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ニュース2012年 11月25日号のニュース

登別市と広州市が友好都市提携

 北海道登別市と広東省広州市が、11月15日に友好都市提携を結んだ。同日午前、広州市の中国大酒店で調印式が行われ、尖閣問題の影響は無く双方の市長が調印した。登別市が海外都市と友好都市を結ぶのは3都市目で中国の都市では初めて。

 登別市は調印式に合わせて、小笠原春一市長をはじめとする代表団を派遣。地元の商工会議所や観光協会などのトップを含む11人が広州市を訪れた。佐々木勇司・登別日中友好協会会長も同行した。

 一行は調印式のほか、「広州国際都市経済貿易交流会」などにも出席し、中国国内の旅行会社や航空会社、広州市関係者らと意見交換を行った。

 両市の間には、すでに10年以上の交流の歴史がある。

 市の国際交流担当によると、両市の交流が始まったのは2000年で、市観光PR団が広州市で開かれた「旅遊展」に出展したのがきっかけだという。2年後の02年には市民訪問団を派遣し、広州市で「友好交流促進都市」関係を結んだ。

 それから10周年となる今年。両市は、観光中心の交流だけではない、幅広い市民レベルの交流を目指し、友好都市提携を結ぶことで合意した。初めに呼びかけたのは広州市だったという。

 小笠原市長は「友好関係をこれまで以上に強くしたい。地域がしっかりと連携し、登別から北海道、国に対して影響が出る動きをしていきたい」と抱負を語った。

 登別市はこの10数年来、「国際理解講座」や「餃子づくり」など通じて、広州市を幅広く市民に紹介している。首長同士の往来も数回にわたって実施しており、現在は、広州市出身の国際交流員が駐在している。広州市との交流に対する市民の理解も深い。

 日中関係の現状だけをみると、この時期に友好都市を結んだことは驚きに値する。しかし、両市にとっては、長い準備を経ての満を持しての締結だった。

中日友好協会派遣の中国大学生団が来日

 北京の日系企業などの集まりである中国日本商会が主催し、中日友好協会が派遣を担う「中国大学生《走近日企・感受日本》訪日団」が11月25日から12月6日まで来日する。

 一行は北京大学など5つの大学から集まった学生30人と、中日友好協会の活動にボランティアとして参加する学生5人を含む計40人。団長は、程海波・中日友好協会友好交流部部長が務める。

 中国の学生たちは、日本の大手企業を訪問し、慶應義塾大学などでは日本の大学生とグループ討論を行う。また、日本企業社員の家庭での、ホームステイも予定されている。

 本事業の目的は中国の大学生に日本の現実を知ってもらい、日本理解を深めてもらうこと。2005年に中国で起きた反日デモを目の当たりにした中国日本商会が「何とかしなければ」との思いで打ち立てた。07年から、これまで5年間で計10回実施し(第1期)、今回は第2期1回目となる。(一社)日中経済協会などが受け入れ団体として協力する。

留学生と手作り餃子を販売、熊本県日中
訪れた人々に手づくり餃子を販売する留学生たち 訪れた人々に手づくり餃子を販売する留学生たち

 熊本県日中友好協会(重岡和信会長)は10月6・7の両日、熊本市の恒例イベント「城下町大にぎわい市」にアジアンマーケット構成団体として参加した。留学生と会員らが、手づくり餃子や杏仁豆腐、マーボー豆腐丼などを販売し、好評だった。

 今年で9回目となるにぎわい市は、市中央区辛島公園から市民会館周辺までの一帯で開催。県内各地の特産品が勢ぞろいした他、アジアンマーケットには国際交流団体などが出店し、それぞれの交流地域の物産を紹介するテントが並んだ。

 県日中では、中国人留学生らが中心になって手づくりした水餃子を販売。訪れた人たちは「日本の餃子より肉が多くてジューシー」と、おいしそうに餃子を頬張った。

 「自分で餃子を作ったのは初めてだけど、楽しかった」という留学生もおり、留学生にとっても新鮮な経験となった。

NPO東京都日中が中国についての作文表彰式
同日中会長賞を授与される北村さん(左) 同日中会長賞を授与される北村さん(左)

 NPO東京都日中友好協会は9月30日、渋谷区で、日中国交正常化40周年を記念し一般公募した日本語の作文入賞者の表彰式と朗読会を行った。

 同日中は先に、「私と中国」をテーマに作文を公募、「中学生・高校生の部」に63人、「一般の部」に16人が応募した。同日中役員による厳正な審査の結果、「中学生・高校生の部」から高江洲真美さんと太田夏美さんが、「一般の部」から北村みのりさんと瀬名波優さんが入賞した。

 表彰式後、4人がそれぞれの作文を朗読。感情のこもった朗読に、会場は拍手喝采だった。役員は講評で「作文募集は小さなことだが、日中関係を考える上で意義があった」と述べた。

北海道で日中女性交流の集い開催
交流会参加者ら 交流会参加者ら

 北海道日中友好協会女性委員会(岩木みどり委員長)は10月27日、北海道札幌市で同会結成28周年を記念した日中女性交流の集いを開催した。女性委および北海道日中の会員、来賓の李璋発・駐札幌中国総領事館領事、大嶋薫・札幌日中友好協会会長らのほか、札幌大学孔子学院の女子留学生ら総勢63人が参加し、親睦を深めた。

 交流会に先立ち、佐藤飛利美・(有)クローバー観光社長が「したたかに、しなやかに、女子力を磨く」をテーマに講演。自身がこれまで行ってきた事業で苦労した体験を述べ、「いつでも周りの人に感謝する気持ちを忘れてはいけない」と強調した。

 その後、開会の挨拶に続き交流会がスタート。各種アトラクションでは参加者らが中国語の歌の合唱や二胡の演奏、日本の伝統芸能などを披露した。

 会場では紹興酒やキクラゲなどの中華食材が展示販売され参加者に大好評。交流会は大盛況で幕を閉じた。

石川・羽咋市日中が中国屋台を出店

 石川県羽咋市日中友好協会(高井勇学会長)は11月3日、同市で行われた文化祭に出店した。会員5人、同県華僑華人聯誼会の役員4人が参加し、屋外のブースで棒餃子や中華風鳥唐揚げ、音楽CDを販売した。

 同日中では毎年、協会のPRと中国の食文化を通じた市民との交流を目的に、同市の文化祭に参加している。今年はあいにくの大雨で、女性スタッフが会場の店で防寒具を購入するほど冷え込んでいた。

 河崎祐彦・同日中理事長は、昨今の尖閣諸島問題の影響から出店の見合わせも考えたが、「こういう時こそ民間交流を中止させてはいけない」と、決行。中国人スタッフの明るい笑顔としっかりとした挨拶は、買い物に訪れた市民に好印象だった。

 特に唐揚げが大人気で、市民は今年も出店を楽しみにしていたようだ。参加者減などの心配も杞憂に終わり、前年同様の売り上げだった。

大阪で中国語歌唱コンクール、36組が熱唱

 西日本地区「中国語歌唱コンクール」が11月10日、大阪府牧方市の関西外国語大学穂谷キャンパスで開かれた。今年で3回目の同コンクールは、駐大阪中国総領事館教育室と関西外国語大学孔子学院の主催で、NPO大阪府日中友好協会、枚方市日中友好協会などが後援。予選を通過した36組が出場した。

 コンクールは、中国語の歌を通して、学習者に交流の場を提供することを目的に開催。大学生・大学院生部門と一般部門があり、一般部門は、中国語を母国語としない高校生以上の人なら誰でも応募できる。

 今年は、高校生から中国語学習歴数十年のベテランまで20組が出場し、カラオケ映像をバックに、情感たっぷりにそれぞれの持ち歌を熱唱した。4時間半に及ぶコンクールは終始熱気に包まれ、審査員からは「回を重ねるごとに成功し、レベルが上がっている」との講評があった。