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ニュース2013年 2月25日号のニュース

中国大使館が日中友好7団体と東京で新年会
新年会の模様。2月5日、東京・港区の中国大使館で 新年会の模様。2月5日、
東京・港区の中国大使館で

 駐日中国大使館は2月5日、(公社)日中友好協会を含む日中友好7団体などの代表を招いて、東京の同大使館で新年会を開いた。各界から約200人が出席し、日中関係の改善を目指し、互いに努力し続けていく決意を確かめ合った。駐日中国大使が、このような新年会を催すのは初めて。

 新年会は程永華・駐日中国大使が主催。当日は、大使館各部門の公使、公使参事官、参事官らが出席した。協会からは加藤紘一会長、橋本逸男副会長ら役員が出席。1月に習近平・中国共産党総書記と会談した山口那津男・公明党代表ら国会議員の姿も多く見られた。

 冒頭で程大使は、昨年の日中国交正常化40周年を尖閣問題で十分に盛り上げられなかったことに、「大使として心が痛んだ」と述べた。それを踏まえ程大使は「今年は中日平和友好条約締結35周年だがムードはまだ高まっていない。条約の意義をもう一度考え、『両国は平和、友好でいくしかない』という気持ちでともに努力しよう」と呼びかけた。これに対し出席者たちは賛同の拍手で応えた。

 続いて友好7団体の代表がそれぞれあいさつした。加藤会長は、1月に訪中した協会代表団について報告し、「政府間はまだ難しい状態が続くかもしれないが、『民間は仲良くやろう』というようなやり取りがあった。日中の礎は民間でもう一度作ろう」と決意を語った。また、加藤会長は「程大使は民間を大事にして付き合ってくれる得がたい人だ。大変だろうが、もうしばらくの間、頑張ってほしい」と述べた。

 乾杯の後、出席者たちは食事をしながら大使館員と親しく語り合い、友好を深めた。

 出席した江田五月(公財)日中友好会館会長は、「政権が変わっても日中関係は変わらないし、引っ越しもできない。頑張るしかない」と話した。

程大使、1月の協会代表団を評価

 1月の協会代表団の訪中について、新年会の会場で程永華大使は本紙の取材に対し、「中日の友好ムードが盛り上がっていない難しい時期に、自らの努力で訪中し、状況を打開して良い方向へもっていってくれた。非常に大きな役割を果たしてくれ、高く評価している。感謝したい」と答えた。

中国の元卓球世界王者、荘則棟氏が死去

 中国を代表する卓球選手として活躍した元世界王者の荘則棟氏が2月10日、がんのため北京で亡くなった。72歳だった。

 荘氏は1961年に卓球の中国代表チームに加入し、世界選手権ではその年の北京大会から男子シングルスで3連覇を達成した。

 米中冷戦時の71年には名古屋で開かれた世界選手権に出場。米国人選手と交流したことがきっかけで、中国が米国選手団を招待することがまとまり、後の米中国交正常化へとつながった「ピンポン外交」の立役者としても知られる。国家体育運動委員会主任(スポーツ相)も務めた。

 日本や日本の元卓球選手との交流も多く、現役引退後の87年に日本人女性と結婚した。

荘さんの卓球は“世界遺産”―木村興治・日本卓球協会副会長

 現役時代に4、5回対戦したライバルであり、親友。1月に協会代表団の一員として北京を訪れた時、お見舞いしようと奥さんに電話したが、会うのは厳しいという雰囲気だった。電話口で「木村…」と話す荘さんの声は細く、私は「頑張って」を繰り返した。

独特の卓球で世界にインパクトを与えた。彼の卓球は世界遺産。純粋な人柄で、プレーとともに多くの卓球愛好家から愛された。

各地で新年会開かれる
10年ぶりにパーティー形式で開く―岐阜県日中

 岐阜県日中友好協会(杉山幹夫会長)は2月10日、岐阜市のホテルで10数年ぶりにパーティー形式での新年会を開いた。岡﨑温・NPO愛知県日中友好協会副会長や岐阜県・市の関係者ら来賓のほか、中国の留学生らを含む計100人が参加し親睦を深めた。

 岐阜県日中では近年来、「日中経済懇談会」という講演会を主体とした新年会を開いてきた。しかし今年は、岐阜市が友好都市の浙江省杭州市と交換した「日中不再戦」の碑を建立してから50周年であることや、日中関係がギクシャクしている今こそ「草の根交流を推進させたい」という思いから、参加者が気軽に親睦を深められるようパーティー形式で行った。

 村瀬恒治・同日中副会長や岡﨑副会長らの挨拶に続き、懇談会がスタート。当日は留学生らによる日本での苦労話の披露や、カラオケなども行われ大盛況。参加者から「来年も開催してほしい」といった声が上がるなど、パーティー形式は好評だった。


留学生が中学生に授業を行う―奈良県日中 中学生に教える留学生 中学生に教える留学生

 奈良県日中友好協会(辻井誠行会長)は1月23日、県内の大学に通う中国人留学生4人を講師として招き、奈良市立春日中学校の生徒を対象に授業を行ってもらった。

 この企画は、日本の学生に中国の実情を知り、国際理解を深めてもらうことを目的に実施。2011年に始まり、今回で2回目。

 初めに全体集会が開かれ、留学生の故郷の紹介やクイズが行われた。その後、4クラスに分かれ、留学生それぞれが授業を行った。

 留学生は事前に担任の教師との打ち合わせで内容を決定、授業では資料などを上手に活用し工夫を施した。

 生徒は「西安の遺跡」や「魯迅の人柄」などの授業内容に興味津々で、積極的に質問。最後に、「謝々」や「再見」などの中国語で留学生に感謝の気持ちを伝え、授業は大成功に終わった。


中国料理作り春節ムードたっぷり―栃木県日中

 栃木県日中友好協会(高橋文吉会長)は2月9日、同県宇都宮市のとちぎ福祉プラザで「春節料理を楽しむ会」を開いた。同日中主催の中国語教室の受講生を中心に約30人が参加し、中国料理作りを楽しんだ。

 初めに高橋会長が「私たちの民間交流はますます熱くなっている。宇都宮の名に恥じない餃子を楽しく作りましょう」と挨拶した。

 会場は縁起物が飾り付けられ春節ムードたっぷり。参加者は中国人講師の指導の下、餃子と中華サラダ作りを楽しんだ。

 乾杯後、試食を開始。できあがった一部の餃子には硬貨が混ざっていて、知らずに食べた参加者はびっくり。「硬貨が混ざった餃子に当たると金運が良い」との講師の説明に対し、周りから「お金を貸して」と冷やかしの声が上がった。

 参加者は料理体験に大満足。「もっと料理を教えてほしい」などの感想が聞かれた。


66人で新年互礼会―和歌山県日中

 和歌山県日中友好協会(岩橋延直会長)は1月19日、和歌山市内のルミエール華月殿で新年互礼会を開いた。会員のほか、地元の留学生学友会、華僑総会、国際交流団体などから66人が出席。来賓として仁坂吉伸県知事や駐大阪中国総領事館総領事代理の胡元元・領事アタッシェ、衆議院・県議会・市議会議員らも出席し、共に新年を祝った。

 開会に当たり、中西陸明理事長兼副会長は「21世紀はアジアの時代。日本と中国が手を携え、全世界的な見地に立って、世界の文化を引っぱっていかなければならない」と話し、改めて日中が協力することの重要性を強調した。

 会場では、日中友好のために力を合わせていこうとの話題を中心に会話が弾み、ピアノの生演奏のほか、胡領事アタッシェがテレサ・テンの歌を披露。最後には全員で「北国の春」を合唱し、和気あいあいと楽しんだ。


日中関係テーマに講演会開く―神奈川県日中

 神奈川県日中友好協会(牧内良平会長)は2月4日、横浜市の崎陽軒本店で新春交歓のつどいを開いた。講演会と懇親会の2本立てで、会員ら約60人が参加した。来賓として(公社)日中友好協会から村岡久平理事長、駐日中国大使館から汪婉参事官(大使夫人)、横浜華僑総会から謝成發会長らが出席した。

 始めに小島明政策研究大学院大学理事兼客員教授(同日中副会長)が政権交代後の日中関係をテーマに講演した。小島教授は、ここ数年間の世界情勢の変化を説明し、中国の今をしっかり見つめることの重要性を解説。その上で「魅力的な日本を築きつつ、多面的な交流を進めていくことが大切」と述べた。

 続いて場所を移して懇親会が開かれた。あいさつした牧内会長は、今年が神奈川県—遼寧省の友好県省30周年、横浜市—上海市の友好都市40周年であることを紹介。今年の活動として、訪中団を通じた交流を図っていきたいと話した。


麻雀ビンゴゲームで盛り上がる―千代田区日中

 東京都千代田区日中友好協会(田邊恵三理事長)は2月9日、区内の中華料理店で総会と新年会を開いた。新年会には毎年中国人留学生を招待しており、今年は12人が参加。石川雅己区長ら来賓と会員と共にテーブルを囲み、ビンゴゲームで盛り上がった。

 新年会の冒頭、あいさつした田邊理事長が「今年は巳年。蛇の脱皮のように現状のカラを破り、日中友好のムードを作っていきたい」と話すと、参加者から賛同の拍手が沸き起こった。

 会では、会員が中国の思い出を披露したり、留学生が出身地の春節の習慣を紹介したりと、テーブルごとに会話が弾んだ。

 麻雀(マージャン)のパイを使ったビンゴゲームも行われ、参加者たちはカードを片手に「あ~、はずれた」「ビンゴ!」とにぎやかな声を上げて楽しんだ。景品として全員にワインやチョコレート、ひな飾り人形などが当たり、留学生たちを喜ばせた。


留学生と節分も一緒に楽しむ―富谷町日中 自己紹介する留学生ら 自己紹介する留学生ら

 宮城県富谷町日中友好協会(水戸雄二会長)は2月3日、町内の町上会館で新春の集いを開催した。来賓の県議会議員や武智英生・県日中事務局長、中国人留学生ら計23人が参加。節分の豆まきを中心に、多彩な内容で盛り上がった。

 水戸会長の挨拶に続き、参加者が「町民歌」を中国語で合唱。景品が当たる「日中の地名の読み方クイズ」なども行った。

 豆まきでは留学生に「鬼は外」の掛け声のほか、節分の由来などを説明。「鬼」の意味が日中で異なるといった話題も上がった。

 中国には無い風習を体験し、留学生たちは「楽しくて時間があっという間に過ぎた」と話した。

祝!会報100号

 同日中の会報「TNC(とみやにほんちゅうごく)通信」が、今年の1月号で、創刊100号を迎えた。

 同日中は情報の提供による会員同士の絆の強化や、会員数の拡大を目標に、2004年12月に会報を創刊。会報は水戸会長の手作りで、水戸会長は「更なる工夫が課題で、挑戦中だ」と、発行の継続に意気込む。


日中FTAの必要性を学ぶ―北上市日中

 岩手県北上市日中友好協会(平野牧郎会長)は1月14日、市内のブランニュー北上で、新春講演会および交流会を行った。県日中会員や高橋敏彦北上市長ら来賓を含む約60人が参加した。

 講師は、日本貿易振興機構(ジェトロ)理事の中村富安氏(写真)が担当。中村氏は日中間のFTA(自由貿易協定)と、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)をテーマに講演を行った。

 中村氏は「自由貿易を避けると、やがて日本は孤立する。TPPは安全保障やエネルギー問題も含んだ覇権争いだ」と強調。自由貿易交渉への参加の必要性を説いた。

 その後、交流会が行われ、参加者から「TPPに対しては良くないイメージばかり持っていたが、深く理解できた」といった感想が聞かれた。また、中国でボランティアを行っている会員の話題などに花が咲いた。