会報『日本と中国』

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ニュース2013年 1月25日号のニュース

第30回中国語スピーチコンテスト、20人が実力競う
遠山地域調整官から外務大臣賞を受け取った外山さん(右) 遠山地域調整官から外務大臣賞を受け取った外山さん(右)

 (公社)日中友好協会主催の「第30回全日本中国語スピーチコンテスト」全国大会が1月13日、東京・文京区の日中友好会館で開かれた。全国19の都道府県大会を勝ち抜いた20人が実力を競い、大学生部門では中国語学習の楽しさ、魅力について語った外山一成さんが、高校生・一般部門では過去に聞いた残留孤児の話をもとに「母」について語った深田嘉男さんが、それぞれ第1位に輝いた。

 主催者を代表してあいさつした村岡久平理事長は、30回の節目を迎えたことについて、「継続は力なり。多くの成果を積み上げてきたこの大会を末永く開催したい」と述べた。

 一方、輿水優・審査委員長(東京外国語大学名誉教授)は、尖閣問題による日中対立の現状にふれ、「言葉の(やりとりの)問題も原因の一つ。大会開催はその改善のための手助けの一つになれる」と述べ、中国語学習を通じた日中の相互理解を目的としているスピーチコンテストの意義を改めて強調した。

 今大会は、中国での留学経験の無い外山さんと、70歳の深田さんが第1位となったことが幅広い学習者層に刺激となった。また「相互理解」や「心の交流」などについて表現した内容が多く、出場者の日中関係改善への思いもうかがえた。

 講評した横川伸・東洋大学名誉教授は、「全体的にレベルが高く、甲乙付けがたかった」と振り返った。

 当日は、遠山茂・外務省中国・モンゴル第一課地域調整官、中国大使館から孟素萍一等書記官、王麟・張浩帆両三等書記官、王昆・日中友好会館中国代表常任理事、内藤裕之・国際文化フォーラム常務理事、関誠・日中経済協会理事ら来賓を含む約200人が来場した。

 朗読部門の入賞者による発表会も行われ、賞状の授与は橋本逸男副会長が行った。

※入賞者一覧は「活動の紹介」ページを参照

新旧中国大使歓送迎会開かれる、日中友好7団体主催
握手を交わす丹羽前大使(左)と木寺新大使 握手を交わす丹羽前大使(左)と
木寺新大使

 (公社)日中友好協会など日中友好7団体は昨年12月20日、東京都内のホテルで新旧中国大使歓送迎会を開いた。赴任を目前に控えた木寺昌人新大使と、帰任した丹羽宇一郎前大使の歓送迎に、玄葉光一郎・外務大臣、程永華・駐日中国大使ら来賓のほか、日中の各界人士ら総勢約700人が出席。協会からは橋本逸男副会長や村岡久平理事長ら多くの役員・会員が出席した。

 挨拶で丹羽前大使は「日中関係はこれ以上悪化せず、回復していく。大使は良い時期に赴任される」と木寺大使を激励。さらに「日中関係を発展させる道は一つ。それは、あらゆる分野、年齢層での交流だ」と強調した。

 一方、木寺大使は「日中関係の回復を優先課題とし、多くの人に会い、足で稼ぐ外交を実践したい」と抱負を述べ、さらに「中国進出した日本企業の支援。また、特に青少年交流に尽力していく」と意気込みを述べた。

 乾杯を終えると、新旧大使の前には長蛇の列ができ、日中関係改善を願う友好人士らの熱意がうかがえた。

日中囲碁交流“勝ち負けよりも友好”、NPO東京都日中が実施
対局中の会場の様子 対局中の会場の様子

 NPO東京都日中友好協会(宇都宮徳一郎会長)は2012年12月1日、東京都豊島区で第15回となる囲碁大会を開いた。40人を超える日中の参加者が集まり、囲碁を通じて交流を深めた。

 同日中では毎年の大会開催のほか、愛好者らで組織する訪中団の派遣などを実施。勝ち負けよりも、囲碁を通じた日中の市民交流を重視している。冒頭の挨拶で中野修実行委員長(=同日中常務理事)は宇都宮会長が過去に話した「交流なくして友好はない」という言葉を紹介した。

 ルールは、日中各21人が碁の実力の近い選手と対局する日中戦で、相手を変え全3回戦。初めは真剣な表情だった双方の選手も、対局が終わると会話で打ち解けた。日本側は結果的に24勝39敗で敗れたものの、成績発表では「日本側の囲碁の腕が上がってきている」と講評された。参加した横川和夫さんは「今回の対局で上達したと思う」と話した。

 対局後の懇親会には50人以上が参加。参加者からは「友達ができた」「もっと碁を打ちたい」などの声が聞かれた。

千葉県日中が日中交流書画展を開く
合作した山水画の前に並ぶ溝口、種谷、朱の3氏(左から) 合作した山水画の前に並ぶ
溝口、種谷、朱の3氏(左から)

 千葉県日中友好協会(早川恒雄会長)は2012年12月11日から16日まで、千葉市美術館の市民ギャラリーで日中国交正常化40周年記念「日中交流書画展」を開いた。開幕式には中国大使館から孟素萍一等書記官、(公社)日中友好協会から高野倉和央常務理事兼事務局長、日中友好千葉県議員連盟から本清秀雄会長らが出席した。書画に興味を持つ人たちを中心に、期間中の参観者は555人に上り、新聞やテレビで取り上げられた。

 展示されたのは上海市の山水画家朱順林さん、千葉市の書家種谷萬城さん、佐倉市の水墨画家溝口墨道さんの3人の作品約100点。このほか県協会会員で、書家の飯髙和子さん、牧きぬさんの作品も1点ずつ出品された。

 日中の政治関係悪化を受けて各地で展覧会の中止が相次ぐ中、開催が心配されたが、朱さんが直接上海から作品を持ち込むなど、開催に向けて準備を進めてきた。

 開幕式では、朱さん、種谷さん、溝口さんによる山水画の実演が行われた。日中友好が永遠に続くようにとの願いを込めて「源遠流長」と名付けられた作品は、訪れた人々の注目を集めた。

スピーチコンテスト宮城県大会が開かれる

 宮城県日中友好協会(江幡武会長)は2012年11月4日、仙台青年文化センターで、中国語スピーチコンテスト宮城県大会を開いた。スピーチと朗読中級、初級の3部門に合わせて20人が出場し、日頃の学習の成果を競い合った。

 今大会には、県内の高校・大学で中国語を学ぶ学生のほか、社会人や隣県山形からの参加者も。この大会が日頃の成果を発揮する場として、中国語学習者に広く認識されるようになってきたことを印象付けた。審査員からは「年々レベルが高くなっている」との評価が聞かれた。

 スピーチ部門で優勝した東北学院大学3年生の笠原瞳さんは全国大会に推薦され、11月末に行われたテープ審査の結果、全国大会への出場が決まった。

 審査の合間には、仙台地区中国学友会の留学生による模範朗読や中国の歌、仙台在住の馬頭琴奏者・バヤラトさんの勇壮な演奏が披露され、会場を盛り上げた。

盛岡市日中が留学生招き、クリスマス交流会

 岩手県盛岡市日中友好協会(樋下正信会長)は2012年12月22日、市内の樋下第2ビルで「日中友好 中国人留学生とのクリスマス交流会」を開いた。県内の大学に通う中国人留学生ら19人と、日本人26人が参加。第1部のシンポジウムを通して相互理解を深め、第2部ではパーティーを楽しんだ。

 同日中にとって、シンポジウムと交流パーティーの2部立て開催は初めて。参加者たちはまず「身近な中国文化・日本文化」「これからの草の根交流」など4つの分科会に分かれ、自己紹介からスタート。意見を出し合う中でお互いへの理解を深め、打ち解け合った。

第2部のパーティーはさらに盛り上がり、主催した参加者からは「これまでの交流会では、留学生同士日本人同士で固まってしまう傾向があったけれど、今回はよりよい交流ができた」との感想が聞かれた。

NPO大分市日中が「友好文化祭」開く
一緒に「世界に一つだけの花」を合唱する出演者と観客 一緒に「世界に一つだけの花」を合唱する出演者と観客

 NPO大分市日中友好協会(岩崎泰也会長)は2012年12月9日、市内の商店街ガレリア竹町ドーム広場で日中国交40周年記念「おおいた日中友好文化祭」を開いた。市日中、大分県華僑総会、大分県内の6大学の中国人留学生代表による実行委員会の主催。初雪が舞う寒さにも関わらず、用意した椅子は満席。買い物に訪れた人たちも足を止めて見入る大盛況となった。

 大分東明高校吹奏楽部のファンファーレで幕を開けた文化祭は、留学生と大学・高校・中学生らがパフォーマンスを披露。中国舞踊、古楽器の演奏、太極拳演舞、こども神楽など華麗なステージが観客を魅了し、最後は観客も一緒に「世界に一つだけの花」の大合唱で締めくくった。

 文化祭は9月に開催予定だったが、尖閣問題を受け延期に。しかし今こそ交流が必要との思いで準備が進められてきた。委員会メンバーで別府溝部学園2年の馬金漫さんは「この時期の開催はとても有意義だった。年配の人から、これからも日中友好をと言われ感動した」と感想を話した。

福岡市日中が李天然総領事らと夕食会

 福岡県福岡市日中友好協会(中村元気会長)は2012年12月10日、李天然駐福岡中国総領事館総領事の招きで、中華料理店・大名華風での夕食招待宴に参加した。市協会からは中村会長ら10人、領事館からは李総領事ら7人が出席。食事やカラオケを楽しみ、今後の交流活動について語り合った。

 会に先立ち、李総領事は「中日間が厳しい時期だからこそ、民間交流の継続が何より大切」とあいさつ。中村会長が「日中友好協会は60年以上の歴史を持つ。要の友好団体として、これからも活動していきたい」と応えた。

話題の中心となったのは交流活動で、お互い「国レベルでは対立があっても、地域の民間交流は続けていく」ことを確認。2月に市協会が開催する牡蠣(かき)狩りに、領事館職員と家族ら34人が参加することも決まった。

 思い出話や料理の話などでも盛り上がり、参加者たちは和やかに楽しい時間を過ごした。

神奈川で徐福研究フォーラム

 神奈川徐福研究会(田島孝子会長=神奈川県日中友好協会理事)主催「徐福フォーラムin神奈川」が2012年12月3日、県内で開かれ、日本各地や韓国の研究者らが集まり研究発表や討論会を行った。市民を含む約100人が参加した。

 徐福は中国秦代の学者。始皇帝の命を受け不老不死の薬を求め、現在の韓国を経て渡来したとされる。同会では徐福に関する学習会や史跡巡りを通じて、日中韓の研究者らとの交流を行っている。

 基調講演で前田豊・フォーラム実行委員長は、徐福一行と神奈川、大和王権との関わりを述べた。続いて各地の研究者が発表や報告を行った。

 また、パネル討論が行われ、参加者らは徐福研究をどのように日中韓の友好につなげるかなどについて話し合った。