会報『日本と中国』

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ニュース2015年10月1日号のニュース

北京の日本国大使館 交流行事、秋に集中的に実施
NHK交響楽団の北京公演は日中国交正常化40周年の2012年9月以来 NHK交響楽団の北京公演は
日中国交正常化40周年の2012年9月以来

 在中国日本国大使館は9月29日、「日中交流集中月間」の主なスケジュールを発表。安倍晋三首相と習近平国家主席による2度の日中首脳会談を受け、共通点が多い両国の文化の交流を中心に、関係改善の機運を高めるのがねらいとされる。

 10月13日の開幕式で披露される和太鼓公演「YAMATO」を皮切りに、中国人に日本を深く理解してもらうためのイベントが立て続けに実施される。

 そのメーンとなるN響の北京公演は10月31日夜に国家大劇院音楽庁で開催される。主催は日本の全日空、日中平和観光、日清などで構成の実行委員会と中国対外文化交流協会。日本の文化庁、国際交流基金が共催する。

 N響としては3年ぶりの北京公演で、現代中国を代表する作曲家のタン・ドゥン(譚盾)が指揮者を務める。

東京では大規模な「兵馬俑展」開催

 日中交流集中月間の行事の一環ではないが、日本国内では中国の歴史や文化に親しむことのできるイベントが注目されている。

 東京国立博物館で開催され、同博物館と陝西省文物局、NHKなどが主催する特別展「始皇帝と大兵馬俑」(10月27日〜2016年2月21日)は数千体もの兵馬俑が出土した発掘現場「兵馬俑坑」を迫真の手法で再現する。小国にすぎなかった秦が巨大帝国になるまでの過程を代表的な作品で分かりやすくたどるなど、新しい視点で始皇帝の謎にせまる大規模な展覧会だ。

 また、東京オペラシティ(新宿)では、10月5日に中国文化省が組織する中国国家交響楽団(CNSO)が、11月4日には2002年以来13年ぶり2度目の来日となる中国フィルハーモニー管弦楽団がそれぞれ公演する。いずれも駐日中国大使館が後援する文化事業で、中国最高峰のオーケストラが来日する。

日中交流集中月間の主な行事

10月13日~ 14日 和太鼓公演「YAMATO」&開幕式 場所:朝陽9劇場
10月17日~ 18日 岩手の郷土芸能パフォーマンス 場所:中華世紀壇
10月24日 「秋の文化祭」ダイアナ・ガーネットライブ 場所:光耀東方広場
10月31日 NHK交響楽団北京公演 場所:国家大劇院音楽庁
11月2日~6日 日本映画週間 場所:日本国大使館広報文化センター
11月13日 四季の歌・芹洋子コンサート 場所:中央民族歌舞団民族劇院
11月下旬 高倉健追悼上映会(調整中)

”友好のバトン”を次世代へ 協会が創立65周年

 日中友好協会が創立して10月1日で65年となった。協会は中国との友好を願う各界各層の人々により1950年10月1日に東京・一ツ橋の教育会館で結成。民主的な大衆組織として中国人殉難者の遺骨送還や在留邦人帰国事業に取り組み、国交回復後は文化・芸術・スポーツなど幅広い分野の交流を展開してきた。

 全国各地の300を超える日中友好協会と協力しながら、”友好のバトン”を次世代へ伝える活動を積極的に進めている。

協会・中国大使館 友好セミナーを開催 松本で友好の2日間
講演する程永華・駐日中国大使 講演する程永華・駐日中国大使

 (公社)日中友好協会と駐日中国大使館は9月26・27の両日、長野県松本市のホテルブエナビスタで第2回日中友好秋季セミナーを合同で開催した。協会員57人と中国大使館の程永華大使、阮湘平・範建民両公使参事官、汪婉・沈建国両参事官ら33人とが参加した。会場の準備などは松本日中友好協会が行った。

 26日午後、セミナーは岡﨑温・協会理事長の開会あいさつで始まり、第1部は程大使が講演した。程大使は、日中両国が長期的に安定した関係になるためには(1)友好に対し自信を持つ(2)国民交流を積極的に進める(3)客観的かつ理性的な相互認識を持つ(4)双方の共通利益を絶えず拡大する、の4点が重要だと提言。程大使は「2千年の交流の歴史がある両国には友好の道しかない」と強調した。

 第2部は、2つのグループに分かれて意見交換会を実施。協会員と大使館員が日中関係や交流の現場などで日ごろ感じていることを自由に述べ合った。

 第3部の懇親会には阿部守一・長野県知事らが来賓として出席。阿部知事は、北京の冬季五輪開催決定に対し祝意を述べ、開催経験のある長野県として積極的に協力することを明言した。

 27日は、上高地を散策して親睦を深めた。

中国大使館が主催 ”錦秋交流の夕べ”に300人 丹羽会長、舛添都知事があいさつ
あいさつする丹羽会長 あいさつする丹羽会長

 駐日中国大使館主催の「錦秋交流の夕べ」が9月15日夜、同館の中庭で開かれた。昨年に続く2回目。舛添要一知事ら都内市・区の首長や日中友好団体、華人・華僑や在日中国企業の代表が招かれた。程永華大使、劉少賓公使、郭燕公使ほか大使館各部門の責任者らを含む約300人が交流を深めた。協会からは、丹羽宇一郎会長、村岡久平名誉副会長、橋本逸男・宇都宮徳一郎両副会長、岡郫温理事長、西堀正司専務理事らが出席した。

 程大使はあいさつで、昨年4月に舛添知事が都知事として18年ぶりに北京を公式訪問して以来、北京市政府の関係者が相次いで東京を訪れていることにふれ、「両都市の交流は新たな段階に進んだ」と述べた。さらに程大使は、2020年の東京夏季五輪と22年の北京冬季五輪の開催決定について「今後の交流発展の重要なチャンスだ」と期待した。

 これを受けて舛添知事は「国家間には難しい問題もあるが、東京・北京の首都同士がしっかり交流をすれば必ず明るい未来になる」と述べた。

 一方、協会の丹羽会長は「日中は引っ越しのできない関係。仲良くやるためには、今日のような国民同士が交流する機会をもっと増やさなければならない。それが唯一の道。お互いに努力を重ねることが大事だ」とあいさつした。

 振るまわれた料理を食べなら柄、出席者たちは和やかに歓談。二胡などの生演奏もあり、友好ムードを演出した。

中国抗日戦争勝利70年式典 習近平主席が重要演説 平和的発展路線を強調
「中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利70周年」の模様 「中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利70周年」の模様

 中国政府による「中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利70周年」の記念式典が9月3日、北京で天安門広場で開かれた。

 記念式典では、習近平国家主席が重要演説を行った。習主席は「戦争を体験した人々は、平和の尊さをなおさらに理解している。私たちが中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利70周を記念するのは、歴史を銘記し、烈士をしのび、平和を大切にし、未来を切り開くためである」と述べた。さらに習主席は「平和のために中国は平和的発展路線を堅持する」と述べ、「中華民族はかねてから平和を愛してきた。中国は永遠に覇権を唱えず、永遠に拡張しない」と強調、「軍の定員30万人を削減する」と宣言した。

市民ら約4万人 天安門広場に集まる

 重要演説後は軍事パレードが行われ、500以上の装備や200近い航空機など50隊列が登場した。天安門広場に集まった約4万人の中国共産党、軍事関係者、市民から大きな拍手がわき起こった。式典の最後には約7万羽のハトが放たれた。

 軍事パレード後は場所を移して記念レセプションが行われ、ロシアのプーチン大統領や韓国の朴槿恵大統領、国連の潘基文事務総長ら約千人が参加。村山富市元首相は、現地で体調を崩し、記念式典に参加できなかった。

「強制連行中国人殉難労働者記念碑」維持管理者座談会 駐日中国大使館が初めて開催
座談会出席者全員での記念撮影 座談会出席者全員での記念撮影

 9月18日、駐日中国大使館で「強制連行中国人殉難労働者記念碑」維持管理者座談会が開かれた。戦後70年を受けて程永華大使が呼びかけ、北海道から九州にかけ全国28カ所の記念碑保存会から46人の代表が出席した。

 中国側は公使、公使参事官らほか、札幌、新潟、長崎の総領事ほか福岡、大阪、名古屋の総領事館代表も参加。大使館がこのような座談会を開催するのは初めてであった。

 冒頭で程大使は「戦後70年の歴史の節目に日本各地に建てられた慰霊碑の責任者が一堂に会し、共に歴史を回顧、総括することは、平和への願いに思いをはせる特別な意義がある」とあいさつした。

 各地の代表はそれぞれの記念碑建立の経緯と毎年行う慰霊追悼活動の現状を報告した。

 かつて日本軍国主義は、国内の労働力不足を解決するため、中国各地から青少年の労働者3万8935人を強制連行し、全国135の鉱山、港湾、ダム、工場で過酷な肉体労働に従事させた。劣悪な労働環境と厳しい肉体労働で、深刻な栄養不良、けが、疾病などで命を落とし、死亡者は6830人にのぼる。

 1950年代、成立間もない日中友好協会が各地の殉難労働者の遺骨を収集し中国に送還する活動を始めた。一部の地方自治体、宗教団体、一般市民が友好団体のリーダーシップのもと、亡くなった中国人労働者のために様々な形で追悼活動を行い、資金を集めて記念碑(慰霊碑)を建設。国交正常化前後の「日中友好」運動の高まりという機運の下で、慰霊追悼活動は多くの日本の民衆の理解と支持を受けた。各地の活動は主体も活動も様々だが、侵略戦争を反省し、平和と「永遠不戦」の誓いは共通している。

 中国大使館は、慰霊活動に参加することを重視しており、さらに座談会を機に各地の記念碑と慰霊活動の関係資料、写真、映像資料をまとめて整理し、関係書籍の出版や記念映像の制作を計画していくという。

 程大使は今回、慰霊碑の維持管理・追悼活動を行う57の団体に感謝の手紙を送った。
(大薮二朗)

新体制で活動スタート「自然之道」展を開催!ー千葉県日中
テープカットの模様。千葉市美術館で テープカットの模様。千葉市美術館で

 千葉県日中友好協会は8月27日、千葉市内のホテルで2015年度定期総会を開いた。15年度活動方針などを決定したほか、役員改選を行い、新たな会長に千葉市議会議員の佐々木久昭氏を選出した。早川恒雄会長は名誉会長に就任した。また、吉田重一理事長が副会長に就任し、小野崎一男氏を新理事長に選出。小野崎氏は事務局長を兼務する。

 総会には、来賓として駐日中国大使館から郭燕公使と劉思攀書記官が、(公社)日中友好協会から永田哲二常務理事らが出席。郭燕公使があいさつに立ち、同協会の日頃の活動に感謝の意を表した。

中国4巨匠競演の水墨・山水画展実施

 佐々木会長の下、新たに活動を始めた千葉県日中は9月22日から27日まで千葉市美術館で水墨・山水画展「自然之道―日中友好絵画招聘展」を中国の李可染画院と共催した。

 同画院執行院長で中国美術家協会会員の李庚氏のほか、朱順林氏、王海鯤氏、李征氏の4巨匠の美しく魅力あふれる作品計86点を展示。日中友好日中友好千葉県議員連盟と、千葉市日中友好協会など県下の地区協会が共催した。

 22日の開幕式には、熊谷俊人・千葉市長、孟素萍・駐日中国大使館書記官、永田哲二・協会常務理事ら来賓が出席。テープカットが行われ、盛大に開幕を祝った。佐々木会長はあいさつで「展覧会を堪能してもらい、中国2千年の歴史や伝統を思う存分理解していただければ」と述べた。

大自然の中で友好キャンプ 国際交流ができた!ー福島県日中

 福島県日中友好協会(深谷幸弘会長)主催の第41回福島県日中友好幕営(キャンプ)が8月15日から16日までキョロロン村(西郷村甲子温泉)のキャンプ場で行われた。中国人留学生・研修生とネパール、ベトナムの留学生20人と日本人の計30人が参加した(写真)。

 まず開会式を行い、各国の料理作りからスタート。中国は羊肉のバーベキュー、ネパールはチベット風餃子「モモ」、ベトナムは鶏肉入りフォーをお互いにレシピを教え合いながら準備した。それぞれ国や宗教が違っても食事のこととなると誰もが興味あることで、屋外での国際交流パーティは大盛況だった。

 その後は温泉に体験入浴し、キャンプ場の広場の大型スクリーンに映し出された映画を深夜まで楽しんだ。

 翌日は隣接の体育館で卓球やテニス、バドミントンなどスポーツ交流を行った。2階の和室では、囲碁、将棋を日本人が教え、日本文化の体験も行った。

 留学生は最初、「このキャンプは地震の時の訓練ですか?」と言っていた。日本で生活する外国人は「外国人同士の接点がないので、なかなか交流ができない。こうした機会はうれしい。機会があればまた参加したい」と喜んだ。ネパール人の留学生は、隣のテントでキャンプをしていた小さな女の子を連れた日本人家族と仲良くなり小さな国際交流の花を咲かせていた。
(事業委員長 佐藤厚潮)

33回目のスピーチコンテスト 24人が中国語で精一杯思いー佐賀県日中
大会出場者と関係者による記念撮影 大会出場者と関係者による記念撮影

 佐賀県日中友好協会(篠塚周城会長)は8月29日、佐賀市保健福祉会館で33回目の中国語スピーチコンテストを開催した。朗読、暗誦、弁論の3部門に高校生から80代までの24人が参加し、中国語で精一杯思いを伝えた。

 弁論では、鳥栖市の関谷孝一さんが語学留学で中国に滞在した際のエピソードを語り、交流を通じ、日本を良く思わない人の誤解がとけたことや、中国からの帰国子女をサポートした体験談を話した。学習歴約15年で初めて出場すした岩崎数馬さんは、「1カ月前からトイレや風呂でも練習してきた。やるだけのことはやった」と述べた。

 審査委員長を務めた丁雅柳さんは「高齢者の方が熱心に勉強を続けてきたことが伝わった」と評価した。

日本語と中国語での学習交流会を開催!ー宮城県日中青年委員会
ペアとなって会話を楽しむ参加者 ペアとなって会話を楽しむ参加者

 宮城県日中友好協会青年委員会(山崎順平委員長)は9月13日、仙台市国際センターで日本語と中国語の学習交流会を開いた。

 この会は7月に行った夏期スクーリングの反省会で講師を務めてくれた留学生から「留学生の中には日本人と交流したくても機会に恵まれない人がいる。また、授業も英語で行われることが多く日本語を話す機会を求めている」という話を聞き、中国語学習者と留学生がお互いに教えながら交流する機会を作ろうという事で初めて企画した。

 当日は留学生11人、日本人10人が参加。日本人と中国人が一人ずつペアになり最初の3分は日本語で自己紹介や簡単な会話をし、次の3分は中国語で話し、時間が来たらペアを代えてまた会話をするというルールで行った。最初は緊張気味だった参加者も会話が弾み「3分では時間が短い」と言って途中から5分に変更して行った。終了予定時刻になると「楽しくて時間があっという間に過ぎた。もっと話したかった」「とても勉強になったしたくさんの人と交流できて楽しかった」などの感想が聞かれた。

 最後に全員で記念写真を撮り、「名残惜しい」と互いに話しながら閉会した。参加者から好評だったこの企画を今後も継続していきたい。
(青年委員 吉澤千明)

創立60周年~不戦と友好堅持~ 丹羽会長、友好都市間の交流行事提案ー岐阜県日中
「友好都市間で交流イベントを積み重ねよう」と記念講演で呼びかける丹羽・日中友好協会会長 「友好都市間で交流イベントを積み重ねよう」と記念講演で呼びかける丹羽・日中友好協会会長

 岐阜県日中友好協会は9月5日、創立60周年記念式典を岐阜市長良の岐阜都ホテルで開き、「不戦」と「友好」の誓いを堅持し、日中間の民間交流を盛んにしていく決意を新たにした。式典には中国側来賓を含む約120人が出席した。主催者代表のあいさつで杉山幹夫会長は「日中不再戦」を原点とする戦後の歩みを振り返り、「これからも民をもって官(政治)を促す」王道を歩むと強調した。

 来賓の郭燕駐日中国大使館公使は「今後も活力あふれる民間交流によって豊かな成果を挙げてほしい」と述べた。古田肇知事、岡﨑温(公社)日中友好協会理事長、葛廣彪駐名古屋中国総領事らも祝いの席に並び、程永華駐日中国大使や中日友好協会、江西省人民対外友好協会、杭州市人民対外友好協会、張澤軍麗江市長、隣県の友好協会などのメッセージや祝電が披露された。

 式典に先立つ記念講演で講師の丹羽宇一郎(公社)日中友好協会会長は、「日中関係(政治)は薄氷を踏む状況が続くが唯一解決の道は民間の力で政治を動かすこと。2017年の国交正常化45周年位に照準を合わせ、友好都市間で交流イベントを積み重ねよう」と呼びかけた。

 岐阜県日中友好協会は1951(昭和26)年発足の日中友好協会岐阜支部を前身とし、55年9月に改称した。戦時中に岐阜県内で亡くなった中国人の遺骨送還や中国の在留邦人の帰国支援、国交正常化10年前の杭州、岐阜両市の「日中不再戦」碑文交換の協力などに取り組んできた。

 ◇会場隣の長良川国際会議場で同日「日中友好文化のつどい」が開かれ、岐阜県日中友好協会会員の情報システム開発会社会長辻正さん(87)が能「楊貴妃」を披露した。

 辻さんは大連からの引き揚げ体験者で中国への思いは深い。能を始めて約40年。よく通る声で見事舞台を務め上げ、同協会創立60周年に花を添えた。
(理事長 土屋康夫)

愛知県日中などが共催 第30回愛知県・江蘇省青少年囲碁交流 海門市、南京市で親善対局
親善対局の様子。海門市の光華国際大酒店で 親善対局の様子。
海門市の光華国際大酒店で

 NPO愛知県日中友好協会(後藤淳会長)と日本棋院中部総本部が派遣した愛知県青少年囲碁訪中団が、江蘇省体育局の招きで、8月24日から28日まで江蘇省を訪れた。

 岡郫温・愛知県日中副会長を団長に、監督の卞聞醅・プロ二段、秘書長の森俊輝・日本棋院中部総本部職員、小学5年から中学3年までの8人(アマ四段〜六段)の団員で構成。南通海門市、南京市で親善対局を行った。

 親善対局は、江蘇有線海門分公司(江蘇ケーブルテレビ海門支社)が協賛し、「中日友好”江蘇有線杯”江蘇省・愛知県青少年囲碁大会」として25日は海門市内の光華国際大酒店で、26日は南京市内の南京棋院で、それぞれ2局ずつ行われた。

 海門大会は、愛知県チームが11対5で勝ち”江蘇有線杯”を獲得し、海門チームは中日友好杯を受賞。南京大会は、南京・海門チームが10対6で勝ち”江蘇有線杯”を獲得し、愛知県チームが中日友好杯を受賞した。また、25日昼に海門市で王擁軍・海門市副市長、袁峰・同市体育局局長主催、26日夜に南京市で王志光・江蘇省体育局副局長主催の歓迎会にそれぞれ参加した。このほか、南通市では狼山、南京市では中山陵、上海市では外灘の夜景などを見学した。

 愛知県・江蘇省青少年囲碁交流は、1985年に始まり毎年交互に訪問している。30年にもおよぶ交流は全国的にも珍しく、羽根直樹9段ら多くのプロ棋士を輩出。岡郫団長は「来年は愛知県が江蘇省の青少年を迎える。次代を担う青少年が囲碁を通じて友好を深めることは大きな意義をもつ。こうした意義ある交流を末永く続けていきたい」と語った。

中国から書家招いて友好の書画展を開催ー小松地区日中
来日した書家の作品と、説明を受ける関係者 来日した書家の作品と、
説明を受ける関係者

 石川県・小松地区日中友好協会(浅蔵五十吉会長)は9月1日から6日まで6日間、小松市立博物館市民ギャラリー・ルフレで「真愛与和平・中国著名家三人展」をNPO日中文化・経済交流機構と共催で開催した。

 上海市の唐建平、浙江省出身の張谷良、江蘇省出身の呉健の書画作品85点を展示して日中友好交流と市民草の根交流を広めた。

 書画家三人の先生方と同行の団員6人は8月31日、上海浦東—小松空港便を利用し、全作品を持参して入国。即日午後から協会会員と一緒に会場を設営した。期間中、新聞報道で広く県内各地から鑑賞者が来場した。

 今回の書画展は来日メンバーと日程確定が遅れ事前宣伝は一切出来なかったが、新聞のニュースで400人余りの入場者があり大変好評を得た。なお、開幕式には、和田愼司小松市長代理、石黒和彦小松市教育長、福村章日中友好石川県議連会長、熱田清峰書道家代表らが参加した。

 来日した一行はまた、滞在中に浅蔵会長宅で九谷焼の書画絵付けを行った。焼き上った作品と三老師の秀作9点は、10月中に小松市役所エントランスホールにて再度展示して市民交流の場とする予定。同協会の宮野知之事務局長は「参観者からの声は貴重で今後の活動に生かしたい」と話した。

天津視覚障害者日本語学校の学生らと交流ー札幌日中
天津からの一行を囲んで 天津からの一行を囲んで

 札幌日中友好協会(大嶋薫会長)は9月9日、中国天津市視覚障害者日本語訓練学校学生ら24人と札幌日中会員らで札幌市内のビアガーデンを会場に歓迎交流会を開催した。

 1995年天津市で同校を開設した全盲の青木陽子理事長が開校20周年の記念事業の一環として、李勝彦校長を団長とする「訪日文化教育交流ツアー北海道」を企画したもの。

 青木理事長は中国に滞在し、埼玉県のさいたま市大宮日中友好協会顧問を兼務されていることから、今年2月に同協会を介して青木理事長と札幌日中間で直接協議を重ね訪日ツアーの実現に至った。

 この訪日文化教育交流ツアーの目的は、交流を通して生きた日本語を学び、日本の風俗習慣や社会制度など日本文化に対する正しい現状認識を共有するため。一行は千歳空港に到着後専用バスで駐札幌中国総領事館へ。孫振勇総領事を表敬訪問し中国語で約30分間会談、孫総領事は来訪者の一人一人と握手を交し和やかな雰囲気の中に領事館を後にした。

 夜は全盲者7人含む訪日団24人と札幌からは孫総領事ら参加者28人の総勢52人が北海道の焼肉を代表するジンギスカンを囲み、大嶋会長はオルゴール付きの掛け時計を贈った。

 言葉の違いは笑顔と表情で語り合い、和気あいあいの爽やかな雰囲気の中、参加者は全盲のテノール歌手とソプラノ歌手によるプロの歌と笛の演奏の余興を堪能した。会場は一気に盛り上がり、交流会は最高潮に。出合った人たちが声高らかに乾杯し、心情に触れた参加者は別れを惜んだ。
(事務局長 小山寛)