会報『日本と中国』

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ニュース2015年8月1日号のニュース

協会代表団が北京を訪問 「丹羽新体制」が本格始動
唐家璇会長(左2)と民間交流について話し合う丹羽会長(右2)。2015年7月19日、北京の釣魚台国賓館で 唐家璇会長(左2)と民間交流について話し合う丹羽会長(右2)。
2015年7月19日、北京の釣魚台国賓館で

 丹羽宇一郎会長を団長とする(公社)日中友好協会代表団が7月19日から21日まで北京を訪れ、中国の政府機関・対日友好団体を相次いで表敬訪問した。丹羽会長の訪中は6月の会長就任後初めて。「丹羽新体制」が本格始動した。丹羽会長は北京到着後、まず駐中国大使時代から親交の深い唐家璇・中日友好協会会長と会見。日中間の民間交流拡大に向け、一層連携を密にすることを確認した。

 詳細は、「事業・活動のご案内」のページを参照。

呂錫文・北京市対外友協会長が来日 舛添要一都知事と会見も
宇都宮会長と握手する呂錫文会長(右) 宇都宮会長と握手する呂錫文会長(右) 東京都日中が歓迎レセプション開催

 北京市人民対外友好協会の呂錫文会長(北京市政府高級顧問)ら一行7人が7月23日に来日し、同日夜に都内で開かれた歓迎レセプションに出席した。一行を受け入れた認定NPO東京都日中友好協会(宇都宮徳一郎会長)が主催し、宇都宮徳一郎会長ら会員約80人が歓迎した。協会からは岡﨑温理事長が出席した。

 昨年4月の会長就任以来、呂会長が来日するのはこれが初めて。呂会長はあいさつで「北京市と東京都の友好都市提携35年余りの発展の中で、わが協会と東京都日中友好協会が果たした役割は建設的で大きい。今後もより緊密な関係を保ちたい」と述べた。

 呂会長は滞在中、舛添要一東京都知事と会見したほか、福祉施設なども視察した。

会長・副会長会議開催 協会活動について討議ー(公社)日中友好協会
会長・副会長会議の模様 会長・副会長会議の模様

 (公社)日中友好協会は7月7日午後、協会の会議室で会長・副会長会議を開いた。丹羽宇一郎のほか、酒井哲夫、橋本逸男、宇都宮徳一郎の3副会長が出席し、岡﨑温理事長、永田哲二常務理事、高野倉和央事務局長が同席した。

 会議は、6月の丹羽会長就任を受けて、丹羽会長の発案で開催。2017年の日中国交正常化45周年に向けて、日中両国が共同で行う交流事業を企画・準備していくことなどについて話し合い、同月下旬に予定されている協会代表団の活動において、中日友好協会とも協議することを確認した。

 また、組織面では、財政の健全化に向けて取り組むことを確認した。

 これに先立つ同日午前、丹羽会長と岡﨑理事長は首相官邸で菅義偉官房長官と懇談。45周年事業に対する政府の協力を要請した。

新会長に宗岡正二氏が就任ー日中経済協会

 (一財)日中経済協会は7月7日、東京で第16回理事会を開催し、宗岡正二副会長(新日鐵住金株式会社代表取締役会長)を新たに第7代会長に選出した。2007年3月から8年間会長を務めた、第6代会長・張富士夫氏(トヨタ自動車株式会社名誉会長)の後任。

 同協会は日中経済交流の促進を目的に1972年に設立。(公社)日中友好協会と同じく、日中友好7団体の一つで、今年11月に訪中団を派遣する予定。

BRICS銀行、上海で開業式 16年初までに営業開始
BRICS開発銀行とAIIBの比較 BRICS開発銀行と
AIIBの比較

 中国、インド、ロシア、ブラジル、南アフリカの新興5カ国( BRICS)が主導する「新開発銀行」(通称BRICS銀行)の開業式典が7月21日、本部が置かれる中国・上海で行われた。開業式には初代総裁を務めるインドのK・V・カマート氏や中国の楼継偉・財政相、楊雄・上海市長などが出席した。

 BRICS銀行は、5カ国がそれぞれ100億ドルずつ、計500億ドル(約6.2兆円)をまず出資して始める。目的は、5カ国を含めた新興国のインフ ラ整備など経済発展を金融面から支援すること。2015年末か16年初に営業を開始する予定。総裁は各国から順番に出すことになっており、任期は5年。5カ国が平等の権利を持っている。

 一方、中国が設立を提唱するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立時の資本金千億ドルと比べると、BRICS銀行の設立時の資本金はその半分の500億ドルだが、将来は千億ドルに拡大するという。開業式で楼財政省は「BRICS銀行は既存の多国間開発銀行およびAIIBと相互補完的な関係にある」と述べた。

中国残留孤児、6年ぶりに訪中 黒竜江省で養父母らと再会

 終戦直後の混乱の中で、旧満州(現中国東北部)で家族と離れ離れになり残され、その後日本に帰国した残留孤児やその子どもら約50人が7 月11日から17日まで、養父母との再会などのため6年ぶりに訪中した。NPO中国帰国者・日中友好の会理事長で自身も残留孤児の池田澄江さ( 70)が団長を務めた。

 一行は、中国黒竜江省方正県にある日本人公墓や残留孤児の養父母の墓を訪れ、献花した。また、現地で中国の養父母団体メンバーらと交流、池田さんが感謝状などを贈った。池田さんはあいさつで「私たちにとって日本は祖国で中国はふるさと。私たちには、あの時代のことを若い世代に語り継ぐ義務がある」と語った。

 一行はまた、北京の人民大会堂でで李源潮・中国国家副主席と会見。李副主席は「戦後、中国の国民は数千人の日本残留孤児を育て、中国人の懐の深さを示した。残留孤児の皆さんも両国の友好を積極的に促進している」と述べた。

日中友好文化交流 促進委員会が設立 会長に二階俊博氏

 日中の伝統文化を通じて両国の友好を目指す「日中友好文化交流促進日本委員会」が7月29日に設立され、東京都内で記念式典が開かれた。

 記念式典では、同委員会の会長に就任した自民党の二階俊博総務会長があいさつに立ち、日中関係改善の必要性を強調した。一方、来賓として出席した程永華・駐日中国大使は「中日間の友好と平和は両国の国民相互の努力があってこそ成り立つものだ」と述べた。

 第1回の文化交流事業として、終戦直後に描かれた中国絵画の展覧会が開かれた。

第38回定期大会を開催 新会長に中拓哉氏選出ー和歌山県日中

 和歌山県日中友好協会は6月20日、和歌山ビック愛において第38回定期大会を開催した。国会議員、和歌山県副知事、和歌山市長を迎え、約70人の参加のもと盛大に行った。

 議事では、長年会長を務めた岩橋延直会長の後任に新会長として中拓哉氏(和歌山県議会議員)を、理事長に芝本和己氏(和歌山市議会議員)を、事務局長に井上きみ代氏(和歌山県合唱連盟理事)をそれぞれ選出した。日中関係の厳しい環境の中、「民間交流の大いなる力を発揮し、日中友好に一層努め、若者や文化の交流をより深めて行く」ことを誓い合った。

一般社団法人として再出発 新会長に玉木雄一郎氏が就任ー(一社)香川県日中

 香川県日中友好協会は6月29日、一般社団法人となり、衆議院議員の玉木雄一郎氏が新たに会長に就任した。

 玉木新会長就任の経緯は香川県出身の故大平正芳先生(元総理)からのご縁につながる。

 1972年の日中国交正常化当時に周恩来総理、鄧小平副総理の通訳だった王效賢先生(現中日友好協会顧問)と玉木会長が2009年春に北京で会見し、王先生がその時の印象を大平先生にふれながら「香川県には大変立派な方がいる。未来の日中友好のために努力する覚悟だ」と、手紙に書いて当協会副会長武田久子に送ったことにさかのぼる。

 当協会と王先生とのつながりは、94年の日中友好都市交流奈良会議で、当時の中日友好協会の呉瑞鈞秘書長、王秀雲交流部長が王先生を武田副会長に紹介したのが最初で、その後当協会訪問団が何度も王先生を表敬。中国での出店を望む讃岐うどん屋を連れて表敬したこともある。その時呉秘書長が「それなら中日友好協会の敷地内で店を出しましょう。うどんだけでは儲からないのですき焼きも出しましょう」と冗談を言ったことや、藤井賢前会長が王先生に新鮮なイチゴを食べさせたいと「飛行機の中で自分が食べる」と言って中国まで持ち込んだエピソードもある。

 各都道府県に日中友好協会があるが、中国側からの推薦がきっかけで会長に就任した例は少ないと思う。これから玉木会長のお力を借りることになるが、玉木会長が「香川県日中の会長になってよかった」と、そう思ってもらえるような協会にするために頑張っていきたいと思う。
(事務局長 武田直士)

福島県中国人殉難烈士慰霊碑保存会 恒例慰霊祭、記念式典程永華中国大使が講演
1970年に建立された高さ約5メートルの慰霊碑 1970年に建立された
高さ約5メートルの慰霊碑

 福島県中国人殉難烈士慰霊保存会(深谷幸弘会長=福島県日中友好協会会長)は7月5日午前、猪苗代町沼の倉の英霊碑前広場で、毎年恒例の慰霊祭を主催した。

 慰霊祭は、太平洋戦争末期に福島へ強制連行され、過酷な労働と生活環境の悪化で殉難死亡した中国人25人の追悼法要。程永華・駐日中国大使、何平・駐新潟中国総領事館、前後公猪苗代町長、橋本逸男(公社)日中友好協会副会長をはじめとする参列者約100人が冥福を祈った。

 浄土真宗本願寺派樹林山西円寺の真田隆住職の読経の中、参列者全員が焼香。来賓を代表し何平総領事が「毎年慰霊祭を行い、後代に侵略戦争の歴史を正しく継承されてきた保存会に感謝の意を表します」と述べ、前後町長も追悼の意を表した。

 主催者代表で深谷会長が謝辞を述べ慰霊祭は終幕。その後はホテルリステル猪苗代へ移動し同慰霊保存会設立10周年記念セレモニーが行われた。渡部英一会長代行の開会あいさつに続いて深谷会長が「設立目的である両国の友好・平和・不再戦の誓いを後代に継続発展させることを心から願う」と式辞を述べ、程永華大使の特別公演に入った。

 程大使から「深谷会長の式辞内容と、保存会が毎年慰霊祭を継続してきた経緯に心から敬意を表し、感謝したい」と開口一番にお褒めの言葉をもらい、関係役員一同が緊張する一面が見られた。また「中日戦争は日本軍国主義による侵略戦争で両国人民は被害者だ。戦争賠償の放棄や戦後の1946年から8年間で105万人の日本人送還の実現などの人道主義、平和主義に立脚し、今後も平和共存・友好・反戦思想の高揚が大切だ」と述べたほか、戦後70年談話を注視してることを強調。「前事を後事に生かし歴史を鏡として後代の教訓に生かすことが大切だ」と述べ、最後に東日本大震災被災者に対し心からのお見舞いの言葉を贈った。

 程大使は当日、喜多方市の農業組合法人ハート・プラザも視察。セレモニーではスライド映写、記念事業の発表、アトラクション(西久保彼岸獅子舞)もあり、にぎやかかつ盛大に交流が行われた。

 高さ約5mの英霊碑は、1970(昭和45年)に建立。保存会は2006年設立され、福島県日中友好協会が碑の維持・管理など全て引き継ぎ、慰霊祭の実施、周辺整備事業などを行い現在に至る。
(副会長 水野正男)

茨城県日中不再戦之碑保存顕彰会 七夕飾り日中友好願う
不再戦の碑の前で。2015年7月7日 不再戦の碑の前で。2015年7月7日

 茨城県日中不再戦之碑保存顕彰会は7月7日午後、水戸市国際交流センターにおいて2015年度定期総会を開いた。来賓、会員の計43人が出席した。

 冒頭、鈴木武夫会長が、先に逝去された本会顧問の種田六郎氏と松丸勝二氏の功績を称え、両氏の意志を継いで、日中不再戦之碑を千波湖畔に建立した川津子之吉翁の精神を広める決意を述べた。来賓として出席の藤田幸久参議院議員はじめ国会議員(代理)、高橋靖・水戸市長、加藤明良県議会議員、森秀男・茨城県日中友好協会会長代行ほかからは本会の活動に期待を寄せるあいさつがあった。

 今年度の事業として碑前祭、悠久の歴史を学ぶ研修、中国渡来僧東皐心越禅師事績学習、中国帰国者交流、映画『望郷の鐘』上映会などを実施することを決めた。

 総会終了後は、9月12日に上映会を行う予定の映画『望郷の鐘』予告編の鑑賞。続いて千波湖畔重慶広場の一角に立つ日中不再戦之碑前に七夕の飾り付けを行い、日中友好への思いを語り合った。
(茨城県日中副理事長 高木昻)

総領事館と合同交流会を開催 歴史、友好など未来志向で語るー福岡市日中
第3回日中友好交流学習会の模様 第3回日中友好交流学習会の模様

 福岡市日中友好協会(中村元氣会長)主催の「日中友好交流会」が7月20日午後、駐福岡中国総領事館で開催された。

 第1部は福岡市日中主宰の『第3回日中友好交流学習会』が行われた。中村会長はあいさつで「今日は中国留学生の会(学友会)の皆さんを招いた。今後の友好活動の一環にしたい。留学生の皆さんに楽しんでいただき、忌憚のない気持ちを聞かせてほしい」と呼びかけた。一方、張梅副総領事は「この学習会への参加は今回が2回目。真の中日友好交流を鑑み、双方の若い世代との意見交流がきっと新しい友好の花を咲かせてくれると期待している」と述べた。その後は、日中双方の活動状況がパワーポイントで紹介され、意見交換やゲームを楽しみ有意義な時間を過ごした。

 第2部は総領事館主宰の『中国人民抗日戦争勝利70周年記念座談会』が行われ、総領事館職員、会員、福岡在住の華僑華人・中国企業の代表者ら100人超が参加した。

 李天然総領事は「中日の悲惨な近代史を鑑み、真の中日友好交流の出発は九州から始めましょう!今日は皆さんと未来志向で語り合いたい」と述べ、華僑華人、中国企業、留学生の各代表の順でそれぞれの思いと誓いの言葉を熱く語った。映画「大地の子 祖国に立つ」上演会も行った。

 第3部の懇親会は日中双方が和気あいあいでかくし芸を実施。留学生の古琴演奏に合わせた書道や、ベテランの7人によるお囃子に合せた「南京玉すだれ」が披露された。

 懇親会は、総領事館から振る舞われた中華料理に舌鼓を打ちながら行われ、友好を温めた一日となった。
(事務局長 迎久江)

府日中推薦の大学生訪中団員 報告会開催し体験や感想述べるーNPO大阪府日中
報告会の模様。龍谷大学で 報告会の模様。龍谷大学で

 NPO大阪府日中友好協会(谷井昭雄会長)は7月5日午後、5月に南京城壁保存修復20周年記念行事などに参加した日中友好大学生訪中団に参加した学生12人を招いて報告会を行った。報告会は龍谷大学梅田キャンパスを借りて開催された。

 報告会では、参加した学生全員に訪中での体験や感想やを話してもらい、出席した同協会会の谷井会長、青木俊一郎副会長、戸毛敏美副会長、龍谷大学の金子眞也教授らの質問に答える形で行われた。また、協会活動にについて学生たちに説明した。

 報告会に参加した学生からは、「今回のような勉強会や催し物には関心がある。お手伝いもしたい」との声が聞かれた。