。

 トークは「名湯が生む出会い」と題し、仲居の修業を積んで2013年から女将を務める盛女将が杉山会長の質問に答える形で「他人を思いやり感謝する心」を持った日本人、「売り手、買い手に加え、社会にも貢献する『三方よし』」の日本文化は衝撃であり新鮮な驚きだったとこれまで学んだ事の筆頭に挙げた。気配り、目配り、心配りを忘れず日本と中国の懸け橋になりたいと語った。

 同つどいには会員のほかに鄧偉駐名古屋中国総領事、岡﨑温(公社)日中友好協会日中友好協会理事長らが来賓として出席。参加者は懇親会で親睦を深めた。
(文・写真ともに 理事長 土屋康夫)

民謡などアトラクションで留学生らと盛り上がる―秋田地区日中友好協会
「北国の春」に合わせて踊る女性会員 「北国の春」に合わせて踊る女性会員

 中国で春節を迎えた1月28日、春節を祝う会が秋田市内のホテルで開かれ、中国人留学生や秋田地区日中友好協会(小木田喜美雄会長)の会員、県の中国人国際交流員ら約70人が会食やゲームなどで交流を楽しんだ。県日中友好協会女性委員会(石黒かほる会長)と中国人留学生地区学友会(姜以寰会長)が共催した。小木田会長が「日中正常化45周年の節目の年にさらに友好を深めていきたい」とあいさつ。全国女性委員会委員長でもある石黒会長は「11月4日に東京で開催される日中女性フォーラムにぜひ参加を」と呼びかけた。

 会場では、秋田の民謡が披露されたほか、出席者は同協会のオリジナル・ソング「友好の翼」を晴れやかに合唱した。

 当日は秋田大学留学生のほかに明桜高校の中国人学生・陳豪さん(福建省出身)が同校に短期留学している台湾からの高校生3人と共に出席した。福州市出身の陳さんは席上で偶然同郷の大学生と出会い、感激して話に花を咲かせている様子だった。陳さんは同校の吹奏楽部に所属してコントラバスを担当。昨年の定期演奏会では10曲ほどの演奏に加わり忘れられない思い出となったという。「自然豊かで、やさしい人々に囲まれとても幸せです」と話した。
(県理事 古谷孝男)

おいしいカキ食べて交流!―福岡市日中主催 第8回牡蠣小屋交流会
カキを囲んで交流する参加者 カキを囲んで交流する参加者

 福岡市日中友好協会(中村元氣会長)は、1月22日に、中国駐福岡総領事館の友人25人を招いて、会員を合わせて約90数人で福岡県糸島市の舩越漁港の「カキハウス・マルハチ」で新春恒例の第8回日中友好牡蠣小屋交流会を開催した。

 当日は小雪交じりの空模様だったが、牡蠣小屋の中は和気あいあいの雰囲気に包まれた。日中それぞれが10卓に分かれ、各テーブルで語り合い、弾けるカキの汁が飛び散る中を満面に笑顔を浮かべ、共に語らい、海の幸に舌鼓し友好の美酒に酔った。会場は日中友好を願う有志の方々などが国境を越えた有意義な交流を行った。

 孫忠宝副総領事は「今年も私たちが待ちに待った牡蠣小屋交流会に、皆さんのご厚意で招待をいただき有難うございました。楽しいひと時を過ごしましょう」とあいさつ。

 悪天候にもかかわらず、異国の食文化を満喫できた日中友好牡蠣小屋交流会だった。参加者は「カキが美味しくて楽しかったね」、「来年もご一緒しましょう」と口ぐちにしながら会場を後にした。
(会長 中村 元氣)

日中友好児童書初展に南通市の生徒が出展!―豊橋地区日中友好協会
賞状を授与する鄧偉総領事(右1) 賞状を授与する鄧偉総領事(右1)

 2月3日から5日まで、愛知県の豊橋市民文化会館で第25回日中友好児童生徒書初展が開催された。今年は豊橋市内の福岡小学校、岩西小学校と本郷中学校の生徒と一般の習字教室に通う小中学生の作品225点と、江蘇省・南通市3校の生徒の160点の計385点が出品された。

 書初展にふさわしい今年の干支の「酉」や「国際親善」「絆」「生きる力」「空を飛ぶ」、など自分自身の能力の開発に思いを込めた書が力強く書かれた一方、南通市の生徒の作品は杜甫などの漢詩が掛け軸に様々な書体で書かれ、流麗な書に来場者は大変驚いた。今回も愛知大学名誉教授の中島敏夫先生が一部の漢詩に解説を付けた。

 最終日は入賞者の児童生徒と保護者ら多数が参加して優秀作品55点が表彰され、鄧偉・駐名古屋中国総領事や佐原光一・豊橋市長らが賞状と記念品を授与した。鄧偉総領事は流暢な日本語で「この書道展は中日友好に寄与するすばらしい事業です」と祝辞を述べた。
(事務局長 大森俊太郎)

帰国者への理解深める集い―長野県日中の帰国者交流センター 体験発表会と春節交流会を開催
ヤンコー踊りを踊る帰国者の方々 ヤンコー踊りを踊る帰国者の方々

 長野県と県日中友好協会中国帰国者交流センターは2月5日、「第9回中国帰国者への理解を深める県民の集い」を長野市内のホテル犀北館で開いた。

 中国東北部に渡り、敗戦時の混乱で取り残され、中国養父母の助けで育てられた帰国者(残留孤児)が体験を発表、240人余りが熱心に聞き入った。

 第1部の体験発表で松本市の中村千生さん(74歳)は、「敗戦直前の昭和20年5月に3歳で内モンゴルにわたり、敗戦後の逃避行の中で養父に助けられたが、母は7日目に死別した。養父は私が22歳の時に亡くなったが日本に帰る手立てもなく、結婚し55歳まで働き続けた。56歳で帰国、喬木村の定着センターで4カ月学び、松本に定着。長野の自立研修センターで8カ月日本語を学んだが、難しくて仕事にすぐ就けなかった。2008年に1世の待遇が改善され生活も良くなり、地元ボランティアの皆さんと交流し有意義に過ごしている」と振り返った。また、「満蒙開拓平和記念館ボランティアグループ・ピースラボの歩み」について代表の木村多喜子さんが特別報告し、満蒙開拓団の悲惨な歴史を語り継ぎ、平和を紡いでいくことの大切さを訴えた。

 第2部の東京中国歌舞団の歌と民族楽器演奏では、劉錦程さんの揚琴演奏に合わせた陽二蓮さんの日中の歌の世界を鑑賞。第3部の春節交流会では、餅つきやくじ引き抽選会、ヤンコー踊りなどで楽しんだ。参加した帰国者は「中国の春節を祝いながら皆と集まれるこの会を毎年楽しみにしている」と語った。