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ニュース2013年4月5日号のニュース

群馬県日中友好協会が誕生 “オール群馬”の交流目指す
就任のあいさつをする中村会長。3月27日、群馬県日中友好協会設立総会で 就任のあいさつをする中村会長。3月27日、群馬県日中友好協会設立総会で

 長らく県協会のなかった群馬県に、新しく群馬県日中友好協会が誕生した。3月27日、前橋市の群馬公社総合ビルで開かれた設立総会には、県内各業界の代表者ら175人が集まり、新協会の船出を祝った。会長には、発起人代表である中村紀雄群馬県議会議員、理事には商工会連合会、中小企業団体中央会、経営者協会、農業、金融業、メディアと、県内の各業界・団体の会長らが就任した。幅広い業界の参加を得て、"オール群馬"での日中交流を目指す。

 同協会の特徴は、業種を問わず行政・団体・個人が参加し、連携する体制ができていること。設立にあたり、県議会議員、農業、商工団体、観光団体などが中心となって発起委員会を組織し、県内の各業界へ、幅広く活動への参加を呼びかけた。昨年国際戦略を打ち出し、4月に上海事務所を設立する群馬県も協力している。

 さらに、同協会は群馬県出身の福田康夫元首相が最高顧問を、大澤正明群馬県知事が名誉会長をそれぞれ務める。

 設立総会の就任あいさつで中村会長は、「新たな日中関係をどう築いていくかという今、群馬県日中友好協会の発足には特別な意味がある」と強調。「大変だが大切な時、皆さんと力を合わせて役割を果たしていきたい」と決意を語った。

 今後の主な事業として、県下市町村が実施する交流事業への協力、農業・商工・観光分野の各団体の経済交流の支援、温泉やスキー交流の促進などを予定。事務局は、県観光物産国際協会(〒371-0026群馬県前橋市大手町2丁目1番1号)内に置く。

 設立総会には、来賓として大澤県知事、韓志強駐日中国大使館公使、松本耕司県議会議長、村岡久平(公社)日中友好協会理事長らが出席し、それぞれ祝辞を述べた。上海市人民対外友好協会などから祝電が寄せられた。

来賓の祝辞から
■韓志強公使
 「国と国の関係を位置付けていくのは、国民同士の関係。国民の力を結集し、中日の交流を進めようという群馬県日中友好協会の設立は、大きな意味がある。特にこの難しい雰囲気の中での設立は、日本全体、中日関係全般にもいい影響をもたらすに違いない。大使館として、全面的に応援していきたい」
■村岡久平協会理事長
 「群馬県日中友好協会は、民間団体だが、県の各界を代表する団体・機関の方々によって発足した。そのあり方は、他の都道府県・地区協会にとっても、とても勉強になり、非常に意味がある。全国の日中友好協会への影響も期待したい」

「“顔の見える交流”目指そう」 名古屋市日中友好協会が発足

 名古屋市日中友好協会が3月19日に発足した。同日に名古屋市内で設立総会および懇親会が開かれ、後藤淳・NPO愛知県日中友好協会会長や張立国・駐名古屋中国総領事館総領事ら日中各界の約70人が出席した。県内10番目の協会となる。

 同市日中は、今年が名古屋市と中国江蘇省南京市の友好都市提携35周年であることや、南京市はじめ中国や名古屋市在住の中国人と"顔の見える交流"で相互理解を深めたいという思いから、松原武久・元市長ら発起人9人が設立準備を進めてきた。駐名古屋中国総領事館も協力した。

 設立総会では太田宏次・元中部経済連合会長の会長就任を承認。2013年度事業として、友好都市35周年記念の訪中団を南京市へ派遣することや、日中文化交流行事を開催することなども決めた。

 太田会長は就任あいさつで、名古屋市が1971年の「ピンポン外交」の舞台であったことや、78年の友好都市締結以来、南京市と各分野で交流行事を行ってきたことを紹介し、「名古屋と南京の関係をぜひ深化させたい」と意欲を語った。

 懇親会では、出席者全員で新たな協会の出発を祝った。

■名古屋市日中友好協会
〒464-0082 名古屋市千種区上野3丁目8-17 NPO愛知県日中友好協会内
☎052-799-8081 FAX052-799-8088(4月8日から)

日中韓FTA交渉、ソウルで初会合

 日本、中国、韓国3カ国の自由貿易協定(FTA)締結に向けた交渉の初会合(次官級)が3月26日から28日まで、韓国・ソウル市で開かれた。約10年の準備期間を経て、本格交渉がいよいよスタートした。

 3カ国は2003年にFTA民間共同研究を開始。その後、産官学共同研究へと発展させ準備を進めてきた。昨年11月にカンボジアで大臣レベルの会合を行い交渉開始を宣言、13年早期に第1回交渉会を開くことで合意していた。日中韓FTAが実現すれば、世界の国内総生産(GDP)で約2割を占める巨大市場が誕生する。

 第1回会合には、日本から鶴岡公二外務審議官、中国から兪建華通商次官補、韓国から崔京林産業通商資源省通商次官補が出席。主に、今後の交渉の進め方や対象分野の範囲などについて議論した。

 日本は、中韓両国の工業品の関税を引き下げ、輸出の拡大につなげることなどが狙いだが、3カ国間には領土を巡る政治的な摩擦もあり、交渉が順調に進むかも焦点となる。

「老日中西日本の集い」―“長老ら20年ぶりに語らう”
老日中西日本の集い参加者ら 老日中西日本の集い参加者ら

 長年にわたり日中友好活動に携わってきた友好人士"長老"らが集う「老日中西日本の集い」が、2月26日から1泊2日の日程で、大阪府池田市の不死王閣で開かれた。約20年ぶりの開催に、東京や名古屋からの参加者を含む31人が集まった。

 「老日中の集い」はこれまで、藤尾昭・池田市日中名誉会長が先頭に立ち「一度集まろう」と、日本人と在日華僑の長老に交流を呼びかけてきた。

 昨秋の「島問題」を受け、藤尾名誉会長は「すでに亡くなった方も少なくないが、集まることで親睦を深め周りの皆を鼓舞しよう」と提案。辻井誠行・奈良県日中会長や金翬・大阪華僑総会名誉会長ら世話人と共に友好人士に呼びかけた。

 当日は山田敬三・神戸大学名誉教授が「『東京―北京』の夢」と題して講演したほかは、特に決まったスケジュールは無く自由行動。春らしさが感じられる山間の閑静な環境の中、参加者はお互いの近況報告や温泉を心ゆくまで楽しんだ。参加者からは「また開催してほしい」などの声が聞かれた。

孫崎享氏を招いて講演会、愛媛県日中

 愛媛県日中友好協会(宮崎満会長)は3月16日、同県松山市の松山大学で孫崎享・元外務省国際情報局長を講師に招き講演会を開いた。約80人が講演に熱心に耳を傾けた。

 孫崎氏は、尖閣諸島をめぐる日中関係について講演、「東アジア共同体のようなものを作り、紛争を避け互いに利益を得ることが重要だ」と強調した。

 さらに孫崎氏は、日本では、中国について客観的に書かれた本が少ないことや、中国側の言い分をよく理解していない日本人が多いことなどを問題点として指摘し、「自分の関心ごとだけで物事を判断すると、自然と対立してしまう」と、相互理解の重要性を述べた。

 参加者からは、日中関係だけでなく、「中国はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に加入するのか」といった質問が上がった。

 当日は、各界代表の意見発表会も行われ、銀婷・県華僑華人連合会事務局長は「日中間における東アジア近現代史教育の違い」についてふれ、日本側の努力を訴えた。

長野県日中女性委員会が新春の集い開く

 長野県日中友好協会女性委員会(島津美智子委員長)は2月7日、長野市内のホテルで日中友好新春女性のつどいを開いた。県内各地から約50人が参加。来賓として井出正一県日中友好協会会長も出席した。

 島津委員長はあいさつで「困難な状況の中でも、バスツアーやスキー交流会、友好キャンプなどが皆さんの協力の下、成功裏に実施できたことに感謝したい。元気よく2013年の活動をスタートさせていきましょう」と述べ、1年の始まりを盛り上げた。

 第1部ではシベリア抑留を体験した坂田雪男さんが「宝興長野郷開拓団〜シベリア抑留を語る」と題して講演。平和の尊さを訴え、出席者たちに感銘を与えた。

 第2部の懇親会では楽しいおしゃべりに加え、歌や踊りも披露された。また、それぞれが持ち寄った品でバザーも開催され、にぎやかに新春を祝った。

浜北日中が設立20周年、記念式典開く

静岡県浜北日中友好協会(渥美泰一会長=県日中会長)は3月2日、同県浜松市のなゆた浜北ホールで、同日中設立20周年記念式典を開いた。会員や歴代役員、鈴木康友・浜松市長ら来賓を含む約210人が出席した。

 冒頭の挨拶で渥美会長は「昨今は『日中友好』と大声では言いにくい雰囲気を感じるが、歯を食いしばって心と心が通い合う交流を進めて行きたい」と述べた。

 続いて挨拶した鈴木市長は、浜松市が遼寧省瀋陽市および浙江省杭州市と友好都市関係であることについてふれ、都市間・民間の交流の活発化を訴えた。

 表彰式では池谷豊・前会長を始め、功労者15人に感謝状を授与。受賞者を代表して挨拶した池谷前会長は、「民間交流を活発に行い、民の力で官を促してほしい」と同日中への期待を寄せた。

 その後、パネルディスカッションが行われ、日本の大学生と中国人留学生が率直な意見を述べ合った。また、太極拳や揚琴も披露されるなど、記念式典は大盛況だった。

中国大使館の白剛公使参事官が愛知・豊橋地区日中を訪問

 愛知県豊橋地区日中友好協会(伊藤般展会長)は3月12日、豊橋市のホテルで、中国大使館教育処の白剛・公使参事官と楊光・一等書記官を迎え、意見交換を兼ねた昼食会を開いた。

 大使館の一行は、同日中の長年にわたる教育事業交流や、留学生支援活動などに敬意を表し伊藤会長らを訪問、懇談した。

 意見交換で伊藤会長は、最近の日中関係について「アジア地域の平和安定のために両国が信頼関係の絆を太くするべきだ」と述べ、さらに「アジアでのリーダー的役割を果たす責任がある両国には、協同関係を築く努力が大切だ」と強調した。

 一方で白公使参事官は「これまでの友好関係の堅持と両国の発展のために、われわれは平和の道を共に歩もう」と述べた。

 一行はその後、県内の愛知大学訪問や胡蝶蘭温室栽培の見学を行い、帰途についた。

留学生と姉様人形作り、宮城・柴田町日中
留学生と姉様人形作り 留学生と姉様人形作り

 宮城県柴田町日中友好協会(中島亮祐会長)は2月3日、同町の集会所で仙台大学に通う中国、台湾、タイからの留学生を招き「姉様人形」作りを実施した。午前・午後の2部構成で、講師や会員のほか、19人の留学生が参加した。

 同日中では留学生に日本を知ってもらうため、旅行や野球観戦などを実施している。今回、留学生は講師の指導の下、人形作りに挑戦した(写真)。

 「姉様人形」は日本の伝統工芸で、江戸時代に流行した、ままごとに使う花嫁姿の人形。縮緬紙(ちりめんがみ)で髪を作り、千代紙・布などで作った衣装で着飾る。精細で奥が深く、バランス加減や細かい作業が難しい。留学生たちは苦戦しながら2時間ほどかけて人形を作り上げた。

 当日は3月の卒業式を終え帰国する留学生が多く参加。留学生たちは「日本の伝統文化にふれられて良かった」「いい土産ができた」などと涙ながらに話した。

 また、同日中は節分を紹介し、留学生は豆まきも体験。「鬼は外、福は内」の掛け声で豆をまいて楽しんだ。

留学生と春節を祝う、茨城・日立市日中

 茨城県日立市日中友好協会(森秀男会長)は中国の春節にあたる2月10日、日立シビックセンターで「春節を祝う会」を開いた。茨城大学工学部留学生会との共催。会員と中国人留学生、県内で暮らす中国の人々を中心に約130人が集まり、共に春節を祝った。

 会は毎年の恒例行事で、就職した卒業生も県内各地から集まるほどの人気。森会長はあいさつで、「日中間は様々なことで揺れているが、一般市民による友好交流は、変わることなく継続していく必要がある」と話し、状況に左右されない交流の必要性を強調した。

 交流会では留学生が進行役を担当。参加者たちはいくつものテーブルを囲んで水餃子などの正月料理を味わった。出し物では、地元のボランティア有志による獅子舞も登場してテーブルの間を練り歩き、家族連れなどを喜ばせた。

手作り料理を囲んで春節会、函館日中
食卓を囲む参加者たち 食卓を囲む参加者たち

 北海道函館日中友好協会(東出隆司会長)は、2月11日、市内の函館青年センターで「春節晩会」を開いた。会員のほか、協会が主催する中国語講座の受講生や函館教育大学の中国語サークルの日本人学生、中国人留学生ら約70人が集まり、手作りの水餃子と料理で春節を祝った。

 昼ごろから集まった参加者たちは、餃子作りを開始。和気あいあいとした雰囲気の中、水餃子と煮物、ジャガイモ料理など数品を作った。留学生の中には「餃子を作るのは初めて」という人もおり、日本側参加者を驚かせた。

 できあがった料理を囲んでのパーティーは、さらににぎやかに。料理が所狭しと並んだ長い食卓は、中国少数民族の祝祭を思わせた。日本語・中国語交じってのおしゃべりは盛り上がり、卒業と帰国を控えた留学生を中心に、日本や函館の印象も話題になった。

 会場のテレビでは中国で定番の「春節歌番組」が放送され、春節気分を盛り上げた。