会報『日本と中国』

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ニュース2014年2月1日号のニュース

“日中対話、時間かけてでも努力を”村山協会名誉顧問、丹羽前駐中国大使が提言
150人が集まった新春対談。1月22日、東京・如水会館で 150人が集まった新春対談。1月22日、東京・如水会館で

 (公社)日中友好協会主催の「2014年新春対談」が1月22日午後、東京・千代田区の如水会館で開かれた。村山富市・協会名誉顧問(元首相)と丹羽宇一郎・前駐中国大使が日中関係の修復に向けた提言を述べた。対中関係で豊富な経験を持つ2人の話を聞こうと、会場には約150人が集まった。村山名誉顧問は「村山談話」発表の経緯を交え、アジア諸国との信頼構築の重要性を力説。丹羽前大使は、不測の事態に備えた危機管理の必要性を訴えた。

協会主催 新春対談に150人

 対談には、加藤紘一会長はじめ協会役員も多く出席。進行は村岡久平理事長が務めた。また、野中広務・元内閣官房長官(元協会名誉顧問)ら中国と深い関係を持つ有識者の姿も見られた。中国側メディアによるテレビ取材も行われるなど、内外の関心の大きさがうかがえた。

 村山名誉顧問は対談の冒頭、首相を務めていた戦後50周年にあたる1995年に発表した「村山談話」がつくられた経緯についてふれ、「日本が侵略の過ちを繰り返すのではないか、と疑念を持つアジア諸国との信頼関係を築くために談話をつくった」と説明した。そのうえで、昨年12月26日の安倍晋三首相の靖国神社参拝に言及し、「(中国や韓国が反発する)理由はよく知っていたはず。個人の気持ちのために国を犠牲にしてはならない。責められてしかるべきだ」と述べた。さらに「これからの日本は、何としても、アジア諸国と仲良くしていくことが大事だ」と述べ、日中関係の修復には「時間をかけてでも、対話する努力が必要だ」と力説した。

 一方、丹羽前大使は、日中が対峙(たいじ)する尖閣諸島沖で起こる可能性のある不測の事態に強い懸念を示した。丹羽前大使は、「『棚上げ』という手あかのついた言葉は使わず、『中断』にする。まずは中断し、その間に危機管理について話し合い、不戦を誓う」ことを提案した。また、「政治に(日中修復の)期待が持てないなら、氷を溶かすのは友好都市間の交流だ」と指摘。「財政的に余裕のある地方都市は、日本からの投資を期待しており、交流の呼びかけにも応じやすいはず」との独自の見解を示した。

質疑応答や発言も 発言する村山名誉顧問。左は丹羽前大使 発言する村山名誉顧問。左は丹羽前大使

 対談後は質疑応答や発言の時間が設けられ、西堀正司・協会常務理事は「日中両国の国民感情が低下していることが、今最も深刻なこと。全力を挙げて改善しなければならない」と意見を述べた。

 木村興治(公財)日本卓球協会副会長は、2020年に開催される東京五輪に、競技とは別に文化や青少年の交流も含まれることにふれ、「隣国の中国とはこれに向けてやるべきことがたくさんある」と述べ、関係改善が必要不可欠であることを指摘した。野中元官房長官は、1972年の日中国交正常化交渉時の田中角栄、周恩来両首相のエピソードについて、自ら耳にした内容を交えて紹介した。

 このほか、メディアのあり方や政府間交流などについての意見や質問もあった。

 対談を聞いた出席者からは、「村山、丹羽両先生のざっくばらんな話は面白い」「2人の話を聞いて、中国に対し(友好の)思いをもっとぶつけていかなければ、と感じた」などの感想が聞かれた。

第10回定例理事会 「平和外交」求める決議を採択

 (公社)日中友好協会第10回定例理事会は1月22日、安倍晋三首相に対し、日中両国の友好協力関係を一日も早く復活させることを求める決議を採択した。

 決議は、昨年12月の安倍首相の靖国神社参拝によって日中関係が一層悪化した現状を深く憂慮したもの。中国はじめ近隣諸国との善隣友好の重要性と、真の国際協力のもとでの平和外交の推進を強く訴えた(決議の内容)。

2014年日中友好新年会に日中250人が集まる
あいさつする程永華大使 あいさつする程永華大使

 (公社)日中友好協会とNPO東京都日中友好協会が主催の「2014年日中友好新年会」が1月22日、東京の如水会館で晴れやかに開かれた。程永華大使はじめ駐日中国大使館員、在日中国企業家代表、林芳正農林水産相、三ツ矢憲生外務副大臣、江田五月(公財)日中友好会館会長ら日中各界の関係者約250人が出席した。

 加藤紘一会長に続いてあいさつに立った程大使は、安倍晋三首相の靖国神社参拝についてふれ、「中日関係に新たな衝撃を与えた。日中友好協会はじめ両国各界の友好を願う人々が深く憂慮している」と述べた。さらに「友好の伝統を失ってはならない」と述べ、協会の地道な民間交流を評価。1月12日に協会が主催した中国語スピーチコンテストを話題にし、「次世代に続く友好を築こうという希望を感じた」と感謝の意を示した。

 三ツ矢外務副大臣は、「日中関係が厳しい時こそ民間の、特に若い人の交流が大切になる。日中友好協会の皆さまには、これまで以上に政府に側面的な支援と協力をお願いしたい」と述べた。

 宇都宮徳一郎・都日中会長の発声で乾杯。日中友好の発展を願いながら、和やかに親睦を深め交流した。

2014年度の活動計画など承認、交流会議は9月22・23日開催―協会第10回定例理事会

 (公社)日中友好協会は1月22日、東京・千代田区の如水会館で第10回定例理事会を開いた。加藤紘一会長ら理事・監事22人が出席し、西堀正司常務理事が議長を務めた。

 冒頭で加藤会長は「今、日中関係の理論的な打開は難しい。民間外交をどんどん進めるべきだ」と述べた。

 議事では、2014年度の事業計画、収支予算が承認された。第14回日中友好交流会議は9月22・23日に大阪で開催することを決め、日中情勢を見ながら慎重に準備を進める。また、1984年の日本青年3000人訪中団の30周年を記念し、OBらの訪中団を他団体と共に計画・準備する。第4回定時総会は、6月18日に東京で開く。

 一方、厳しい財政面の改善や組織強化に不可欠な会員、会報読者の拡大に向けた明確な目標を設定し、具体策を進める。さらに昨年12月の安倍晋三首相の靖国神社参拝で悪化した日中関係を憂慮する決議を採択した。

 第10回定例理事会の出席者は次のとおり。
 (理事)加藤紘一、酒井哲夫、橋本逸男、村岡久平、西堀正司、岡﨑温、大薮二朗、髙野倉和央、秋岡栄子、揚原安麿、宇都宮徳一郎、上島保則、小田眞弘、木村良夫、佐藤洋

協会企画の第2回「中国こだわりの旅」が開催 古鎮、茶芸、交流、満喫の四川6日間

 (公社)日中友好協会が企画した第2回「中国こだわりの旅」を、2013年12月3日から8日までの日程で実施しました。参加者から大変好評だった旅の様子を紹介します。

 第2回は「四川省の旅を楽しもう」と、山形、新潟、京都など、全国各地から14人が参加しました。空港での自己紹介の後、全日空の成田発直行便で一路成都へ。10月から機材が大きくなり、6時間のフライトも苦になりませんでした。

 今回訪れた四川省の西部は、茶馬古道で知られる東西交易の地。かつての宿場町が昔ながらの風情を残し、今も息づいていました。平楽古鎮もその一つ。石畳に黒瓦の古民居が続き、いい感じです。住民の9割を客家が占める洛帯古鎮はまるで建築博物館。出身地の広東、江西などの特徴的な建物が並び、思わず「ここはどこ?」。

 天気には恵まれましたが、「四川の犬は太陽に吠える」といわれる土地柄で、旅遊局の歓迎宴では、職員1人が霧のために出張先から戻れず間に合わない、というハプニングもありました。

 お茶栽培の発祥地・雅安の茶芸学校では、学生たちがアクロバティックな龍行十八式でお出迎え(写真)。日本側も参加者2人が茶道を披露すると、校長先生は初めての抹茶に「お茶本来の香りが際立ち素晴らしい」と感激しきりでした。また、ある村で遭遇した消防訓練では集まった地元の若者たちに人懐っこく話しかけられ、人の輪ができました。

 難しい局面に入ってしまった日中関係を、しばし忘れた6日間でした。

 どなたでも参加いただける「こだわりの旅」。次回は4月、湖南省を旅します。
(山岸清子)

友好都市提携20周年 栃木県副知事ら浙江省訪問、経済分野の交流強化を目指す

 浙江省との友好県省提携20周年を祝う栃木県交流代表団(佐藤順一団長=県副知事)が2013年12月19日から12月21日まで、同省を訪問した。県内の商工団体や銀行幹部らを含む22人が参加し、同省経済関連機関と経済交流に関する意見交換などを行った。

 19日、同省杭州市の栃木浙江友好会館で意見交換会が行われ、栃木県側は強みとする自動車を始めとした産業をPR。また、県産食品の安全性も強調し、東京電力福島第一原発事故以降続く輸入規制の解除に向け、連携の強化を呼び掛けた。

 その後、佐藤団長と梁黎明副省長が会見し、双方は従来の協力関係に加えて、経済分野での交流も強化していくことで一致。佐藤団長は福田富一知事からの親書を梁副省長に手渡した。

新年会で村岡理事長が講演 「身近な分野からの交流を」―NPO福井県日中
講演する村岡理事長 講演する村岡理事長

 NPO福井県日中友好協会( 酒井哲夫会長)は1月14日、福井市のホテルで新年会を開いた。開会に先立って村岡久平(公社)日中友好協会理事長が「日中関係と民間交流」をテーマに講演した。

 講演で村岡理事長は、中国側も民間交流に前向きな姿勢を見せているとして「卓球や健康マージャンなど、身近な分野からの交流を深めていきたい」と述べた。

 新年会では、冒頭のあいさつで酒井会長が、尖閣問題などで関係が冷え込むなか「日中両国は経済や文化などの面で交流を深めてきた」と述べ、「『アジアの時代』を作る上でも民間が連携し合っていきたい」と訴えた。

 当日は、杉本達治副知事ら来賓を含む約80人が出席した。

中国の食文化通じて家族のように打ち解け合う―福岡市日中
餃子を作る参加者ら 餃子を作る参加者ら

 福岡市日中友好協会(中村元氣会長)は2013年12月22日、駐福岡中国総領事館で第2回「日中友好餃子交流会」を開いた。会員や同館職員、その家族ら計70人が参加し、食事を楽しみながら懇談した。

 冒頭、あいさつに立った李天然総領事は、当日が冬至であったことについてふれ「私の故郷では餃子を作り、家族が団らんする日。本日は楽しみましょう」と述べた。

 開会に先立ち、参加者は100人分の餃子を調理。各テーブルでは、日中両国の参加者が家族のように打ち解け合い、手作りの餃子に舌鼓を打った。

 参加した熊本県日中友好協会の寺岡良介さんは「県外からの参加だが、皆さんの笑顔に迎えられた。和やかな雰囲気で楽しかった」と喜んだ。

友好都市煙台を訪問 医療など20年来の交流継続を確認―宮古市日中

 岩手県・宮古市日中友好協会の後藤康文会長らは2013年11月17日から21日まで、宮古市の公式訪中団に随行し、山東省煙台市を表敬訪問した。

 訪中団は、両市の友好都市提携20周年を記念して結成されたもので、宮古市から山本正徳市長、前川昌登市議会長ら9人が参加。これに合わせ、民間団体から後藤会長ら18人が随行した。

 一行は18日、孟凡利煙台市市長を訪問。両市長が会見し、93年の友好都市締結以来行われている、医療、経済、スポーツ、教育などの分野での交流継続を確認し合った。

 両市の交流は、後藤会長が院長を務める後藤泌尿器科皮膚科医院が1991年に、宮古市を通して煙台市経済技術開発区医院に人工腎臓透析機を寄贈したことがきっかけ。その後、両院の医療研修交流が始まり、友好都市提携が締結された。

摂津市で青少年書画展開催 ロビーいっぱいに207点展示―大阪三島日中
表彰される日中の子どもたち 表彰される日中の子どもたち

 大阪三島日中友好協会は2013年11月30日から翌12月1日にかけ、大阪府摂津市コミュニティプラザで日中友好青少年書画展を開いた。NPO大阪府日中友好協会との共催で、寄せられた日中児童の書画作品207点を展示した。

 同日中は、摂津市近隣の小・中学校や、江蘇省人民対外友好協会の協力で同省無錫市の胡埭小学校から届いた児童の作品を、ロビーいっぱいに展示。胡埭小の子どもが書いた達筆な隷書体の作品を見て、参観者は中国の子どもの実力に驚いた。

 1日には表彰式が行われ、来賓に森山一正摂津市長や王磊駐大阪中国総領事館領事らが出席。最優秀賞に輝いた岸野めぐみちゃんは、王領事から中国製の賞状を手渡され大喜びの様子だった。

 会場では日本の児童がクレパスなどを用いて描いた「こども絵画」も展示。街の風景や自転車に乗る子どもなど、豊かな発想の絵が飾られ、会場は色彩感にあふれた。参観者からは「中国の子どもの絵も見てみたい」などの声が聞かれた。

中国人留学生が着付けや茶道を体験 日本文化をたっぷり楽しむ―山形県日中女性委
茶道を体験する留学生たち 茶道を体験する留学生たち

 山形県日中友好協会女性委員会(大川多恵子会長)は2013年12月8日、同県上山市のホテルで中国人留学生との交流会を開いた。招かれた男女留学生14人が着付けや抹茶の作法を通じ、日本の伝統文化を体験した。

 同委は毎年、留学生を招いて交流会を行っている。今回は県内の山形大学と東北文教大学の男女が参加した。

 留学生は、会員の手ほどきで着付けを体験。男子は紋付きはかまを、女子は花嫁衣装である振り袖に身を包み、会場は華やかな雰囲気となった。

 慣れない着付けと正座に苦戦しながら、留学生は抹茶を堪能。参加した一人は「写真は帰国する時の土産にします」と喜んだ。

 当日、留学生は山形の郷土料理や温泉なども満喫、日本の伝統文化にたっぷり浸った。

小石川後楽園を見学―茨城県庁友の会

 茨城県庁友の会(矢口一美会長)は2013年12月2日、東京都文京区の小石川後楽園の見学ツアーを実施した。会員ら約120人が参加した。

 同会は茨城県庁の退職者からなる親睦団体。毎年、史跡や名所を見学するバスツアーを実施して会員間の交流を深めている。今回は、水戸藩と中国との関係を学ぶため同園を初めて訪れた。

 同園は、国の特別史跡及び特別名勝で、水戸徳川家の祖・頼房が造園し、二代光圀の代に完成。中国明代の儒学者・朱舜水の助言で、中国の風物が取り入れられている。

 参加者は「朱舜水を重用した光圀の眼力に感心した」などと話した。

寒山寺で除夜の鐘聞き故藤尾名誉会長しのぶ―池田市日中
寒山寺での式典の様子 寒山寺での式典の様子

 大阪府・池田市日中友好協会( 倉田薫会長)の迎春団の一行が2013年12月31日、江蘇省蘇州市の寒山寺で除夜の鐘を聞く行事に参加した。11月に亡くなった藤尾昭・名誉会長の遺族らを含む12人が訪中した。

 大みそかに寒山寺の除夜の鐘を聞く活動は、地方都市間の交流を進めようと、藤尾名誉会長が1979年に発案。恒例行事として蘇州市政府外事弁公室などの協力で毎年行われ、今回で35回目となった。池田市日中は同年の創立以来、毎年参加している。

 一行は大みそかに先立つ30日、寒山寺で行われた式典に参加。遺族らの要望が伝わり、記念碑の設置と、蘇州の市花であるキンモクセイの植樹が行われ、一行は除夜の鐘の音と合わせて、藤尾名誉会長をしのんだ。

 訪中した藤尾多鶴子夫人は「民間交流を通じて、夫の遺志である『日中友好』の雰囲気が広まっていくのを願っています」と話した。

 一行は12月30日から今年1月3日まで訪中。滞在中、蘇州市への表敬訪問なども行った。

中国の書法家らを筆工房に案内―豊橋地区日中

 愛知県・豊橋地区日中友好協会(伊賀太吉会長)は2013年11月12日、中国人書法家の林暉・西泠印社日本弁事所代表と、小林弘文・NPO国際教育情報交流協会事務局長を、豊橋市内の筆工房に案内した。

 両氏は、伝統工芸品である毛筆の製作工房の見学協力を求め同日中を訪問。伊藤般展名誉会長はこれに応じ、豊橋市の株式会社杉浦製筆所に案内した。

 同所では杉浦良雄社長が、近年のIT機器の普及による筆離れや、修練に耐えられる「伝統工芸士」の不足などを説明。小林事務局長は、工場で若い職人が筆作りに励む姿を見て「努力してこそ日本一の伝統工芸品が生まれる。ぜひ世界各国に紹介したい」と意欲を述べた。

 同市は筆の名産地で、高級筆では日本一のシェアを誇る。

 豊橋地区日中はまた、17日に市内のこども未来館で開かれたイベントに参加。愛知大学の日本人学生に出演を依頼し、二胡の曲を演奏してもらった。

 出演したのは同大二胡部「知音」の11人で、日本の曲のほか、中国の軍歌「八月桂花偏地開」なども披露した。

 知音は、愛知大生が南開大学での留学中、二胡を習ったことがきっかけで生まれた。

許金平駐札幌総領事ご夫妻の送別会を開催
あいさつする許総領事 あいさつする許総領事

 2013年12月12日夕、札幌パークホテルで北海道日中友好協会主催で駐札幌中国総領事館の許金平総領事・隋萍領事ご夫妻の送別会が開かれた。札幌交響管弦楽団奏者友情出演(ヴァイオリン・チェロ・ピアノ)の三重奏が響く中、ご夫妻が入場。坪谷久美子・道日中副会長の司会で送別の宴が始まった。

 青木雅典・道日中会長が主催者を代表してあいさつし、来賓として生島典明・札幌市副市長、末澤和政・藤田観光株式会社会長が、それぞれ総領事ご夫妻との思い出話を述べられた。続いて道日中から感謝状及び記念品、花束がご夫妻に授与された。

 許金平総領事は「2年3カ月の在任で、北海道の各地をほとんど回り、道民の方々と接し、北海道の素晴らしさを堪能しました」とあいさつされ、隋萍領事は「一度北京に帰り、休暇後再び東京の中国大使館勤務となります」と述べられた。

 衆議院議員の佐藤英道・公明党北海道本部代表代行の乾杯で開宴となり、参加した130人を超える各界各層の方々は、いつまでも別れを惜しんで記念撮影をし、会場では「再見」の声がいつまでも続いておりました。
(札幌日中友好協会・広報委員長 五島震二)

市や学友会と連携し放置自転車を新入生に贈呈―つくば日中
贈呈式の様子。2013年11月22日 贈呈式の様子。2013年11月22日

 茨城県・つくば日中友好協会(小浜裕正会長)では、同県筑波大学に入学した中国人新留学生に、つくば市内で回収された放置自転車を贈る活動を続けている。2009年には40台、10年には30台を贈呈。13年11月22日には市庁で贈呈式が行われ、市原健一市長らも出席。10月に入学したばかりの留学生に10台を贈った。

 同大は広く、駅からも距離がある。通学に自転車が欠かせないが、留学生にとって購入費用は決して安くはない。そのため、同日中と同大中国留学生学友会は新入生を支援しようと放置自転車の活用を市に提案。多くの放置自転車を抱える市が快諾した。これまでは同日中側から市に依頼していたが、今回は市から依頼があった。緊張状態にある日中関係を憂えた市原市長の「今こそ日中双方の若者の友好交流を深めたい」という思いからだった。

新しい自転車贈るため日程調整に奮戦

 市との連携は、つくば市議会議長の金子和雄・同日中副会長がパイプ役となった。法定保管期間が過ぎた自転車を市役所職員と共に選定し、安全基準の整備と防犯登録まで行った。費用は同日中が負担したが、修理の少ないものを選んだことや、自転車店を営む会員がいたことなどから、大きな負担にはならなかった。

 頭を悩ませたのは、日程の調整だった。新入生がいつ来日するかなかなか確定せず、市との連絡や放置自転車に関する書類の作成に追われた。新入生がすぐに乗れるよう、式の日取りや自転車の廃棄日、所有権失効などのタイミングを計りつつ、できるだけ新しい自転車を選び、修理した。

 贈呈者は抽選で決定。新入生は自転車を受け取ると大喜びし、式が終わると早速自転車に乗って帰った。新入生からはお礼に「友誼長存(友情が長く続く)」という書が贈られた。

 土河隆事務局長兼理事は「留学生には日本の教育や福祉など、良い点をたくさん学んでほしい」と願う。そのために、自転車の贈呈も継続していくつもりだ。