会報『日本と中国』

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ニュース2016年3月1日のニュース

湖南省 長沙市で11月に「第15回日中友好交流会議」開催
長沙市街と湘江に架かる橘子洲大橋。湘江は中国を流れる大河の一つ。湖南省の別称「湘」はこの川に由来する 長沙市街と湘江に架かる橘子洲大橋。湘江は中国を流れる大河の一つ。湖南省の別称「湘」はこの川に由来する

 「日中友好交流会議」が11月7、8日に中国湖南省長沙市で開催されることが決まった。協会は2月18日、事務局を訪れていた王秀雲副会長ら中日友好協会との間で確認した。今後は湖南省人民対外友好協会の協力を得て、会場の選定など内容をつめる。交流会議は今年で15回目。2年に1度、日中交互に開催され民間交流など幅広く議論する。

民間交流など幅広く討議

 15回目の友好交流会議は、協会および中国人民対外友好協会、中日友好協会、湖南省人民政府が主催し、会場設営などは湖南省人民対外友好協会が協力する。2日間の日程で行われ、全体会議、分散会議、交流レセプションなどを実施。さらにオプションとして視察ツアーも予定している。

 湖南省は長江中流南部に位置し、中国で2番目に大きい淡水湖の洞庭湖の南にあることからこの名が付いた。1664年に清朝の下で成立した省で「湘」の別称を持つ。

 交流会議が開かれる長沙市はその省都であり、春秋戦国時代に楚の領地となったことで開発が進んだ。現人口は約714万人で、新中国建国の父・毛沢東をはじめ劉少奇、胡耀邦ら革命家を多数輩出したことでも知られる。一方、世界遺産で有名な張家界市の武陵源など人気の観光スポットも多く、中国南方文化を体感できる。

 湖南省は滋賀県(1983年3月〜)および徳島県(2011年10月〜)と、長沙市は鹿児島市(1982年10月〜)と友好関係を結ぶ。

中国人観光客が見た「日本の魅力」感想文コンテンスト 北京の日本大使館が主催し、表彰式行う

 日本を観光で訪れたことのある中国人が、現地で感じた日本の魅力をつづった感想文のコンテンストの表彰式が2月20日、北京の日本大使館で行われた。

 コンテストは北京の日本大使館が昨年、中国版ツイッター「微ウェイボー博」を通じて募集したもの。寄せられた感想文には「犬の昼寝」や「温泉マナーを解説したイラスト」などが添えられ、中国とは異なる日本の文化に驚き、強い印象を持ったことがうかがえた。約1600件の応募の中から入賞者40人が選ばれた。

 第1位に選ばれた張佳鳳さんは、日本で買い物をした際、客の細かな要望にも応えようとする店員の“おもてなし”の姿勢に感動し「また日本を訪れたくなった」と感想文につづった。コンテストの公式サイトの閲覧数はすでに2100万回を超え、中国人の関心の高さがうかがわれた。

 木寺昌人・駐中国大使(写真左から2人目)は「自分も行きたいとか、知らなかったという写真がけっこうあった」と述べた。日本大使館は、国民レベルでの日中の相互理解を深める良いきっかけになったとし、日本のファンを増やしたいとしている。

“第2回新潟春節祭”が開催!地域市民の中国理解を促す
にぎわう新潟春節祭の会場 にぎわう新潟春節祭の会場

 新潟市で2月13、14の両日、昨年に続き中国の春節(旧正月)を祝う第2回の「春節祭」が行われた。在新潟中国総領事館、新潟華僑華人総会、新潟県・市、NPO新潟県日中友好協会と新潟大学中国留学生学友会が組織した「新潟春節祭実行委員会」が日中双方の経済団体、主要企業、文化団体、日中交流団体等の協賛、支援を得て行ったもの。

 13日の開幕式には、恵京仔実行委員長、泉田知事、篠田市長、何平総領事ほか、地元選出の国会議員、日中双方の支援・協賛団体代表など多数が出席、現地のテレビ取材班、記者や市民らも立りっ錐すいの余地がないほどつめ駆けた中で3列組成でテープカットが盛大に行われた。招きにより、橋本逸男・協会副会長も出席した。

 知事や市長はあいさつで共に春節祭を高く評価し、「新潟を代表する名物行事になって欲しい」と期待を示した。何平総領事も「昨年は多方面の支持を得て初めて実施し、成功を収めたが、今年はさらに大きな成果を期待したい」と述べた。

 関係各団体の積極的な姿勢がうかがえる中でも特に印象深かったのは、中国側の姿勢の積極さ、支援の大きさであった。開幕式には東京の中国大使館から代表で郭燕公使が出席しあいさつしたほか、陳文化担当参事官も出席、さらに李天然・駐福岡中国総領事、葛廣彪・駐名古屋中国総領事も駆けつけた。

 また、実行委員会には新潟県日中がしっかりと加わり、五十嵐会長以下が存在感を見せていたのは良かったが、それ以上に、今回は行事の構成、会場の設営、ブースの質・量などが昨年よりも充実し、中国各地の食べ物・物産も増え、舞台での伝統芸能の披露も演目、レベル共にすばらしかった。地元の市民に加え、近県からの観衆も演目を楽しみ、賛嘆の声と大きな拍手が起こっていた。

 こうした催しが、日本国民の中国理解を促し、日中交流を増進する上で、大きな力を持つと得心させられる。

中日友好医院 王辰院長が来日、医療機関視察

 王辰院長を団長とする中日友好医院(北京市)訪日団が1月18日から22日まで来日し、医療機関の視察や関係者との交流を行った。

 一行は王辰院長をはじめ、李秀華・看護部主任、劉鵬・医務処処長ら8人。都内の国立がん研究センター、聖路加国際病院などを視察したほか、厚生労働省、順天堂大学、京都大学なども訪れた。

 20日夜には、都内で協会の宇都宮徳一郎副会長(ミノファーゲン製薬社長、都日中会長)が主催し、武田製薬、厚生労働省などの関係者が同席した歓迎会に招かれ出席。

 歓迎会であいさつした宇都宮副会長は、協会第3代会長で祖父にあたる宇都宮徳馬氏が築いてきた、中日友好医院との協力関係などについて話した上で、「日中友好は私たちの責任だと思っている」と述べ、祖父徳馬氏の思いを引き継いで、世代にわたる友好を行う決意を強調した。これに対し王辰院長は「日中友好協会の草の根の民間交流に期待している」と応えた。

テレビドラマ「徐福東渡」の製作チーム 日本各地で取材
藤沢市・妙善寺での取材の様子 藤沢市・妙善寺での取材の様子

 約2200年前に中国・秦の始皇帝の命で不老長寿の仙薬を求めて日本に来たとの伝説が残る徐福が、中国でテレビドラマ化されることになった。この製作チームがロケ地の下見のため1月18日に来日し、佐賀市、八女市、新宮市、富士吉田市などの日本各地の徐福伝説地を取材した。

 1月28日には、神奈川県藤沢市内の妙善寺を訪れた。ここには天文廿三年(1554年)日付で徐福の子孫であることが刻まれた墓碑が残されている。神奈川県日中友好協会所属の神奈川徐福研究会は、田島会長ら会員3人が、石碑に書かれている文字を解説するなどの対応を行った。

 一行は、「三国志」「水滸伝」などを手掛けた張紹林監督らで、今回始皇帝の役を演ずる香港の有名なスターである劉永氏(本名:劉添爵)、監修者として日中文化の専門家である王智新氏など総勢11人の大部隊だった。

開始し、2017年春から1話45分、全60話の長編ドラマ「徐福東渡」(仮)として中国で放映予定だが、日本語版DVDも発売されるという。

 徐福は歴史上の人物だが、日本に来たことについては伝説の域を出ていない。しかしその伝説の中で、徐福は平和的に農業、機織りなどの新しい技術を伝えるなど、日中の文化交流に貢献したとされ、日中友好のシンボルとなっている。

 徐福は韓国を経由したとの伝説が韓国に残っており、現在日中韓の徐福研究団体が共同で3国に残る「徐福文化」を世界遺産に登録しようと動き始めた。徐福を通じ、改善の兆しがある日中韓の友好をさらに促進していきたいと思う。
(神奈川県日中会員 伊藤健二)

中国で活躍する日本人俳優・矢野浩二さんが外務大臣表彰
木寺大使から表彰状を授与された矢野さん(右) 木寺大使から表彰状を授与された矢野さん(右)

 平成27年度外務大臣表彰の授与式が2月20日、北京の日本大使館で開かれ、中国で俳優として活躍する矢野浩二さん(46)が表彰された。

 木寺昌人・駐中国大使は「日本と中国の相互理解の促進に多大な貢献をした」と矢野さんを評価。矢野さんは「今後は日本でも日中友好のために活動していきたい」と話した。

 矢野さんは大阪府出身。2001年に中国へ渡り、中国語を学びながら本格的に俳優活動を開始。中国の「抗日ドラマ」で日本人兵士役を演じたり、バラエティー番組で司会を務めたりして経験を積み、「中国で最も有名な日本人俳優」と言われる。訪中前は俳優出身の森田健作千葉県知事の付き人を約9年間務めたこともある。中国人の妻との間に5歳の娘がおり、このほど、日本の大手芸能事務所に所属したことを発表した。

“世界観に共感”日中トップファッション誌が提携

 日本と中国でそれぞれ最も売れているファッション誌同士がこのほど、業務提携を開始した。

 提携したのは日本の『sweet(スウィート)』と中国の『瑞丽 服饰美容』。両誌共に自国で販売部数1位の記録を持つ。人気ファッション誌同士の共同事業となった。

 『瑞丽』は、瑞丽雑誌社が1995年に創刊。提携は『スウィート』の世界観に共感した『瑞丽』側からオファーし実現した。『スウィート』の編集コンテンツの一部が『瑞丽』2月19日発売号から提供されている。

 『スウィート』の渡辺佳代子編集長は、「日中のトップ誌同士の出会いがどんな化学反応を起こせるか、非常に楽しみにしている。今回の提携を機に、スウィート発の『大人可愛い』世界観をアジアに向けて発信していけたらと思う」とコメントした。

「子々孫々の日中友好を」宇都宮協会副会長が新春講演―NPO福井県日中

 NPO福井県日中友好協会(酒井哲夫会長)は1月30日午後、福井市の県国際交流会館で新春講演会および新春年賀会を開いた。

 講演会は(公社)日中友好協会の宇都宮徳一郎副会長が「子々孫々の日中友好」と題して講演。元衆議院議員で日中友好協会第3代会長を務めた故宇都宮徳馬氏の孫にあたる宇都宮氏は、徳馬氏が1959年に周恩来首相と会見した際に「中国と連携を深めなければ日本の未来、経済発展はない」と伝えたエピソードなど徳馬氏の背中を見て学んだ多くのことを紹介。世代にわたって友好の精神を引き継いでいくことの重要性を強調し「日中が平和ですばらしい社会になるため、地道に交流活動を続けよう」と呼びかけた。また、徳馬氏が天安門事件後に李鵬首相に「二度とあってはならない」と強い口調で迫ったことも明かし、「問題が深刻な時こそ、勇気ある行動や心に響く言葉が重要になる」と語った。貴重な話に会員ら約120人が熱心に耳を傾けた。

 その後の新春年賀会では、杉本達治・福井県副知事、滝波宏文・参議院議員、趙大為・駐名古屋中国総領事館副総領事、大久保衞・福井県議会副議長、山岸正裕・勝山市長が来賓としてあいさつし、懇親会ではビンゴゲーム抽選会も行われ、大いに盛り上がった。

糸島で第7回牡蠣交流会開催 日中双方でおもてなしのひと時―福岡市日中
牡蠣交流会の模様 牡蠣交流会の模様

 福岡市日中友好協会(中村元氣会長)の会員60数人は1月23日、駐福岡中国総領事館の職員ら25人を招いて、糸島市舩越漁港の「カキハウスマルハチ」で第7回目の日中友好牡蠣交流会を開催した。

 当日は暴風雪特別警報発表もあり、小雨交じりの空模様だったが、そんな荒天を吹き払うように牡蠣小屋の中は和気あいあいの雰囲気に包まれた。日中それぞれが10卓に分かれ、各テーブルで語り合い、弾ける牡蠣の汁が飛び散る中を満面な笑顔で語らい、海の幸に舌鼓を打ち、友好の美酒に酔いしれた。

 日中双方で「おもてなし」を合言葉に友好のひと時を楽しみ、駐福岡中国総領事館から多くの領事やそのご家族が参加。また、福岡市日中の会員やその友人・知人、さらに遠く鹿児島県からも日中の友人が参加し、会場は友好を願う有志の方々が国境を超えた有意義な交流を行った。

 中村元氣会長は「中国の伝統的な祭日である春節を前に今年も中国総領事館の友人の皆さまをお迎えし、福岡市日中の有志の皆さんと牡蠣を食し、酒を傾け、ひと時の友好交流の時間を持てた。ここに、感謝の『おもてなし』の気持ちで双方共に楽しんで欲しいと思う。日中友好交流の実りある大輪の花を共に咲かせましょう!」とあいさつした。

 会場の参加者からは「うわっ! 牡蠣が弾けたよ」「まぁ、一杯いかんね、日本酒はまだありますよ」「今年の牡蠣も絶品だ」「時間が足りないね」などの声が聞かれた。
(事務局長 迎久江)

手作り餃子“2500個”作る春節パーティーに日中の224人―東京・北区日中
子どもから大人まで餃子作りに参加した 子どもから大人まで餃子作りに参加した

 東京都・北区日中友好協会は2月7日、王子小学校で恒例の春節餃子パーティー開催した。日中両国の224人が参加した。

 朝8時半から餃子の仕込みを始め、皮包みは中国人が日本人に手ほどきしながらの交流となり、約2500個の餃子を完成させた。

 花川與惣太会長(北区長)が新年のあいさつを述べ、須藤誠・東京都日中友好協会理事長ら来賓が祝辞を述べた。友好議員連盟の戸枝大幸会長が乾杯の発声を行い、歓談へ。テーブルには熱々の水餃子のほか、寿司、焼きそば、唐揚げ、中国人の参加者には懐かしい「油条」(揚げパン)が並び、まるで故郷にいるようだと中国の参加者は喜んだ。また、東京中国歌舞団の音楽教室に通う生徒による二胡と楊琴の演奏に合わせて歌手の陽二連さんが綺麗なソプラノで「ふるさと」を歌ったほか、日本の女子高生が孔雀の舞を披露した。ビンゴゲームやジャンケン大会も行われ、盛り上がった。初参加の中国人留学生は「初めて日本で迎えた春節を北区の皆さんと餃子を作りながら過ごすことができとても感激した。餃子の包み方を教えたり、中国の正月の様子を話したり、交流ができた」と喜んだ。翌日、CCTV大富のニュース番組「日本新聞」で当日の模様が放送された。