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ニュース2013年12月1日号のニュース

PM2.5など大気汚染対策で東京・北京の“環境協力”が始動
初日に行われた意見交換会の模様。10月30日、東京・新宿の京王プラザホテルで 初日に行われた意見交換会の模様。10月30日、東京・新宿の京王プラザホテルで

 東京都と北京市の環境保護対策を目的とした具体的な協力が始まった。10月下旬、大気汚染が深刻な問題となっている北京市の環境保護局から方力副局長ら6人が来日し、東京都主催の「大気保全ワークショップ」に参加した。方副局長らは、都環境局の担当者や有識者らと意見交換したほか、都内の環境施設を視察し、東京の環境政策への理解を深めた。

東京で大気保全ワークショップ開催

 ワークショップは、今年1月に猪瀬直樹・東京都知事が北京市長に環境協力を呼びかけたことがきっかけで実現。2009年に締結した「東京都と北京市の技術交流・技術協力に関わる合意書」に基づき、10月30日から11月1日まで3日間実施された。4月と7月に都の職員が北京を視察しているのを受け、今回は北京市側が職員を派遣した。

 初日は意見交換会が開かれ、日本の微小粒子状物質「PM2.5」汚染の現状と対策、東京都のディーゼル車規制などが説明された。

 一方で北京市側は、北京での大気汚染対策の現状を報告。北京の大気汚染は周辺地域からの移流も絡んでいるため、周辺都市地域と協調し対策を進めることも課題の一つであることが説明された。

 北京市環境保護局の方副局長ら一行は、2日目から都の環境研究機関や施設、民間の製油所や自動車工場などを視察。環境保護に関するデータの取り方や汚染物質の発生源の特定方法などについて熱心に聞き込んだほか、研究機関の運営方法などにも高い関心を示した。宋強・同局研究室主任は「学んだことを持ち帰り、具体的にどう対応するか検討したい」と話した。

 両都市の環境交流は以前からあったが、一層の発展へ向け動き出した。

中国共産党 第18期3中全会開き、「改革の全面深化」の方針示す

 中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議(3中全会)が11月9日から12日まで北京で開催され、改革・開放路線の全面的な深化をうたった決定を採択した。

 3中全会で発表されたコミュニケでは、1978年の第11期3中全会開催から35年間にわたる改革・開放の成果を高く評価。「現代中国の命運を決するカギとなる選択」とし、「中国の夢」の実現に向けた「全面的な深化」を強調した。改革の対象となる経済、政治、文化、社会、エコ文明の5分野の中でも、経済体制改革を重視し、「経済・資源の配分で市場に決定的な役割を果たさせる」などの政策を示した。

 さらに、中央に新たに「改革全面深化指導小組」を設けて党の指導強化を図ることや、国家安全保障委員会を創設する。経済改革と社会安定の両立を目指し、2020年までに重要領域で成果を示すとうたった。

 「3中全会」は、5年に1度の党大会で選出される最高指導機関の1つの「中央委員会」が3回目に開く全体会議で、向こう5年間の政策の方向づけを行う。

協会第9回定例理事会開く 第14回日中友好交流会議の内容、テーマなどを討議

 協会は11月8日、東京・千代田区の衆議院第二議員会館で第9回定例理事会を開いた。理事19人が出席し、小野寺喜一郎常務理事が議長を務めた。

 冒頭であいさつした加藤紘一会長は、10月21日から23日まで協会代表団を率いて北京を訪問し、日中関係についてのシンポジウムなどに参加したことを振り返り、「丹羽前駐中国大使が良い意見を述べていた。互いに顔を合わせて意見交換したことは(関係改善への)第一歩になった」と述べた。

 議事では、最初に、丹羽宇一郎奨学金第1回選考委員会を行ったことや、法人会員の拡大に向けた取り組みを進めていることなどの活動報告が行われたほか、今後の事業計画や財政再建などについて討議し、承認された。

 さらに林昭嘉前理事、中尾誠男(株)なとり取締役に顧問を委嘱することを決定した。「2014年日中友好新年会」は、来年1月22日に東京で開催する。

 来年5月12・13日に大阪国際会議場で開く第14回日中友好交流会議のテーマや内容についても話し合い、「会議で何を論じるのか」「日中の地方間交流の推進をうたうテーマがふさわしい」などの意見が出された。

 第9回定例理事会の出席者は次のとおり。

 (理事)加藤紘一 酒井哲夫 松本龍 橋本逸男 村岡久平 西堀正司 岡﨑温 大薮二朗 小野寺喜一郎 髙野倉和央 秋岡栄子 揚原安麿 宇都宮徳一郎 上島保則 木村良夫 佐藤洋一 蘓武多四郎 髙倉秀志 松丸勝二
 (監事)田邊恵三

第9回「東京―北京フォーラム」 日中不戦を誓う「共通認識」発表
政治分科会会場の模様(言論NPO提供) 政治分科会会場の模様(言論NPO提供)

 日中関係改善のための方策を議論する「東京―北京フォーラム」が10月26・27の両日、北京で開かれた。

 日本の民間団体「言論NPO」などが主催し、今回で9回目。唐家璇・中日友好協会会長や宮本雄二元駐中国大使ら日中の政治家や財界人を含めた約1300人が参加した。協会からは、加藤紘一会長らが参加した。

 フォーラムは27日、問題の解決を軍事的手段に求めない「不戦の誓い」などを盛り込んだ「北京共通認識」を発表。共通認識では「両国はどんな理由があっても、どんな対立や課題においても、その解決を軍事的手段に求めるべきではない。戦争に道を開く行動を選んではならない」と訴えた。さらに歴史認識問題では、「歴史の事実を客観的に受け止め、歴史から教訓をくみ取ることは、日中関係が発展する上での共通基盤だ」とした。

全体会議での加藤会長の発言(要旨)

 明治維新以来の日本の目標は、富国強兵、殖産興業、経済発展、そして脱亜入欧だった。しかし、その路線は大きな間違いに変わった。経済発展の目標は米国のGDPに追いつくだけでなく、米国の一人当たりGDPにも追いつくことに変わったことで、同時に日本の伝統や文化を壊してしまった。

 今中国のGDPは世界第2位になったが、一人当たりGDPまで第2位を目指さなくていいと思う。中国を壊すことになってしまうからだ。日中両国は、お互いにどういう道が国民を幸せにするのかについて“意見交流”させる時ではないか。

 島の問題で関係は冷え込むが、価値観を同じにする若者がゴマンといる。例えば、宮崎駿さんのアニメに憧れる日中の若者などだ。あるいは、日本の人気歌手が北京で公演すれば、きっと1万人の中国の青年が集まるだろう。その時、私たちは日中間の政治的な問題がとても小さなことに気がつくだろう。

日中経済協会 180人規模の代表団が北京訪問汪洋副首相らと相次いで会談

 (一社)日中経済協会の代表団約180人が11月18日から21日まで、北京を訪問した。最高顧問の米倉弘昌経団連会長をはじめ、張富士夫同協会会長ら日本の大手企業のトップらが多く参加した。

 日中関係が冷え込むなか、関係改善の糸口を探りたい代表団は19日、中国政府で経済を担当する汪洋副首相と中南海で会談した。

 汪副首相は、こうした状況の中で訪中した代表団の日中経済関係重視の姿勢を高く評価し、「中日双方が経済・貿易協力を一層強め、互恵ウィンウィンと共同の発展の道を歩むことを希望する」と述べた。一行はこのほか、商務省など経済担当の幹部と相次いで会談した。

 岡本巖同協会理事長は「3中全会が終わり、中国の経済発展の方向性が打ち出された直後、経済担当の幹部と意見交換できたことはよかった」と述べ、その成果を強調した。

中国から高校生と教育関係者が来日 安倍昭恵・首相夫人、歓迎会に出席し交流
中国の高校生と歓談する昭恵さん(左から4人目) 中国の高校生と歓談する昭恵さん(左から4人目)

 中国の教育関係者代表団29人と高校生訪日団第1陣61人が11月19日に来日し、翌20日に東京都内のホテルで歓迎会が開かれた。

 歓迎会には、安倍晋三首相夫人の昭恵さんが出席し、来日した中国人高校生たちを歓迎した。中国側は、程永華駐日中国大使と汪婉夫人が出席した。

 歓迎のあいさつに立った昭恵さんは、「日中関係が良好とは言えないなか、勇気をもって日本に来てくれて、うれしく思う。交流を通じて、日中両国の違いに対し率直に意見交換してほしい」と述べた。

 乾杯後、昭恵さんは各テーブルを回って、高校生らと積極的に交流した。通訳を介し話しかけると、高校生らの緊張した表情が和らいだ。

 高校生ら一行は、約8日間の滞在中に京都や大阪を訪問。ホームステイなどを通じて交流し、日本への理解を深めた。

 外務省が進める日中政府間交流事業の一環で、中日友好協会が派遣、(公財)日中友好会館が受け入れた。中日友好協会の王秀雲副会長が総団長を務めた。

浙江省の代表団37人が福井県を訪問し、友好交流20周年祝う―福井県日中
記念品を持つ酒井会長(左)と馮団長。福井県日中の歓迎会で 記念品を持つ酒井会長(左)と馮団長。福井県日中の歓迎会で

 浙江省各界代表団の2団37人が10月21日、福井県を訪れた。友好県省提携20周年を記念した団で、福井市内で同日開かれた県主催の祝賀会に出席した。

 祝賀会に日本側からは西川一誠県知事や酒井哲夫NPO福井県日中友好協会会長、行政や経済界の代表ら約80人が出席。総勢120人が交流し、20周年の節目を祝った。挨拶の中で省友好代表団の馮明(=省人民代表大会常務委員会副主任)団長は、「次世代を担う青年交流の活性化」などを提案した。

 翌日は各界代表団の企業関係者らが参加する「県・浙江省経済交流促進機構」が福井商工会議所で開かれ、意見交換が行われた。また、同日に県日中が開いた歓迎会には、各界代表団の21人が出席し、記念品の贈呈が行われたほか、日本側出席者の75人と懇談し、今後の末永い友好交流の継続を誓い合った。

囲碁交流団が杭州へ相互に訪問継続を

 日本棋院福井県支部連合会の会長も務める酒井会長を団長とする“囲碁交流団”の13人が、11月2日から5日にかけて浙江省杭州市を訪れ、対局を通じて交流した。

 同団は、今年が県省友好提携20周年であることと、同支部が設立30周年に当たることから組織された。

 3日、団員らは現地の杭州棋院で、プロを目指す中国人の小学3・4年生と対局した。結果は子どもたちの圧勝で、団員らは彼らの強さに驚いた。

 酒井会長は「相互訪問の形で今後も囲碁交流を続けていきたい」と意欲を示した。

友好県省提携30周年 長野県阿部知事が河北省訪問、スキー振興などで協力示す―長野県日中

 阿部守一・長野県知事が河北省との友好県省提携30周年に合わせて、10月27日から11月1日まで訪中した。10月28日午後、同省石家荘市を訪れ張慶偉省長と会談し、環境やスキー産業などの新しい分野での交流を進めて行くことで一致。長野県日中友好協会の相澤孝夫副会長、西堀正司理事長、西田節夫副理事長が同行した。

 河北省では現在、スキー産業開発に力を入れており、W杯などの国際大会誘致を準備している。張省長はそれについてふれ「長野県に知恵を借りたい」と述べ、冬季五輪やW杯開催経験のある長野県に大会運営面でのノウハウなどの協力を求めた。これに対し阿部知事は、県内への中国からのスキー客誘致などを念頭に「双方にメリットのある形でスキー振興に協力したい」と応えた。

 会談ではまた、同省で深刻化している大気汚染問題について話し合いが行われ、双方が共同研究して行くことで合意した。

 阿部知事はそのほか、29日に北京の中日友好協会を訪問し王秀雲副会長と懇談した。

市民交流訪中団派遣し、北京市対友協と覚書調印―NPO東京都日中
握手する趙会長(左)と宇都宮会長 握手する趙会長(左)と宇都宮会長

 NPO東京都日中友好協会は日中平和友好条約締結35周年を記念し、10月19日から23日まで市民交流訪中団を派遣した。北京市の施設を参観したほか、同市人民対外友好協会を訪れ覚書に調印した。

 同日中では毎年、市民交流行事や旧友らとの懇談を行うことを目的に、北京に訪中団を派遣している。今回は宇都宮徳一郎会長を団長に、会員ら約20人が参加した。

 一行は20日、北京市西城区の新街口街道社区を訪問し、書道や刺繍作品を参観。施設職員らと対談し、交流した。

 同日夕には北京市対友協を訪れ、趙家騏会長と会見。2014年度の交流覚書に調印し、環境、エコ農業、高齢化対策など新しい分野での交流を進めていくことで合意した。

 このほか、一行は北京の金山嶺長城や、河北省承徳の避暑山荘などの世界遺産を観光した。

留学生と富士山を散策、雨天も心温まる思い出に―山梨県日中女性部
傘を差し富士山を散策する参加者 傘を差し富士山を散策する参加者

 山梨県日中友好協会女性部(弦間泉部長)は10月5日、中国人留学生を招いた研修旅行を行った。留学生16人を含む24人が参加した。

 同女性部では毎年、留学生を招待して友好を深める旅行を実施している。5回目の今年は、世界遺産に認定された富士山の周辺を巡る旅を企画した。

 当日はあいにくの雨。富士山五合目では、特に激しく降り、一行は自然の厳しさを身にしみて感じた。気もふさがる中、留学生たちは会員らをフォロー。「大丈夫ですか」と声をかけたり、バスの乗り降りの際に手を貸したりするなど、会員をいたわった。

 富士山では稜線をわずかに確認でき、眼下の雲海を見渡せた。一行は、ふもとの史料館に入り、国慶節を祝う催しを参観した。「獅子舞」や「南京玉すだれ」などの出し物に、会場は日中友好ムードに包まれた。

 弦間部長は「留学生の気遣いに心が温まった。彼らもまた、思い出がたくさん残っただろう」と話した。

新潟総領事館訪問し、友好交流の旅実施―須賀川市日中
懇談する水野会長(左)と宮副総領事(中)、深谷名誉顧問 懇談する水野会長(左)と宮副総領事(中)、深谷名誉顧問

 福島県・須賀川市日中友好協会(水野正男会長)は10月17日、民間交流の促進を今後の活動に生かすため「友好交流の旅」を実施し、新潟総領事館を訪問した。深谷幸弘・名誉顧問ほか、一般市民を含む19人が参加した。

 総領事館では宮暁冬副総領事はじめ、全館員が歓待してくれた。懇談で宮副総領事は、「国交正常化以来、民間交流を促進してきた日中友好協会は重要な組織。中日間で相互理解を深め合うことが大切です」と双方の一層の努力を強調。また、我々のこれまでの活動を評価し「交流の“架け橋”の役割となること願っています。新潟・宮城・山形の県協会や、友好団体との交流も強めながら、たゆまぬ努力をしていきたい」と語ってくれた。

 意見交換では福島空港の上海線の定期便再開の促進や、環境対策などについて話し、パーティーでは美酒を酌み交わしながら、多くの館員と友好を深め合った。

 その後の11月9日、須賀川市伝統の火祭「松明あかし」に宮副総領事と張振瀚館員をご招待。友好をさらに深めることができた。

「日中友好親善の旅」 天津の学生らと交流―佐倉市日中
「日中友好親善の旅」参加者ら 「日中友好親善の旅」参加者ら

 千葉県佐倉市日中友好協会(長谷川稔会長)は10月19日から23日にかけ、毎年恒例の「日中友好親善の旅」を実施した。会員や一般市民など25人が参加し、天津を中心としたコースを回り、現地の学生たちと交流した。

 今回の旅では、天津市薊県の「清東陵」や河北省秦皇島の「山海関長城」などの世界遺産を観光しつつ現地の料理を堪能した。また、天津市人民対外友好協会を表敬訪問し、幹部らと懇談した。

 22日夕、一行はレストランで開かれた、対友協幹部や天津の南開大学生らとの交流会に参加。学生と日本語で会話し、合唱や踊りを楽しんだ。同日中は学生たちに竹細工やカルタなどをプレゼント。会員による遊び方の説明を聞くと、学生からは笑顔が絶えなかった。

 帰りの空港では、シンポジウム出席のため北京を訪れていた丹羽宇一郎・前駐中国大使と偶然に出くわした。励ましの言葉をもらい、参加者には大きなサプライズとなった。

小学生の姉弟が入賞し、快挙を成し遂げる―北海道日中
賞状を受け取る朝倉由宇くん 賞状を受け取る朝倉由宇くん

 北海道日中友好協会(青木雅典会長)は10月27日、札幌市の「かでる2.7」で第31回中国語スピーチコンテストを開いた。朗読、暗誦、弁論の3部門に小学生から一般まで22人が出場し、日頃の学習の成果を披露した。

 コンテストには小学生の朝倉愛莉ちゃんと弟の由宇くんの姉弟が出場した。愛莉ちゃんは、13人が出場した朗読部門で見事優勝を飾り、由宇くんは暗誦部門で3位に入賞するなど快挙を成し遂げた。

 テーマが自由の弁論の部では、出場者は主に日中友好に関する内容をスピーチ。「私の中国の夢」を語った大学生の中井龍さんが1位に輝いた。

 審査員は李涛・駐札幌中国総領事館領事らが担当。講評では出場者たちにピンインのミスなどを指摘したほか、「自分の体験した内容をテーマにすると、スピーチがより具体的になって親近感がわく」などとアドバイスした。

40人が学習の成果を披露、リピーターが多く入賞―NPO愛知県日中
スピーチコンテスト会場の模様 スピーチコンテスト会場の模様

 NPO愛知県日中友好協会(後藤淳会長)は10月19日、名古屋市の愛知工業大学自由ヶ丘キャンパスで第31回中国語スピーチコンテストを開いた。岐阜県からの出場者を含む総勢40人が集まった。

 今年は江蘇省人民対外友好協会との共催で、スピーチと朗読の2部門が行われた。駐名古屋中国総領事館の馬興無領事らが審査員を務めた。

 スピーチの大学生の部では鈴木沙也加さんが、一般の部では全国大会に出場経験がある永田晶彦さんがそれぞれ1位を獲得した。全体的にリピーターが多く入賞し、審査員からは「発音が年々レベルアップしている」、「話の流れに注意しよう」などの講評があった。

 最後に、来年1月に行われる全国大会の岐阜県代表選考会が開かれ、スピーチと朗読の各部門でそれぞれ1人が発表した。

四国の学習者呼びかけ、幅広い年齢層が出場―徳島県日中

 徳島県日中友好協会は10月20日、第4回中国語スピーチコンテストを県国際交流協会で開いた。今年は朗読とスピーチの部で21人が出場。日頃培った中国語の腕前を披露した。

 今大会の特色は、四国ブロックの大会として位置づけ、香川県からも1人が出場されたこと。また、オープン参加で、10歳の小学生から67歳までと、非常に幅広い学習者が出場したことなどが挙げられる。

 県日中としては、今後とも四国のブロック大会として、大いに県外の方の出場を呼びかけ、中国語学習者の「発表の場」、「交流の場」として取り組みたいと考えている。

 当日は観衆も大変多く、会場は満員。用意していた資料が不足するなど、大変うれしい悲鳴もあがった。スピーチコンテストを通して、日本と中国の友好交流にさらに貢献したいと考えている。

中国人留学生と「ギョウザを作る会」開催―豊橋地区日中
ギョウザを作る参加者ら ギョウザを作る参加者ら

 愛知県豊橋地区日中友好協会(伊賀太吉会長)は10月5日、豊橋市本郷地区市民館で中国人留学生と「ギョウザを作る会」を開きました。豊橋技術科学大学の中国人留学生の会の25人が発起し、会員約30人も参加して交流を深めました。

 日本の各大学は1980年から中国人留学生の受け入れを始め、豊橋市には同年、同大学と愛知大学に5人が来日しました。以来、協会では毎年市内の桜の名所・向山大池公園で花見の会を開き、交流を図ってきました。留学生が会員へ感謝の気持ちを込めて手作りのギョウザを振る舞う会を開き、88年以来、今回で26回目です。

 留学生たちは前日から材料の仕入れから仕込みを行い、当日の朝、ギョウザの皮作りを始めました。しっかりこねた小麦粉を麺棒で丸く伸ばし、具材を手際よく波型に包み、熱湯で茹で上げました。アツアツのギョウザを皆で味わいながら親睦を深めました。

 伊藤般展名誉会長が「両国の平和と幸せのために、こうした小さな交流から貢献することが協会の使命と感じている」と目を細めながら語られたのが印象的でした。

友好都市交流会を開催、オール千葉での成果を目指す―千葉県日中
友好都市交流会の模様 友好都市交流会の模様

 千葉県日中友好協会(早川恒雄会長)主催の「友好都市交流会」が10月10日、千葉市国際交流プラザで開かれた。県下6地区の日中友好協会や国際交流協会、自治体の代表者、孫永剛・駐日中国大使館一等書記官ら総勢30人が出席。布施貴良同日中副会長が進行役を務めた。

 同交流会は、8月の同日中の総会で今年度の活動計画として採択された新たな取り組みで、全国的にも珍しい試み。中国に友好都市を持つ自治体に所在する地区協会などが、友好都市とどのように交流しているか意見交換を行う。各地区協会で会員数の減少が共通の課題であることから、開催が提案された。友好都市との交流に対する市民の理解を得ることによって、各地区協会の会員数の増加につなげることが狙いだ。

まだ手探りの段階

 交流会で柏市は、友好都市締結30周年を記念して9月に河北省承徳へ訪中団を派遣したことを報告。千葉市は、友好都市の蘇州市呉江市が市轄区に昇格し、蘇州市呉江区となった後も交流を継続していることを報告した。一方で成田市では、陝西省咸陽市との交流が止まっていることについて、尖閣諸島問題の影響を懸念していると報告した。

 交流会は参加者も多く、時間が不足。報告も、問題点ではなく交流の紹介にとどまるなど、運営はまだ手探りの段階で、課題も残った。現在、事前に議題を提起するやり方などを検討しており、各地区のスケジュールが合えば随時開催し改善していくという。

 県内各地区で友好都市との交流があり、県日中友好議員連盟の議員らも中国と盛んに交流を行っているものの、千葉県はまだ友好県省提携を結んでいない。県日中の小野﨑一男事務局長は「交流会の継続が、友好県省の締結につながることを願っている」とオール千葉での成果を目指す。