会報『日本と中国』

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ニュース2013年 3月5日号のニュース

日中貿易額、3年ぶり減少

 日中貿易の総額が、リーマン・ショック後の2009年以来、3年ぶりに減少した。日本貿易振興機構(ジェトロ)が2月19日に発表した。

 ジェトロによると、12年の日中貿易総額は前年比3.3%減の3336.6億ドル。中国経済の低迷や、尖閣諸島を巡り対立した日中関係の悪化が響き、日本の対中輸出が落ち込んだ。対中輸出額は前年比10.4%減で、特に、建設機械や自動車、鉄鋼などの落ち込みが目立った。

 一方、中国からの輸入は1889.4億ドルと3年連続で過去最高を更新したものの、伸びは前年比3.0%増の1けた台と鈍化した(前回は20.1%増)。この結果、対中貿易赤字は442.4億ドルと前年の約2倍となり、初めて400億ドルを突破した。

 こうしたなか、米倉弘昌会長をはじめとする経団連の代表団が、2月22日から24日まで北京を訪問。唐家璇・中日友好協会会長と会談し、経済分野を含む民間交流の促進を呼びかけた。米倉会長はまた、深刻化する中国の大気汚染問題の解決に向けて、環境分野で日中が技術協力することの重要性を示した。

3月24日から「日中漫画展」が南京で開催、愛知県日中など主催

 愛知県を中心とした実行委員会が主催する「日中漫画展」が3月24日から28日まで、同県の友好県省・江蘇省の南京市で開かれることが決まった。NPO愛知県日中友好協会などが後援する。

 同展は、昨年9月に日中国交正常化40周年を記念して開催される予定だったが、尖閣問題による日中関係の悪化の影響などで延期されていた。

 同県によると、漫画展は南京市の日中友好会館で開催され、開幕セレモニーには大村秀章知事が出席する予定だという。

 展示する作品は、「未来」をテーマにした日本の漫画家の作品75点と中国の若手漫画家の作品15点。日本漫画の選定は、石川好、森田拳次、ちばてつやの各氏漫画家らで構成される日本漫画事務局「八月十五日の会」が主に行った。昨年に延期が決まった後は、額縁に入れられ南京で保管されていたという。

 2月18日に開かれた記者会見で大村知事は「必ずやるぞと、日中情勢をにらみながら江蘇省に働きかけてきた。日中関係は依然として厳しい状況にあるが、こうした時こそ地域間で交流を進めるべきだ」と意気込みを語った。

 愛知県日中の岡﨑温副会長(協会常務理事)によると、「日本の尖閣諸島国有化以降、愛知県からは何度か訪中団を江蘇省へ出したいとの話があった」という。

各地で新年会開かれる
村山富市名誉顧問が出席―大分県日中 あいさつと訪中の報告をする村山名誉顧問 あいさつと訪中の報告をする村山名誉顧問

 大分県日中友好協会(岩﨑泰也会長)は2月3日、大分市豊の国健康ランドで、日中平和条約締結35周年記念新春祝賀会を開いた。会員のほか、県内の中国人留学生や国会議員、各級議員など221人が集い、盛大に新春を祝った。村山富市(公社)日中友好協会名誉顧問も出席し、1月の協会代表団訪中の内容を報告した。

 岩﨑会長はあいさつで今年度の活動計画に触れ、「毎年実施している恒例の行事には、積極的に取り組んでほしい」と呼びかけた。

 懇親会のステージには天響子供音楽、佐伯市日中天響オーケストラの演奏や、太極拳・少林拳の演武など、様々な団体が登場。今年は4人の中国人留学生も加わって、多彩なアトラクションを展開した。

 立命館アジア太平洋大学の留学生孫暢さんの二胡による「北国の春」では、会場のあちこちで演奏に合わせて歌詞を口ずさむ人が見られた。


創立60周年をともに祝う―NPO富山県日中

 NPO富山県日中友好協会(金尾雅行会長)は、2月11日、富山市内の名鉄トヤマホテルで創立60周年を記念する講演会並びに式典、功労者・永年会員の表彰式と交流祝賀会を開いた。式典には石井隆一県知事をはじめ多くの来賓を含め約130人が出席。(公社)日中友好協会からは酒井哲夫副会長が出席した。

 式典に先立ち開かれた講演会では、元駐中国日本大使で(公財)日中友好会館顧問の谷野作太郎氏が、「アジアの巨龍、中国とどう取り組むか」のテーマで講演。国交正常化の原点と現在の日中関係などについて話した。

 式典のあいさつでは金尾会長が「これまで築いてきた友好関係を基盤に、着々と交流事業を進めていきたい」と、協会の基本姿勢を改めて示した。

 地元の越中源多良(げんたら)太鼓保存会による迫力ある演奏で幕を開けた祝賀会には、県中国人留学生友好聯誼会の留学生らも参加。会員らと親しく懇談した。


1月の訪中報告をかね開催―北海道日中・札幌日中

 北海道日中友好協会(青木雅典会長)と札幌日中友好協会(大嶋薫会長)の共催による新年会が1月29日、札幌市内のホテルで開かれた。駐札幌中国総領事館員などの来賓らを含む、120人を超える参加者が集まった。

 北海道日中は、唐家璇・中日友好協会会長の招待で訪中代表団(団長=青木会長、副団長=大嶋会長)を組織。11人が1月26日から29日、北京の諸機関を訪問した。当日帰国した全員が空港から新年会会場に直行した。

 挨拶で両日中会長は訪中の成果を報告。大嶋会長は「この時期に訪中したことは、民間団体として重要だったと捉えている」と述べた。

 開宴後、参加者は訪中団の話を中心に歓談。坪谷久美子・北海道日中副会長が着物姿で訪中したことなども話題になった。

 アトラクションでは二胡の演奏や民族舞踊が披露されるなど、新年会は大盛況だった。


書道作品を会場に展示―千葉県日中

 千葉県日中友好協会(早川恒雄会長)は2月5日、千葉市内のホテルポートプラザちばで、新年祝賀会を開いた。孫永剛・駐日中国大使館一等書記官や本清秀雄・日中友好千葉県議員連盟会長、朽木光晴(公社)日中友好協会事務局次長ら来賓のほか、県内地区日中の会員ら、約80人が出席した。

 冒頭の挨拶で早川会長は、故郭沫若・中日友好協会名誉会長が日本人女性と結婚したことを例に挙げ「日中両国民の仲は血が通ったように非常に深い。われわれはこうしたことに思いを巡らせ、友好活動を進めていくべきだ」と強調した。

 また、1月の(公社)日中友好協会訪中代表団で訪中した朽木事務局次長が訪中の成果を報告し、「ピンチをチャンスに変える努力が大切」と話した。

 会場では書家の種谷萬城・県日中顧問の作品が展示された。種谷顧問の作品は、県日中が昨年12月に開いた「日中交流書画展」に出品されたもので、参加者の注目を集めた。


“絆は断たれない”留学生が日中交流を願う―NPO高知県日中 自己紹介する留学生ら 自己紹介する留学生ら

 高知県日中友好協会(鈴木康夫会長)は2月9日、高知市の土佐御苑で春節を祝う会を開いた。国会議員ら来賓を含む計230人が参加した。

 当日は県内の大学や高校に通う中国人留学生ら48人も参加し、会員らと交流を深めた。

 鈴木会長らの挨拶に続き、留学生代表らが日本語で自己紹介。明徳義塾高校の留学生・高宇豪さんが話す日常の生活の様子は愉快で、参加者の笑いを誘った。一方で高さんは、昨今の日中関係にふれ「交流が続けばきっと良くなる。中国と日本の絆は断たれない」と述べた。

 その後、留学生が中国の歌を日本語で合唱したほか、中国帰国者の会会員のヤンコ踊りに参加者も交じって楽しんだ。

 宴もたけなわの中、会はお開きに。しかし、名残を惜しんだ多くの参加者が会場に残り、しばし歓談を続けた。


留学生らと友好ソング歌う―秋田地区日中・秋田県女性委

 秋田県秋田地区日中友好協会(小木田喜美雄会長)と同県日中女性委員会(石黒かほる会長)は陰暦の大晦日に当たる2月9日、秋田市内のホテルで「春節を祝う会」を開いた。留学生と春節休みで来日中の家族を招待し、市民や会員らと合わせて約40人が参加。共に新春を祝った。

 開会にあたって、県日中の友好ソング「友好の翼」を斉唱。続いて小木田会長があいさつし、「今のような厳しい時こそ、民間交流が力を出す時。みんなで頑張ろう」と呼びかけた。

 歓談に入ると、「友好の翼」に即興で振りをつけたダンスが始まり、会場は大いに盛り上がった。会員らが用意した景品を賞品に、ビンゴ、カラオケ、ジャンケンゲームと次々に楽しいゲームも行われ、熱気溢れる会となった。

 最後は秋田県民歌を全員で合唱。一層連帯感も高まり、参加者たちは花見の会での再会を約束した。


日中の児童が書き初め交流―豊橋地区日中 家族と一緒に訪れた子どもたちもいた 家族と一緒に訪れた子どもたちもいた

 愛知県豊橋地区日中友好協会(伊藤般展会長)主催の「第21回日中友好児童生徒書初展」が2月1日から3日まで、豊橋市松葉町のこども未来館で開かれた。市内の小中学生の作品363点と江蘇省南通市・青海省西寧市の児童の作品39点、合わせて402点が一同に展示された。

 日本児童の作品は「巳」「目標達成」など新年にちなんだもののほか、友好をテーマにした「相互支援」「温かい心」などの言葉が、伸びやかな筆運びで表現された。一方、中国児童の作品は、篆書、隷書など多彩な書体で漢詩や成語を書きあげたもので、子どもたちの作品を見ようと訪れた家族連れや、市民らを感心させた。

 3日には、優秀作品の表彰式が行われ、協賛の中国大使館教育処賞、駐名古屋中国総領事賞、豊橋市長賞などの特別賞が、48人に贈られた。