会報『日本と中国』

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ニュース2016年1月1日のニュース

有馬・中国モンゴル第一課長が来訪 岡﨑理事長と懇談
就任のあいさつで来訪した有馬課長(左) 就任のあいさつで来訪した有馬課長(左)

 2015年10月に新たに外務省の中国モンゴル第一課長に就任した有馬裕課長が11月26日に就任のあいさつのため協会を訪れ、岡﨑温理事長と懇談した。

 有馬課長はこれまで中国・モンゴル第2課長、国連政策課長を歴任。一昨年の日中首脳会談によって、尖閣諸島をめぐる問題で日中関係が長く停滞していたが改善されつつある現状にふれ「意見の違いはあれど話し合いを重ねていくことが重要。国際会議の場などを通じ、首脳交流が自然に行えることが望ましい」と述べた。

 岡﨑理事長は「民間団体として、日本の方々にできるだけ中国の方と交流してもらえる機会をもっと作らなければならない」と述べ、来年迎える日中国交正常化45周年を盛り上げたい意向を伝え、協力を呼びかけた。

岡山で西日本実務者交流会議を開催 ざっくばらんに意見交換
現状報告を行う岡﨑理事長 現状報告を行う岡﨑理事長

 (公社)日中友好協会は2015年11月29・30の両日、岡山市の岡山国際交流センターで「西日本都道府県協会実務者交流会議」を開催した。西日本の17府県から24人の実務担当者が参加した。岡山は日中友好の先達が多く出たところで、吉備真備、犬養木堂、内山完造、岡崎嘉平太などすぐに名前が出る。

 会議では、永田、大薮の両常務理事が座長を務め、開会にあたり、地元岡山県日中友好協会の景山会長が「岡山県日中は現在建て直し中です。今回はよくぞ岡山にお越しいただきました。感謝しております」と歓迎のあいさつを行った。

 続いて、岡﨑理事長から本部の現状報告があり、前半は各県の報告、後半に意見交換と進められた。事前に各県の報告を簡潔にまとめた資料および協会の定款、組織情況資料も用意され、会議はスムーズに進行された。

 2日目は、岡﨑理事長から2017年に迎える日中国交正常化45周年事業の準備への協力が呼びかけられた。日頃苦労している実務者同士、初日の懇親会ですっかり親しくなり、「財政規模はどんなものですか」「党派との協力関係はどんなものですか」など、ざっくばらんの意見交換ができた。

 協会を取り巻く情勢は、日中関係と共に、高齢化、財政難と相変わらず厳しいが、協会の崇高な「日中友好の目的」を達成するため、われわれは組織の基本を守り日々努力し、会員拡大、とりわけ若い後継者の獲得が大切であることを確認した。

 なお、初日の夕食会はANAクラウンプラザホテル岡山20階で開催され、そこに(公財)日中友好会館の江田五月会長(協会顧問)と、逢沢一郎衆議院議員がひょっこり顔を出されて、大いに盛り上がった。岡山県日中の建て直しは、堅実に進んでいる。
(大薮二朗)

大阪府・上海市友好提携35周年訪中団 上海で雨宮礼三元理事長の生誕100周年座談会開催―NPO大阪府日中
献花された雨宮礼三氏の墓前 献花された雨宮礼三氏の墓前

 NPO大阪府日中友好協会は、大阪府と上海市友好提携35周年を記念して、谷井昭雄会長を団長とした代表団を2015年11月3日から7日まで派遣した。一行は、枚方、吹田、大阪三島、門真・守口、熊取、八尾の各日中友好協会から参加の会員で構成。さらに豊中、堺の両日中の訪中団が上海で合流し、総勢40人余りとなった。

 上海では、雨宮礼三元大阪府日中理事長の生誕100周年記念式典と35周年記念シンポジウムと、黄埔江の船上での記念式典が行われたほか、南京、蘇州も訪問。蘇州では故藤尾昭・蘇州市民名誉市民の3回忌に寒山寺の108トンの鐘楼前の記念碑をお参りした。

 雨宮礼三生誕100周年記念座談会は11月4日に宋慶齢陵園内で挙行され、閉会後は園内にある雨宮氏夫妻の墓に献花を行なった。

 座談会では、発言者が異口同音に雨宮氏が大阪府日中の創立から37年にわたって日中友好に生涯を尽くした功績をたたえるとともに、その精神を継承しよう、と呼びかけた。

 雨宮氏は府日中理事長を20数年務め、本部副理事長、大阪太極拳協会初代会長なども歴任。この記念式典のため、多くの友人による追悼文集「心心相印」が28年ぶりに復刻委員会により復刻された。

 座談会の発言者・順番は次のとおり。
 (1)周亜軍・上海市人民対外友好協会副会長
 (2)谷井昭雄・大阪府日中会長
 (3)兪彭年・上海市人民対外友好協会副会長
 (4)陳一心・上海市人民対外友好協会副会長
 (5)大薮二朗・大阪府日中副理事長
 (6)原義雄・遺族代表(雨宮夫人の弟)

設立35周年の記念講演会 丹羽会長が日中関係説く―山形県日中
講演する丹羽会長 講演する丹羽会長

 山形県日中友好協会(吉村美栄子会長=県知事)の設立35周年記念講演会が2015年10月20日、山形市の山形グランドホテルで開かれ、(公社)日中友好協会会長で前駐中国大使の丹羽宇一郎氏が「日中関係と日本のこれから」と題して講演した。丹羽氏は、反腐敗運動の断行で独裁体制を築いた習近平国家主席にとって、今後は国内経済の格差是正が眼目になると分析。日中国交正常化45周年に当たる2017年に「北京と東京で国家式典を行い、日中の友好都市が交流を深めることが私の願いだ」と強調した。

 記念講演会は山形県勢懇話会の第549回例会を兼ねて開催。講演に先立ち、吉村会長が、「多くの中国人旅行者が来日するなど交流拡大の動きが活発化している。今後も友好関係の深化に取り組みたい」とあいさつ。続いて同協会理事長の寒河江浩二山形新聞グループ経営会議議長(山形新聞社長)が「日中関係は尖閣諸島の領有問題、歴史認識などで緊張関係にあるが、民間交流の重要性に変わりはない」と述べた。

 山形県日中は1980(昭和55)年に発足。各地区、市町の日中友好協会とともに草の根の交流活動を展開し、訪中団の「日中友好県民のつばさ」を26次にわたり派遣している。
(事務局長 伊藤哲哉)

福建・遼寧両省へ訪問団派遣!盛り上がった高校生交流―(一社)神奈川県日中
スピーチコンテスト参加者一同。東北育才外国語学校で スピーチコンテスト参加者一同。東北育才外国語学校で

 (一社)神奈川県日中友好協会(並木裕之会長)は2015年11月9日から14日にかけ、福建省と遼寧省に県立神奈川総合高校の2人と横浜隼人高校の1人の高校生3人を含む、11人の訪問団を派遣した。

 福建省では同省人民政府を表敬訪問したほか、アモイ市内のコロンス島や華安県内の世界遺産の土楼、さらに、福州市内の三坊七巷を見学。土楼では、高校生に対し地元テレビ局の取材があり、高校生は「すばらしい中国の歴史を体感し、見聞きしたことを学校の友だちに伝えたい」などと話していた。

 遼寧省では在瀋陽日本総領事館をはじめ、省人民政府、政治協商会議遼寧省委員会、省中日友好協会等を表敬訪問、世界遺産の瀋陽故宮なども見学した。

 13日には同協会主催の「遼寧省高校生日本語スピーチコンテスト」が瀋陽市内の東北育才外国語学校で開催され、生徒10人が参加。いずれの生徒もすばらしい文章で、上手な日本語で発表し、さらに日本語による審査員の質問にも的確に答えていた。

 コンテストの後は、参加した同校150人の高校生との交流会が催され、日本の高校生は中国語で自己紹介。日本のラジオ体操も紹介して全員で行い、さらに中国語や日本語などで好きな歌手や志望大学などを質問し合い、最後は日本のアイドルグループの歌を全員で合唱。会場は大いに盛り上がった。

 学校を去るに際、高校生は口々に「楽しかった」「もう少し交流をしていたかった」と話すなど、大変盛り上がり、大きな友好交流の花が咲いた、高校生交流が展開された。

創立60周年記念講演会で加藤千洋氏が講演 中国の二面性見て草の根交流を―岐阜県日中
「1人でも意思さえあれば力になる」と民間交流を強調した加藤さん 「1人でも意思さえあれば力になる」と民間交流を強調した加藤さん

 岐阜県日中友好協会は(杉山幹夫会長)は2015年11月28日、協会創立60周年を記念して、瑞穂市穂積の朝日大学で講演会を開き、同志社大学大学院教授で元朝日新聞編集委員の加藤千洋さんが「大国、中国のジレンマ〜その弱みと強み」と題して、中国の習近平政権の素顔を語り、「都市間のパートナーシップの再活性化や個人間の付き合いの積み上げが日中間の悪化した国民感情を解きほぐす」と草の根交流を強調した。

 同協会は同年、創立60周年を迎え、9月に式典を開き、講演会は記念行事の締めくくり。講演に先立ち同協会会長の杉山幹夫岐阜新聞名誉会長があいさつし、「協会の活動は中国人殉難者の遺骨送還から始まった。『日中再び戦わず』の原点を忘れずこれからも民間交流に取り組んでいく」と述べた。

 加藤さんは記者時代、北京などに駐在し一連の中国報道でボーン上田記念国際記者賞を受賞。報道ステーションのコメンテーターを務めたこともあり、その柔らかな語りと確かな裏付けによる話で講義室いっぱいの約170人を魅了した。
(理事長 土屋康夫)

秋の研修バスツアー開催 新潟総領事館を訪問し交流―長野県日中女性委
総領事館玄関前での記念撮影 総領事館玄関前での記念撮影

 長野県日中女性委員会は2015年11月19日、第8回秋の日中友好研修バスツアーを行い、駐新潟中国総領事館を訪問、何平総領事をはじめ職員の心のこもった歓迎を受けた。

 当日は同会メンバーら42人が参加。行きのバス車内では西堀正司県日中理事長が最近の日中関係についてレクチャーし、総領事館には昼前に到着した。

 何総領事は心からの歓迎の意を表し「長野県の皆さんとの交流の機会は今まであまりなかったが、隣県同士これを機に深めていきましょう。中日関係は複雑な問題も抱えているが、女性のパワーを発揮して民間交流を活発にしてほしい」と期待を寄せた。

 島津美智子委員長や西堀理事長らがお礼のあいさつをし、記念品を交換。領事館内を案内してもらい、外交官たちの仕事ぶりを見せてもらった。昼食は何総領事の特別のはからいで、市内の中華レストランで歓迎会が催され、美味しい中華料理や紹興酒を堪能しながら領事館職員と交流を深めた。感謝の意を込め「大海啊、故郷」などを一緒に歌った。

 当日は、新潟ふるさと村で買い物を楽しみ、さらに越後一の宮と言われる弥彦神社で菊まつりも鑑賞し英気を養い帰途についた。
(事務局長 布施正幸)

留学生らと茶の湯を楽しむ 「もてなしの心」を感じ取る―秋田県日中女性委
つくばいで手を清める留学生 つくばいで手を清める留学生

 秋田県日中友好協会女性委員会(石黒かほる)は2015年11月29日、秋田市の一戸セツ子同協会顧問宅の茶室「山雲軒」で「茶の湯を楽しむ会」を開いた。中国と台湾から秋田大学と県立大へ留学している28人が日本の伝統文化を満喫した。

 留学生らは同会員の指導の下、菊の形をした色鮮やかな和菓子を懐紙に取って賞味してから、庭のつくばいで手水(ちょうず)を使って手を清め、緊張した表情でにじり口から茶室に入り作法に臨んだ。

 茶室では会員の藤森公子(宗公)さんの手ほどきで「一盌のお茶」がもたらす「もてなしの心」を感じ取っている様子だった。

 初めて参加した秋田大学3年の杜佳さん(河南省洛陽市出身)は「日本の茶室と庭は洗練されたすばらしい文化だと思う。今日はこのような日本の伝統文化を体験して感動した」と語った。
(県日中理事 古谷孝男)

太極拳交流団を結成!無錫を訪問し友好交流―明石市日中
「2015年無錫・明石太極拳友好交流活動」で。錫恵公園で 「2015年無錫・明石太極拳友好交流活動」で。錫恵公園で

 兵庫県・明石市日中友好協会は明石市太極拳協会の創立30周年にあたり、共に中国江蘇省の無錫市を訪問し日中友好交流を深めた。

 2015年10月29日から11月1日まで第18次明石市太極拳協会友好訪中団を結成し、無錫市を訪れ、同市対外友好協会と武術協会の出迎えを受けた。無錫市は現在世界の47の都市と交流をしているが、「明石市は最初の友好都市で大切に思っている」とのあいさつをいただいた。同市は人口800万人に達する大都市で相変わらずの大歓迎ぶりだった。

 30日午前は、無錫市体育公園体育館で無錫市網民公益体育大会が開かれ、会場には私たちの名前も記載されたメンバー表が張り出されていた。同大会はネットで申し込み出場できる大きな大会で、私たちの訪中日程に合わせての開催と聞き、また大きな看板の2行目には「中日太極拳交流賽」の文字も見え、大感激だった。

 翌31日には朝6時半から錫恵公園で「2015年無錫・明石太極拳友好交流活動」の赤地に黄文字の横断幕が張られ、50人ばかりの市民が申し合わせたように純白の表演服で集まり、種々の表演が披露された。今年は両市の友好都市提携35周年になる。さらなる深親友好交流を期して再会を約束し帰国した。
(会長 松本武城)

不再戦之碑保存顕彰会 日立市の「日中友好之碑」参拝、中国人強制連行殉難者を慰霊―茨城県日中

 茨城県日中友好協会不再戦之碑保存顕彰会(鈴木健夫会長)の会員23人は2015年10月24日、日立市諏訪町「日立平和台霊園」を訪れ、戦時中、日立鉱山に強制連行されて重労働の末に殉難された中国人を祀る「日中友好之碑」を慰霊参拝し、不戦を誓い、永遠の日中友好を祈った。

 当日は、鈴木会長が献花し、日立市日中友好協会の森秀男会長が碑建立の沿革について説明した。

 慰霊碑は、1992年の日中国交正常化20周年記念行事を機に「強制連行殉難者」を慰霊する運動が進められたことで、日中友好と世界平和のために建立の運びとなった。中国の石に刻字し、94年5月28日に平和台霊園で「日中友好之碑」除幕式と慰霊祭が挙行。

 碑には、日立鉱山強制連行の経過と追悼と友好の決意が記され、側面には亡くなった231人の名前が記されている。碑の制作は中国寧波国際経済技術合作公司余姚分公司が行い、碑文と殉難中国人の名前は余姚市の書家胡丁氏が手がけた。

中国大使館杯争奪!囲碁交流大会を開催―認定NPO東京都日中
対局の模様。東京・市ヶ谷の日本棋院で 対局の模様。東京・市ヶ谷の日本棋院で

 認定NPO東京都日中友好協会(宇都宮徳一郎会長)は2015年11月14日、東京・市ヶ谷の日本棋院で第18回東京都日中友好囲碁交流大会を開催した。東京近郊に住む日中の愛棋家55人(日本30人、中国25人)と広東省汕頭市囲碁訪日団5人が参加。3回戦の対抗戦を行い、昨年から中国大使館の協力を得て設けた中国大使館杯を争奪した。

 主催者代表で明立周二・囲碁大会実行委員長が「囲碁を通じて交流を深め楽しい一日を過ごしてほしい」とあいさつ。通訳は李青海氏(中国囲碁協会棋士七段)が務め、来賓の王磊・中国大使館書記官、広東省囲碁訪中団の刘鏞生六段、周龍四段、王連仲四段が紹介された。

“交流第一”で真剣勝負

 昨年は接戦の末、日本側が僅差で勝利し初の中国大使館杯を獲得。今年は負けられない中国チームに対し、連覇を目指す日本チームといった構図となり、“交流第一”の中でも真剣勝負が繰り広げられた。

 結果は中国チームが、1回戦18勝10敗、2回戦19勝9敗、3回戦22勝6敗と、対戦合計59勝25敗の圧勝で優勝した。会場のあちこちでは、互いの健闘を称え合う姿が見られ、気持ちよい対局を通じて交流を深めた。

 対局後の懇親会は参加者とその友人、スタッフが多数参加。須藤誠理事長が「囲碁を通じた民間交流によって両国の友好を深めよう」とあいさつし、乾杯の発声は呉清源九段と昭和の囲碁界を支えた木谷實九段のご子息の木谷正道氏が行った。また、王磊書記官から中国チームの劉順宇主将に大使館杯が授与された。
(常務副会長 中野修)