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ニュース2013年 2月5日号のニュース

協会が第5回定例理事会開く 2013年度の活動計画決まる

 (公社)日中友好協会は1月23日、東京・千代田区の如水会館で第5回定例理事会を開いて2013年度事業・活動計画を固めた。活動計画には青少年交流を中心とした交流事業の積極的な展開や、各種代表団の派遣などが盛り込まれた。また友好都市間の交流促進に向け、日中間の「市民卓球交流」を全国的に推進し、地方自治体などに働きかけていくことも決まった

 定例理事会は22人が出席し、岡﨑温常務理事が議長を務めた。

冒頭であいさつした加藤会長は「近く協会代表団で訪中する。日中の難局を何とかしたい」と述べ、関係改善へ意欲を示した。

 議事では主に2013年度の事業・活動計画案について討議し、9項目からなる計画案を承認した。毎年力を入れている青少年交流は引き続き重視し、そのうえで各種代表団の派遣・受け入れを積極的に行う。また、中国大学生のインターンシップ事業の展開も模索していく。

 一方、日中間で初の友好都市誕生(神戸市・天津市)から今年で40周年になるのを機に、地方間交流の促進にも意欲的に取り組む。協会は、(公財)日本卓球協会と協力し、「日中市民卓球(ママさん卓球)交歓大会」(仮称)の開催を全国に働きかける。大会は一カ所で開催するものではなく、友好都市が互いに訪問し、それぞれ開催する。大会開催に向けたサポートを協会は行い、友好都市同士が卓球を通じて交流を深めることを促す。

 このほか、今年が日中平和友好条約締結から35周年になるのを記念して、継続35年以上の協会員を6月に開く総会の席で表彰することなども決定した。

2013年度の主な事業・活動計画
○交流事業の促進(青少年交流、各種代表団の派遣・受け入れ、中国大学生インターンシップ事業)
○中国政府奨学金生(公費留学生)事業
○中国語普及事業(スピーチコンテスト)
○友好都市間の交流促進(市民卓球交流)
○会報事業(『日本と中国』の発行)
○出版事業(友好手帳の販売など)
○中国知識検定の実施に向けての研究・準備
○その他の事業(漢字の由来に関する展示会・巡回写真展の開催、満蒙開拓平和記念館開館に向けた支援、囲碁交流の推進など)

懇談会で意見交換も

 当日は定例理事会の後に懇談会も行われ、今後の協会活動への前向きな意見を出し合った。

 今年4月に「満蒙開拓平和記念館」(長野県・阿智村)のオープンを控える河原進・同記念館事業準備会会長(飯田日中会長)は「日中双方の平和を願う思いで建てている」と述べ、オープン後の来館を呼びかけたけた。

日中友好新年会に250人が出席 決意新たに
あいさつする程永華・駐日中国大使 あいさつする程永華・駐日中国大使

 (公社)日中友好協会とNPO東京都日中友好協会が主催の「2013年日中友好新年会」が1月23日、東京・千代田区の如水会館で開かれた。

 新年会には、各県協会の役員・会員のほか、程永華大使ら駐日中国大使館職員、江田五月(公財)日中友好会館会長ら日中関係者や国会議員など約250人が出席し、昨年から冷え込む日中関係の改善に向けた決意を新たにした。

 主催者を代表してあいさつした加藤紘一会長は「慌てず、じっくり、幅広く、そして今までよりもずっと深く、日中友好の礎をもう一度積み重ねていかなければならない」と述べ、関係改善への意欲を示した。

 続いてあいさつした程大使は、今年が日中平和友好条約締結35周年であることにふれ、「友好条約の趣旨、精神をもう一度考え、われわれは行動する必要がある」と述べた。

 また、公務で欠席した城内実外務大臣政務官の祝辞を遠山茂外務省中国・モンゴル課地域調整官が代読。協会の地道な活動を評価し、日中相互理解への更なる貢献を期待するメッセージを伝えた。

 宇都宮徳一郎・東京都日中会長の音頭で乾杯が行われた後、出席者たちは食事をしながら和やかに歓談した。

 日中関係が冷え込むなかでの明るい話題だったこともあり、会場にはメディア関係者の姿も見られた。

各地で新年会開かれる
講演会で日中関係を再学習―NPO福井県日中

 NPO福井県日中友好協会(酒井哲夫会長)は1月17日、福井市の国際交流会館で新年会を開いた。馬興無・駐名古屋中国総領事館領事や田中敏幸・県議会日中友好議員連盟会長ら来賓を含む約100人が参加した。また、日中関係を改めて学習する場として、新年会に先立って今年は講演会も実施、凌星光・福井県立大学名誉教授を講師に招いた。

 凌名誉教授は尖閣問題で冷え込んだ日中関係の打開策について、「経済や文化が発展するには、自治体レベルでの交流が欠かせない」と指摘。聴講者からは、感銘を受けて両国の友好促進を願う様子がうかがえた。

 懇親会では田中県議連会長らが、今年が県と浙江省の友好県省締結20周年であることについてふれ、「記念行事を成功に導きたい」と挨拶した。

 当日は浙江省から派遣された国際交流員や技術研修員らも参加し、会員らと交流。日本舞踊花柳流の双福会が「千代の松」などの寿舞を披露し、会場に花を添えた。


“頑張って友好関係盛り上げよう”―NPO愛知県日中 乾杯をする参加者ら 乾杯をする参加者ら

 NPO愛知県日中友好協会(後藤淳会長)は1月16日、名古屋市のホテルで「日中友好新年のつどい」を開いた。会員のほか、駐名古屋中国総領事館の張立国総領事ら6人、近藤昭一・日中友好議員連盟幹事長ら来賓を含む計150人が参加した。名古屋姉妹友好都市協会(住田代一会長=名古屋市副市長)と共催した。

 後藤会長は「今年は日中平和友好条約締結から35周年。われわれは今こそ条約の精神に立ち返り、友好関係を発展させていかなければならない」と挨拶。さらに後藤会長は「領土問題という個別の問題で、日中間の大局が損なわれてはいけない」と強調した。

 その後、住田会長の乾杯の挨拶で懇談がスタート。毎年恒例の抽選会が行われ、賞品には中国の酒や工芸品などが用意された。

 昨年は尖閣問題の発生で日中関係は冷え込み、中止された記念事業も少なくなかった。会場ではそんな晴れない雰囲気を吹き飛ばすかのように「民間のわれわれが頑張って日中交流を盛り上げよう」といった前向きな声が多くの参加者から聞かれた。


交流の継続発展を確認―京都府日中

 京都府日中友好協会(田中彰寿会長)は1月12日、京都市内の桃園亭で新年賀詞交歓会を開いた。孔多孜(コンドズ)・玉素甫(ユスフ)・駐大阪中国総領事館副総領事、鄭正勝・京都華僑総会会長、門川大作・京都市長らのほか、NPO大阪府日中友好協会役員ら計77人が参加した。日中友好親善京都府議会議員連盟と共催した。

 冒頭、主催団体代表や来賓が、昨年に起きた尖閣問題を踏まえ挨拶。田中会長は「こんな時こそ民間交流の大切さを再確認し、友好親善の実(じつ)を挙げる努力をしたい」と述べた。

 門川市長は、今年の京都府と陝西省の友好提携30周年についてふれ「厳しい状況だが、民間の文化交流を大切に継続発展させていきたい」と話した。また、孔多孜副総領事は「今年はみなさまの協力を得て、より良い両国関係を築いていきたい」と話した。

 挨拶に続き、二之湯智・参議院議員の発声で乾杯。参加者はみな普段から親交が深く、2時間半におよぶ交歓会は終始和やかに続いた。


李天然総領事らと“新春の集い”―福岡県日中

 福岡県日中友好協会(松本龍会長)は1月16日、福岡市内のレストランで新春の集いを開いた。会員のほか、駐福岡中国総領事館から李天然総領事ら3人、県内地区日中役員らを来賓として招き、計25人が参加した。

 松本会長は「両国関係が困難な時にこそ、民間交流の意義は大きい。私たちにはしっかりと手を携えて困難を克服していく使命がある」と挨拶した。

 李総領事は「九州と中国は友好交流の歴史が古く、密接な関係にある。昨年は中日関係が冷え込んだが、今年は交流を正常に戻すために頑張りたい」と話した。

 懇談会は県内地区協会の活動紹介や、会員数の増加促進などの話題で盛り上がった。


鄧小平の言葉に305人が決起!―NPO大阪府日中

 NPO大阪府日中友好協会(谷井昭雄会長)は1月17日、大阪市のホテルで日中新春互礼会を開いた。孔多孜(コンドズ)・玉素甫(ユスフ)・駐大阪中国総領事館副総領事や綛山(かせやま)哲男・大阪府副知事ら来賓を含む計305人が集まった。

 谷井会長は挨拶で、かつて鄧小平が残した「中日友好前程似錦(中日友好の前途は錦のように有望だ)」という言葉を紹介。これは1978年に日中平和友好条約の批准書交換のために来日した鄧小平が、松下電器産業(株)を訪問した際に色紙に残した言葉で、それを踏まえ谷井会長は「未来につながる大局観に立ち、お互いの違いを認めながら共通の場を根気よく広げて行く努力が大切だ」と述べた。

 当日は昨年に同日中が行ったイベントに出演した歌手らも参加するなど大盛況。会場では「日中友好に貢献できることは協力していきたい」といった声が聞かれた。


新年座談会で県との協力を確認―長野県日中

 新年を祝い、長野県日中友好協会(井出正一会長)は1月17日、長野市内のホテルで恒例の日中友好新春座談会と新年会を開いた。県内各地から140人が出席。県の大型訪中団への協力や中学生の卓球交流など、今後の交流計画を確認した。

 会の冒頭井出会長は、今年は長野県と河北省の友好県省30周年で、秋には阿部守一知事を始めとする大型訪中団の派遣が予定されていることを紹介。「県訪中団に協力し、日中関係を解きほぐす役割を果たしていきたい」と決意を述べた。

 座談会では、今後の交流計画として、河北省の選手を招いての中学生卓球交流大会の開催や、4月に開館予定の満蒙開拓平和記念館との運営協力などが確認された。それを踏まえたディスカッションでは、困難な状況下でどう前向きに活動を展開していくかについて意見が交わされた。

 新年会には阿部知事や駐日中国大使館の湯本淵公使参事官らも出席した。

寒山寺で年越し、34年目の除夜の鐘―池田市日中

 大阪府池田市日中友好協会(倉田薫会長)は、江蘇省蘇州市政府の招待に応じ、恒例の大晦日に寒山寺の除夜の鐘を聞く訪中団を派遣。2012年12月30日から13年1月3日までの日程で、蘇州のほか上海市、無錫市などを訪問し、各地で歓待を受けた。大晦日には寒山寺に詣で、大勢の外国人観光客と共に鐘の音に耳を傾けた。

 大晦日に寒山寺の除夜の鐘を聞く活動は、地方都市間の交流を進めようと、藤尾昭同日中名誉会長が始めたもの。34回目となった今回は藤尾名誉会長、倉田会長夫妻らを含む15人が参加した。

 蘇州の地元紙「蘇州日報」は1月1日の紙面で大晦日の寒山寺の様子と活動の由来を紹介し、「改革・開放政策が採られて以来、最も早くに始まった記念行事のうちの一つ」と伝えた。

川越市日中に女性委員会「杏の会」が発足

 埼玉県川越市日中友好協会(本田幸子会長)は1月13日、市内の川越プリンスホテルで10周年記念大会を開いた。田中寛県日中友好協会会長、孫永剛駐日中国大使館一等書記官ら来賓を含む53人が出席。活動を振り返ると共に、同日設立された女性委員会「杏の会」の出発を祝った。

 川越市日中は発足以来、市と共催の中国語教室、太極拳教室を中心に活動を展開してきた。10周年の節目を迎え、若い世代の参加を得て、今回女性委員会の設立となった。委員長は関根登代美さん。具体的な活動内容は協議中だが、県日中の女性委員会と協力して活動を進める予定だ。

 記念大会では特別ゲストとして、女優で日中友好映画祭の開催を手がける耿忠さんが講演。昨年の「東京中国映画週間」への思いなどを話し、参加者からは「心に染みた。優しくて深い人柄にも感動した」などの感想が聞かれた。

女子留学生が華やかな着物姿―山形県日中女性委
華やかな着物姿に感激 華やかな着物姿に感激

 山形県日中友好協会女性委員会(大川多恵子会長)は昨年12月9日、同県上山市のホテルで留学生との交流会を開いた。中国の女子留学生7人が招かれ、着付けや茶道などを通して日本の伝統文化にふれた。

 交流会は留学生に大人気で、参加希望が殺到。着付けの都合で、昨年10月に初来日した学生を招待した。

 留学生は知識はあるものの、実際に日本の伝統文化にふれるのは初めて。華やかな着物姿を披露した(写真)ほか、茶道の作法や温泉も体験した。「日本の着物はとてもきれい。着付けの写真を中国の両親に送ります」などの感想が聞かれ、感激のあまり涙を流す留学生もいた。